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社会・環境報告書2010

ステークホルダーダイアログ

YKKグループ ステークホルダーダイアログ開催

YKKグループが現在、そして将来にわたって社会から必要とされる企業であるために、YKKグループの成すべきこと、目指すべき姿はどのようなものかを、ステークホルダーの方々に率直なご意見をいただく目的で、対話する機会を設けました。

開催日 :2010年6月15日(火) 10:00〜16:00
開催場所 :YKK株式会社 黒部事業所
テーマ :
「持続可能な社会の構築へ向けて
YKKグループに期待すること」 
 
<ファシリテーター>
富山県立大学工学部環境工学科教授  九里 徳泰 様 

   
<ナチュラリスト>
黒部峡谷ナチュラリスト研究会
事務局長
松木 紀久代 様
  <消費者>
富山県地球温暖化防止
活動推進員
稲垣 里佳 様  
  <自治体>
黒部市市民生活部市民環境課 課長補佐・環境係長
中谷 松憲 様 
         
   
<地域>
村椿振興会
副会長
大上戸 久雄 様
  <取引先>
株式会社山下ホーム
代表取締役社長
山下 輝雄 様
  <学生>
富山県立大学短期大学部
専攻科環境システム専攻
松岡 志温 様

■いただいたご意見と今後の対応
環境負荷低減活動の課題 YKKの現状、見解 今後の対応
海外を含めたコンプライアンスの向上 環境経営監査で指摘された事項について、改善を行っている。 各国・地域で法律の体系・内容が異なるため、地域軸でカバーする体制作りを構築していく。
地下水の使用による近隣地域への影響 冷却水の循環利用、井戸の連結と汲み上げポンプのインバータ化、設備の水洗効率の向上などで、地下水の使用量は半減している。 水使用量の更なる削減はもとより、黒部川扇状地の中での地下水の活用について、幅広いアセスメントも検討していく。
低炭素社会への対応(事業活動における省エネの限界) 現在計画している2020年までのCO2削減は、自助努力による省エネ活動で推進する。 事業活動の根本的改革も含めて、2050年以降(40年後)の構想を策定していく。また、生物多様性についても検討していく。

CSR経営の方向性や課題 YKKの現状、見解 今後の対応
社員の意識や倫理観の向上 YKK精神「善の巡環」のもと、地域に根差した社会貢献活動を継続的に行っている。 地域の状況にあった倫理観でルールを策定し、PDCAで対応していく。
植樹の意味と最終目標 各地域で行っていた植樹を、3年前からグループ全体の活動としている。 植樹を行うことで、社員の環境意識の向上も図られている。 地域の中で水、自然を利用し事業活動を行っていくもととなる、地域の木・森づくりを含め更なる提案をしていきたい。
商品を通した社会的責任 高断熱の窓や単一素材のファスナーなど環境負荷低減に貢献する商品を提供している。 新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会に貢献する商品を消費者に見える形で提供していきたい。

 
工場見学風景   ステークホルダーダイアログ風景

ステークホルダーダイアログを通して

ステ−クホルダーダイアログとは、企業の影響を直接・間接に受ける関係者と企業が真摯に対話をし、企業活動を含む次なる社会を一緒に考える場です。まず、YKKグループがこのような場を持ったことを評価したいと思います。さて、本ダイアログでは、環境負荷低減活動、CSR経営の方向性の2つのテーマに関してステ−クホルダーの方々と活発な対話をし、その結果を「今後の対応」として方向性を提示することができました。今後は、その対応をいかに「行動計画」にすることができるか、またその行動の結果・評価を公表することが必要となります。今後のYKKグループに期待したいと思います。

富山県立大学工学部環境工学科教授
九里 徳泰