生活空間から都市空間まで、
時代に応え、未来を拓くYKK AP。

環境・社会報告書 2006

YKK APと社会


 従業員とのかかわり−安全衛生


YKK APは、人間尊重の経営理念に基づき、一人ひとりの幸せを願う志と心を大切にし、一切の労働災害を許さない厳しい姿勢で、安全と生産の一体化を図り、働く人の安全と健康の確保に向けて行動することを基本理念に、健康で安全な快適職場づくりを目指しています。

安全衛生の基本的な考え

YKKグループ安全衛生宣言

今、あらゆる事業活動において急速な社会情勢の変化に適切に対応できるよう“企業の質”の向上が求められています。私たちYKKグループは、すべての職場の危険有害要因の排除と働く人の心と身体の健康を保持増進し、時代にふさわしい働きやすい職場環境の形成を目指し、全員参加でその具現化に向けて前進することを宣言します。

労働災害撲滅への取り組み

YKK APでは、人(安全衛生教育)、もの(設備機械の本質安全化)および管理(労働安全衛生マネジメントシステム)を通じて安全かつ健康で生きがいのある快適職場づくりを推進しています。各製造拠点ごとに安全衛生委員会を置き、自主的に安全衛生活動を実施し、労働災害の撲滅に取り組んでいます。50人以上の営業支店でも安全衛生委員会を実施しています。

安全衛生教育

安全衛生教育は、社員の安全行動、安全衛生への動機付けなどにおいて、継続的に実施しなければならない重要なものです。2006年度労働安全衛生法の改正で安全管理者の資格要件が見直されましたので、対象の安全管理者の研修会受講を積極的に推進しています。
安全衛生教育内容図

労働安全衛生マネジメントシステムの認定取得状況

労働安全衛生マネジメントシステムは、経営トップの方針に基づき関係者一人ひとりが協力して、職場の危険有害要因を予防的に排除、低減するため、計画的、組織的かつ継続的に行う安全衛生の管理手法です。
YKK APでは、2006年度に労働災害マネジメントシステムの認証取得を目指し、2005年度中に6カ所の製造拠点がOHSMS導入宣言を行い、計画的に準備を進めています。

コンプライアンス評価表

各地域ごとに、不休災害1件発生でイエローカード発行、不休災害2件または休業災害1件発生につきレッドカードを発行しています。レッドカードが2枚になった場合は、緊急監査を行います。社員の災害のみでなく、派遣や請負の災害についてもカウントしています。また、社有車の事故修理件数もとらえコンプライアンス評価に反映し、交通安全の啓発にも努めています。

労働災害の推移

安全衛生宣言・リスクアセスメント実施・労働安全衛生マネジメントシステムの構築推進など、生産系事業場を中心とした現場定着型の安全評価の展開と社員・派遣・請負の安全教育やKYT(危険予知訓練)を通して、労働災害防止を進めています。
また、労働災害が発生してしまった場合、各製造現場、営業部署にも災害情報を流し、類似災害の防止を呼びかけて、労働災害の減少を図っています。
YKK AP労働災害発生件数グラフ

健康障害防止対策及びメンタルヘルスケアの実施

過重労働対策

厚生労働省の第10次労働災害防止計画の重点項目の一つである、過重労働による健康障害防止のための総合対策を受け、YKK APは時間外労働の削減、労働時間管理の適正化を強力に推進しています。
一方、長時間労働者に対しては、疲労度調査をするとともに、産業医による面談を実施しています。面談の結果は産業医から各責任者にフィードバックされ、対策が講じられるようになっています。産業医が各責任者に直接指導を行うこともあります。

メンタルヘルス対策

メンタルヘルスケアとしての取り組みでは、厚生労働省が出している指針で推奨している4つのケアのうち、産業保健スタッフによるケアとして、定期健康診断有所見者への健康指導や過重労働面談等を行っています。また、ラインケアとして管理者を対象としたメンタルヘルス教育を、産業保健スタッフ、安全衛生スタッフが協力して実施しています。2005年度は経営層と部長クラスのメンタル研修会も新たに実施しました。

生活習慣病および職業性疾病の予防と管理

従業員の心と身体の健康管理は個々の充実した会社生活に欠かせない要素と考え、健康診断などでは、法定項目以外にも社員の健康管理に必要な検査を追加し実施しています。
有所見者に対しては、再検査、精密検査、経過観察治療などを産業医、産業保健スタッフでフォローし、疾病の早期発見に努力を続けています。健康診断受診率は、徐々にですが、100%に近づいています。
YKK AP健康診断受診率グラフ