生活空間から都市空間まで、
時代に応え、未来を拓くYKK AP。

社会・環境報告書 2009

第三者意見


事業活動での取り組みについて

  • コアバリューの浸透
     YKKグループでは、一昨年に定めた「コアバリュー」を着実に展開していることが伺えました。これは社員一人ひとりが心にとどめる価値観ですので、世界的に景気が後退し目先の業績回復に走りがちな現況下にあっても、長期にわたっての重要性を認識し実践し続けてください。 ●	事業活動での取り組みについて

  • 環境問題への積極的なチャレンジ
    地球温暖化問題が深刻化し、YKKグループでも循環型社会に留まらず低炭素社会を含めた持続可能な社会の構築を目指すというステップに入っています。そこでは問題に対応するという受身の姿勢ではなく、環境を事業の柱とすべくチャレンジと考え、エコプロダクツの開発をさらに積極的に位置づけています。 特にグループの主要事業のなかで、YKK APの窓事業に重点注力する姿勢は評価されます。
    具体的には、「窓」を製造し、現場に直接お届けすることで、環境面でも製品の品質を保証していく取り組みであるといえるでしょう。またこれまでのこの業界の施工現場の慣習に切り込むことになるそうで、作る側よりも使う側の立場で製品の責任をもつので大きな信頼につながります。業界のリーダーとして、環境分野から新しい風を吹き込んでください。

  • 社会・環境報告書2009について

  • 世界での地域貢献
    世界各地のなかでも新興国や途上国の経済成長がめざましく、世界のステークホルダーはそうした地域での企業の社会・環境配慮に厳しい目を向けていま す。一昨年のインドでの訓練センターもプログラムを順調に進められています。今後とも、地域貢献の活動とともに進出した国の将来へのベネフィットにつながる活動を継続的に展開してください。

  • 環境修復の自主的取り組み
    環境管理活動は、これまで通り着実に展開されています。今回、日常での管理活動だけでなく休止している廃棄物処分場の解体を行ったことは、特筆すべきことです。法令の最低限のみを遵守する企業が多いなか、自発的に大規模な修復を行ったことは重要であり、これにより地域からの信頼が一層高まったものと考えます。今後このような大規模な修復はないということですが、土壌汚染やアスベスト対策など法令の範囲で行われるべき対策はまだありますので、十分の配慮をもって続けてください。

  • 従業員とのかかわり
    グローバルに事業展開しているYKKグループでは、コアバリューの「人づくり」の考え方が世界各地でずっと実践されてきています。日本での展開については、ビジネスリーダーや女性リーダーの育成を継続されており、効果があがってきていると思いますが、何か成果がわかるような報告もお願いしたいです。特に女性リーダーがまだ少ないので、こちらの成果を今後期待いたします。

  • (株)創コンサルティング
    代表取締役 海野みづえ
    プロフィール
    千葉大学大学院修了後、経営コンサルティング会社勤務を経て、1996年(株)創コンサルティングを設立。

    東京大学大学院、法政大学大学院非常勤講師
    官公庁の各種委員も務める
    海野みづえ