生活空間から都市空間まで、
時代に応え、未来を拓くYKK AP。

環境・社会報告書 2006

特集 地球温暖化防止のために
地球に優しく、人にも優しく

地球温暖化とその影響

地球温暖化って何?


地球上で、人間をはじめとするさまざまな生物が生きていられるのは、バランスのとれた地球環境のおかげです。なかでも、ほどよい気温は、生物が生きるために不可欠な条件の一つです。
大気の温度がほどよく保たれているのは、水蒸気をはじめ二酸化炭素(CO2)やメタンガスなどの温室効果ガスが大気中に含まれているからです。地表が太陽に温められて放出する熱を吸収し、平均気温を約15℃に保つのに役立っているのです。しかし、産業革命以降、化石燃料の使用増加に伴って、大気中へのCO2の排出が急増し、20世紀の間に地球の平均温度は約0.6℃も上昇してしまいました。そして今も地球温暖化は加速的に進んでいます。

地球温暖化が進むと


近年、地球温暖化の影響は、海水面の上昇、干ばつや洪水、森林火災などの形で、世界各地に顕著に表れてきています。日本でも、台風の頻発や、真夏の最高気温の上昇などが目立ってきています。
このまま地球温暖化が進めば、地球の生態系に取り返しのつかないダメージを与え、食糧の枯渇や人間の健康被害などの深刻な問題を引き起こしてしまうことになるでしょう。恵み豊かな地球環境を守り、健全な姿で次世代に伝えるために、今や地球温暖化防止は人類共通の最重要課題となっているのです。

YKK APが取り組む地球温暖化防止


YKKグループは1994年に「環境宣言」を表明して以来、「環境との調和」を事業活動の柱としてきました。とりわけ地球温暖化防止に向けては、事業活動におけるCO2の排出削減と、お客様が商品使用時に可能な限りCO2の排出を抑えることのできるエコ商品の開発を大きな課題としています。
YKK APが2005年から2008年までの中期経営計画目標としている「窓事業の強化」という動きの中でも、地球温暖化を防止するさまざまな施策を具体化しています。
日本中の家の窓が断熱性の高い高機能な窓になれば、杉、約12億本が1年間に吸収するCO2とほぼ同量になります。 住まいにおいて、窓は、光や熱、空気を出入りさせ、ここちよい空間をつくり出す役割をもっています。窓の遮熱、断熱、通風調整の機能を高めることが、住まいやビルの冷暖房にかかるエネルギー消費の大幅削減につながっていきます。ガラスや窓枠の材質、構造、仕組みによって、室内環境を快適にしつつ、いかに熱効率を高めるかが鍵です。YKK APはCO2の排出削減に寄与する高機能な窓を提案しています。
日本中の家が断熱性の高い高機能な窓になれば、ある試算によると実に年間1,700万トンものCO2の発生を抑えることができます。杉はCO2を吸収し、炭素のカタチに変えながら体内に蓄積していきますが、この働きに置き換えると、日本中の全国民が一人あたり10本の50年杉を育てていくことと同じだけの量となります。