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環境・社会報告書 2006

 環境・社会報告書 2006のトップ トップコミットメント

特集

地球に優しく、人にも優しく

住まいの中でできる地球温暖化防止

オフィスビルにおけるCO2排出量の抑制と室内環境の快適性を求めて



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編集方針・対象範囲/期間



YKK APグループの環境・社会への取り組みについての第三者意見



環境省ガイドライン対照表

YKK APグループの環境・社会への取り組みについての第三者意見

YKK APグループの環境・社会活動について、海野みづえ氏による第三者の立場からの所見をお願いしました。本報告書をもとに、当社環境担当 取締役 萩野定雄と対談を行い、第三者レビューをいただきました。 

株式会社 創コンサルティング 代表取締役 海野みづえ YKK AP株式会社 環境担当 取締役 萩野定雄

YKK APの活動には、YKKグループの企業としてYKK精神「善の巡環」に基づく経営が社員の皆さんに根付いているという意識が強く感じられます。またYKK APは窓という住宅の開口部の製品を扱うことから、省エネルギーを中心に環境問題と強く関係しており事業のなかでの環境への配慮についてもかなり浸透しているといえるでしょう。

ウェブと冊子の両媒体を活用することでわかりやすい報告

本年の報告書は、詳細情報やデータをウェブで紹介し、冊子版はダイジェストとして読みやすい内容を目指すということで、媒体をうまく使い分けてわかりやすくなりました。ウェブによる情報開示については、詳細な取り組みを公開しており、それぞれのトピックに関心ある読者に理解を促進するものとなっています。
冊子版については、記載する内容を厳選されていますが、読者に活動のポイントが十分伝わっていないところが見受けられます。性能について細かく解説しようとするために、環境のメッセージがかえって弱くなってしまうのです。例えば、「地球環境に配慮したファサードシステム」の開発キーワードには地球環境との共生など10個が並んでいますが、建材に特徴のある絞り込んだテーマだけを強調する方がはっきりしてきます。
冊子版が一般読者に向けた説明を目指すのであれば、技術的な説明よりもそれが環境にどのようなよい影響を及ぼしているかに重点をおいた解説をこころがけていただきたいです。

エコプロダクツは消費者との接点

一般の消費者と企業の接点が商品です。自社の環境への取り組みを示すにあたっても、製品を通してそこにメッセージを載せていくことが必要です。YKK APではエコプロダクツの開発にも力を入れており、エコクローバー商品制度もつくっていますので、この考え方や評価基準の運用などについて記載がある方がよいと感じます。開発している商品が一部の技術者の思い入れでなく、企業として体系的・継続的に環境に取り組んでいることが理解できます。

社会報告でのステークホルダー関係

社会面における活動については、地域住民とのコミュニケーションや生活者の視点など、「人」への配慮が基本であり、「善の巡環」をベースにした活動そのものです。地域貢献活動をはじめとし地元と密着した活動をしていることが伺えますが、自らの取り組みばかりを記載するのではなく積極的に地域のステークホルダーとコミュニケーションしていくことがCSRの求めるところで、ステークホルダーの顔の見える報告が期待されます。今後事業展開が海外に広がれば、海外のステークホルダーの視点も含めることを忘れないでください。
(株)創コンサルティング
代表取締役 海野みづえ
プロフィール
千葉大学大学院修了後、経営コンサルティング会社勤務を経て、1996年(株)創コンサルティングを設立。

東京大学大学院 新領域創成科学研究科
非常勤講師
法政大学大学院 環境マネジメント研究科
非常勤講師
(社)日本能率協会 CSR登録主任講師
環境プランニング学会 理事
対談写真海野みづえ氏による萩野取締役への第三者レビュー(2006年7月YKK AP本社にて)