生活空間から都市空間まで、
時代に応え、未来を拓くYKK AP。

社会・環境報告書 2008

YKKグループ


 お客様とともに



品質に対するYKKグループの考え方

YKKグループは、商品をご使用いただくお客様の立場にたって、品質へのこだわりをもった商品づくりを創業以来行っています。
これまでの品質への取り組みを更に発展させ、この私たちの思いをお客様と社会にお約束するために、品質に対する共通行動基準として『YKKグループ品質憲章』を2007年12月に制定しました。
YKKグループは、世界の全拠点で、商品、販売、アフターサービスなど全ての面において「お客様との信頼」を大切にし、お客様の立場での「品質へのこだわり」をもって、お客様と社会に心から満足していただける商品・サービスをお届けします。

生活者の視点で検証


私達の生活に身近な窓やドア。
建材商品を安心して快適に使っていただくために、さまざまなシーンを想定し検証を行う価値検証センターを、YKK AP黒部荻生製造所内に開設しました。
商品には、「自然環境」「生活環境」「輸送・取付け」が大きく影響しています。これらの状況を独自の装置や生活者モニターによる再現・検証を通し、その成果を商品開発に反映させています。
検証を通じて、多様化した生活スタイル・生活環境に対応した商品づくりに取り組むとともに、お客様の期待を超える新たな価値の提供を続けていきます。

商品開発の姿勢


YKK APでは、商品を使っていただく人(お客様)、空間(住まう居室・住宅)、環境(街・自然)それぞれに「やさしい」商品であることを大切に考えています。
また、検証と改良を繰返して行う「モノづくりサイクル」の姿勢に基づき商品価値を高めようとしています。

YKK APの商品開発の姿勢

生活者検証への取り組み


YKK APでは、以前から自社の「ユニバーサルデザインの原則」に基づいて商品開発を行ってきましたが、本年5月にオープンした「価値検証センター」において、さらに生活者検証を充実させていきます。
ここでは、生活者モニターによる検証を中心に安全性とユーザビリティ(使いやすさ)を確認しながら、商品開発にフィードバックしていきます。
 
安全と
デザイン
新しい操作機構について安全性と使い勝手を検証し、デザイン性を保ちながら安全に使える工夫を行います。
日常生活での使いやすさ 子供から大人、お年寄りなど、さまざまな人が使いやすい商品とする為、身長や力の違いによるさまざまな状況を検証し、誰にでも楽に使える工夫を行います。
非常時の
操作性
電動商品では地震などの非常時に、停電した場合でも分かりやすく操作できるようにします。
メンテナンスのしやすさ 商品を永く使っていただくため、メンテナンスのしやすさを検証し、分かりやすく操作できるようにします。

ユニバーサルデザインの原則図

生活者の視点に立った商品開発


多様なユーザーに対して、よりすべての人のためであることを企業としての社会貢献と位置づけ、商品開発のプロセスの中で、あらゆる生活者の視点に立った商品開発を今後も展開していきます。

商品開発プロセスでの検証の位置づけ
価値検証センターの解説
価値検証センター

価値検証センターの解説

実環境検証での検証事例

独自に開発した検証装置を使い、厳しい自然環境(風・雨・砂塵・温湿度など)や輸送・取付・使用環境(輸送振動・取付誤差・音など)を再現する検証を通じて隠れた課題点または実力を把握し、技術の確立を行い、商品開発につなげます。
実環境検証での検証事例 ■暴風雨
台風と同等の強風または雨の吹き付けを再現し、部材の強さ、水の浸入抵抗を検証。暴風雨などの脅威から暮らしを守る安全・安心な商品とします。
実環境検証での検証事例 ■厳しい寒さ、暑さ、日差し
凍結状態の戸の動き、寒暑繰返しの部材伸縮または断熱性や遮熱性を検証。寒さ・暑さから暮らし守る快適な商品とします。
実環境検証での検証事例 ■輸送の振動・衝撃
トラック輸送の振動やフォークリフトの衝撃を再現し、包装材によるこすれ傷、部品の破損などを検証。商品のダメージをなくす工夫をすると共に、環境に配慮した簡易な包装とします。
実環境検証での検証事例 ■取付け
実際の工事業者による取付けまたは取付け誤差を与えた状態を再現し、性能・機能を検証。商品が本来備えている性能を十分に発揮できるような取付けとします。

生活者検証での検証事例

商品が実際に使われる状況を再現し、子供から大人、お年寄りの生活者モニターの方に商品を実際に操作してもらい、安全性、使い勝手、清掃性などを検証し、確認しています。
現在、生活者モニターには、100名強の方にご登録いただいています。
生活者検証での検証事例 ■日常生活での使いやすさ
さまざまな人に出入りする状況を再現してもらい、使い勝手を検証。どのような状況でも使いやすい工夫へつなげています。
生活者検証での検証事例 ■安全とデザイン
新しい操作機構の商品の安全性と使い勝手を検証。意匠性を保ちながら安全に使える工夫をしています。
生活者検証での検証事例 ■メンテナンスのしやすさ
窓の拭き掃除や網戸の脱着をしてもらい、メンテナンスのしやすさを検証。生活者モニターからの意見を取り入れ、分かりやすい表示ラベルの工夫や改善をしています。
生活者検証での検証事例 ■浴室からの水漏れ
満水の浴槽に人が入って、水があふれた状態を再現し、脱衣室側に水が漏れないかを検証。浴室と脱衣室との床段差が少ない浴室ドアでも脱衣室側に水漏れしない技術を開発し、大切な家を守ります。
生活者検証での検証事例 ■非常時の操作性
停電した場合を想定して、住宅用電動シャッターの非常開放操作と復帰操作をしてもらい、使い勝手を検証。分かりやすい表示ラベルの工夫や改善をしています。

お客様への情報発信

YKK APショールーム品川

YKK APショールーム品川イメージ
YKK APショールーム品川ではエンドユーザーに、窓えらびから始まる新しい住まいづくりを体感いただけるコミュニケーションの場として2005年のオープン以来、たくさんのお客様にご来場いただいております。

YKK APショールーム品川


各地で、YKK製品の機能・特徴・使用方法などについての説明会を開催しています。YKK製品についての理解を深めていただくことで、お取引様と連携した商品開発を行なっています。
お客様への情報発信 お客様への情報発信 お客様への情報発信
YKKカナダ社
顧客への品質セミナー
大連YKKジッパー社
ベンダーセミナー
YKK深圳社
サプライヤー大会

YKK APアメリカ社がインターナショナルビルダーズ(IBS)ショーでグリーンをテーマに出展


2008年2月13日〜16日に、YKK APアメリカ社は米国・フロリダ州オーランドで開催されたIBSショーに4度目の出展を行いました。樹脂窓としてはじめて米国の試験に合格したハリケーン地域用窓のほか、ビル用の「システム庇」や住宅用「増改築用窓」などグリーンをテーマとした展示を行い、来場者の共感を得ました。


中国建設部がYKK AP中国社の窓シリーズを「住宅産業重点推奨技術」に認定


2007年11月17日、中華人民共和国建設部は、環境保護や省エネで特に優れており、これから重点的に推奨していく住宅産業の技術として、YKK AP中国社の窓シリーズを認定しました。認定式は北京で開催された第6回中国国際住宅産業博覧会にあわせ行われ、YKK 中国社は窓メーカーとしての省エネ・環境保護への取組みについて講演しました。