生活空間から都市空間まで、
時代に応え、未来を拓くYKK AP。

社会・環境報告書 2007

YKK APの社会・環境への取り組みについての第三者意見

YKK APでは、YKK精神である「善の巡環」を基本に据え日々の事業に取り組まれてきたことと思いますが、今回基本認識が不十分といえるケースがおきたことで今後は再度気を引き締めて取り組んでいくことが必要です。

ウェブと冊子の両媒体を活用することでわかりやすい報告

昨年はYKK APの廃棄物処理法違反があり、この基本的な理念の浸透にあたりどこかゆるみがあったことは残念なことです。YKKグループの一員として、この事態について強い責任を感じ既に問題の再認識し、国内外のいたるサイトで類似の問題が起きないように引き締めていただきたいです。さらに起きたことへの対策だけでなく、事前に問題を発見し事故を防ぐ体制を稼動させるとともに、今一度社員皆さんの自覚徹底を図ってください。

エコプロダクツは消費者との接点

事業活動の範囲が海外に広がっており、その重要性はより高まっていると思います。報告書の掲載範囲についても、グローバルの視点でカバーすることが求められます。特に環境、安全衛生、従業員対応については、各国のローカル性がもたれるものではありますが、パフォーマンスデータの収集などISOのシステム構築を超える実績管理についても、グローバルでの対応が必要です。すべてのデータを詳細に把握するには限界がありますので、主要な指標に絞りそれをYKKグループで共通に測って成果を上げていくことが求められます。

社会報告でのステークホルダー関係

YKK APでは窓という個別の商品開発の以前に、住まいについての総合的な研究や快適さを演出する商品のあり方など、生活者と地球環境の両方の立場にたつ幅広い視点をもっています。そのような中で、環境の性能だけがエコプロダクツとして特出するのではなく、住まい製品の統合的な開発コンセプトを大きくもち、そこにエコクローバー商品制度などが位置づけられている、ということが構成として説明されるとより戦略的な展開になると考えます。今後とも生活者に向いた姿勢を大事にしてください。

社会報告でのステークホルダー関係

昨年、積極的に地域のステークホルダーとコミュニケーションしていくことをコメントいたしました。この点はまだ十分とはいえず、今後とも留意いただきたいと感じます。
(株)創コンサルティング
代表取締役 海野みづえ
プロフィール

千葉大学大学院修了後、経営コンサルティング会社勤務を経て、 1996年(株)創コンサルティングを設立。



ブラザー工業株式会社
社外取締役
東京大学大学院新領域創成科学研究科
非常勤講師
法政大学大学院環境マネジメント研究科
非常勤講師
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