生活空間から都市空間まで、
時代に応え、未来を拓くYKK AP。

社会・環境報告書 2007

YKK APと社会


 従業員とのかかわり−安全衛生


YKK APは、人間尊重の経営理念にもとづき、一人ひとりの幸せを願う志と心を大切にし、一切の労働災害を許さない厳しい姿勢で、安全と生産の一体化を図り、働く人の安全と健康の確保に向けて行動することを基本理念に、健康で安全な快適職場作りを目指しています。

安全衛生の基本的な考え

YKKグループ安全衛生宣言

今、あらゆる事業活動において急速な社会情勢の変化に適切に対応できるよう“企業の質”の向上が求められています。
我々YKKグループは、全ての職場の危険有害要因の排除と働く人の心と身体の健康を保持増進し、時代にふさわしい働きやすい職場環境の形成を目指し、全員参加でその具現化に向けて前進することを宣言します。

労働災害撲滅への取り組み

YKK APでは、人(安全衛生教育)、もの(設備機械の本質安全化)および管理(労働安全衛生マネジメントシステム)を通じて安全かつ健康で生きがいのある快適職場づくりを推進しています。
事業所ごとに安全衛生委員会を置き、自主的安全衛生活動を実施し、労働災害の撲滅に取り組んでいます。50人以上の営業支店も安全衛生委員会を実施しています。

安全衛生教育

安全衛生教育は、社員の安全行動、安全衛生への動機付け等において、継続的に実施しなければならない重要なものであります。また労働安全衛生法の改正があり、安全管理者の資格要件に安全管理者研修の修了が追加されましたので、安全管理者は全員研修しました。YKK APでは、さまざまな教育・訓練を社内講師を中心に実施しています。
安全衛生教育内容図

労働安全衛生マネジメントシステムの認定取得状況

労働安全衛生マネジメントシステムは、経営トップの方針に基づき関係者一人ひとりが協力して、職場の危険有害要因を予防的に排除、低減するため、計画的、組織的かつ継続的に行なう安全衛生の管理手法です。
YKK APでは、2006年度に黒部製造所・越湖製造所・荻生製造所・滑川事業所・四国事業所の5製造所で労働災害マネジメントシステム認証を取得しました。2007年度は九州事業所・東北事業所の2事業所で認証取得を目指し、計画的に準備を進めています。

労働災害の推移

2005年度、2006年度と災害件数は増加傾向にあり、災害撲滅に向けてリスクアセスメント実施・労働安全衛生マネジメントシステムの構築推進など、生産系事業場を中心とした現場定着型の安全評価の展開と社員・派遣・請負の安全教育やKYTを通して、労働災害防止を進めています。
また、労働災害が発生してしまった場合、各製造現場、営業部署にも災害情報を流し、類似災害の防止を呼びかけて、労働災害の減少を努めています。
YKK AP労働災害発生件数グラフ

健康障害防止対策及びメンタルヘルスケアの実施

過重労働対策

厚生労働省の第10次労働災害防止計画の重点項目の一つである、過重労働による健康障害防止のための総合対策を受け、YKK APは時間外労働の削減、労働時間管理の適正化を強力に推進しています。
また労働安全衛生法の改正により、長時間労働者に対しては医師による面接指導が義務付けられました。それをうけて、各事業所で過重労働面談基準を作成し、面談指導自己チェック票で疲労度蓄積状況・勤務状況調査をし、産業医による面接指導を実施し結果を記録しています。その記録の中で就業制限が必要な場合は、産業医から各責任者にフィードバックされ、対策が講じられるようなっています。産業医が各責任者に直接指導を行うこともあります。

メンタルヘルス対策

メンタルヘルスケアとしての取り組みでは、厚生労働省が出している指針で推奨している4つのケアのうち、産業保健スタッフによるケアとして、定期健康診問診で疲労度の高い人も有所見者と同じように保健指導をすすめています。
また、ラインケアとしては、事例討議を中心とした管理者メンタルヘルス研修会を、産業保健スタッフ、安全衛生スタッフが協力して各地で実施しています。

生活習慣病および職業性疾病の予防と管理

従業員の心と身体の健康管理は個々の充実した会社生活に欠かせない要素と考え、健康診断などでは、法定項目以外にも社員の健康管理に必要な検査を追加し実施しています。
有所見者に対しては、再検査、精密検査、経過観察、治療などを産業医、産業保健スタッフでフォローし、疾病の早期発見に努力を続けています。健康診断受診率は、徐々にではありますが、100%に近づいています。
YKK AP健康診断受診率グラフ