生活空間から都市空間まで、
時代に応え、未来を拓くYKK AP。

YKKグループと社会

従業員とともに

雇用に対するYKKグループの考え方

YKKグループでは、「自律と共生」をベースに年齢や性別、学歴等にとらわれず、実力や意欲に応じて任された役割において、社員一人ひとりが十分に力を発揮できる制度や環境づくりを進めています。

YKKグループの人事制度

人事制度は、人事理念「自律と共生」をベースに、役割を軸とした成果・実力主義の考え方で設計されています。

役割の特性や期待像の違いによって4つの職群が設定され、評価・処遇の仕組みは、それぞれの職群に合った公正なものとなっています。

評価は、社員の中長期的な成長を重視し、生み出された「成果」と役割を果たすための「役割行動」、会社の理念に基づく「価値行動」の3項目で行います。

また、社員のキャリアを支援する「キャリア開発の自己申告制度」なども充実を図っています。


■教育制度

YKKグループの教育制度は人事理念「自律と共生」、人材ビジョン「風土を育てる人材」「価値を創り出す人材」を創り出すために、教育を通じ個人のキャリア開発を支援し、社員の人材価値・質を高め、経営方針・事業戦略へ貢献していくことをミッションとします。



■モノづくり=人づくり

●技術研修室の取り組み(ファスニング)

海外生産の急速な拡大で、グローバルな人材確保が急務となるなか、YKKでは現場での教育を基本に、体系的な知識が習得できる「技術研修室」を開講しています。ファスナー製造工程の原理原則を理解した上での専門知識の習得で、社員の知識・製造技術の向上を目指します。トラブル発生時の応用力も鍛え、未経験のケースに対応可能な人材を育成します。


染色の調合を学ぶ

 

●技能道場の取り組み(工機)

60歳以上の「エルダー社員」と卓越した技能を持つ「エキスパート社員」から選抜された講師による、技能の伝承を目的とした「技能道場」を開設しています。創業以来の歴史の中で蓄積されてきた貴重な技能を若い世代に伝えるため、厚生労働大臣によって表彰された卓越した技能者「現代の名工」も講師役として指導に当たっています。


技能道場


■仕事と家庭の両立支援

子育てをしながら長期的なキャリア形成ができるよう、さまざまな制度で社員を支援しています。最長で子どもが2歳の誕生日まで利用できる「育児休業制度」、男性の取得促進のための「育児休業奨励金制度」、子どもが小学校に入学するまで利用できる「短時間勤務」や「時差勤務」、「看護休暇」などがあり、現在「育児休業制度」の利用者は年間277名となりました。 「短時間勤務」と「時差勤務」の対象を小学校低学年の長期休暇中に拡大するなど、継続的な制度・環境づくりに取り組んでいます。



■再雇用制度

定年退職者の知識や経験を活用するため「定年退職者再雇用制度」を導入しています。再雇用期間は65歳までとなっており、現在年間756名が制度を利用して働いています。

制度利用者の声


坂根 康治(62 歳)
YKK黒部事業所
安全衛生グループ所属

更なる“安全衛生水準の維持・向上”に向けて


吉田工業(現YKK)に入社以来、海外工場での勤務を含めて長い間「ファスニング製品の製造」「ファスニング安全衛生管理」に関わってきました。2010年から黒部事業所同グループで今までの経験を活かし安全衛生教育の指導者として人材の育成に従事しています。

後輩の指導育成は先輩社員の務めですが、この制度のおかげでその機会に恵まれ、自らの経験から得られた知識を形として伝授すべく奮闘しています。



■障がい者雇用

YKKグループの障がい者雇用率は2011年度1.94%となりました。印刷事業の特例子会社であるYKK六甲株式会社では、バリアフリー施設を導入し、重い障がいのある方の就労支援を進めるとともに、敷地内のビオ トープ設置や周辺地域の清掃など、地域社会への貢献活動にも取り組んでいます。


職場の様子

 


周辺地域の清掃など地域貢献活動にも取り組んでいます



■経営理念浸透活動

YKKグループでは、会長や社長と社員の対話による経営理念の浸透活動「車座集会」を実施しています。2011年度は計11回開催されました。 社員が会長や社長と近い距離でざっくばらんに発言し、両者の活発な対話を通じ経営理念を日々の業務で実践していくための課題や考えを共有しています。


会長車座集会
 
YKK社長車座集会
 
YKK AP社長車座集会


■働き方“変革への挑戦”プロジェクト

YKKグループは2012年3月より、働き方“変革への挑戦” プロジェクトの取り組みをスタートしました。国内事業会社の従業員17,000名を対象に、定年退職年齢の引き上げを開始します。現在60歳としている定年退職年齢を2013年度より段階的に引き上げ、2025年までには65歳とすることを予定しています。グループ内各社の意識改革を進め、人事制度のあらゆる面から年齢を判断基準とする制度運用を排除し、定年退職制度をできるだけ早い時期に廃止できる環境を整えていきます。

 


安全・健康に対するYKKグループの考え方

YKKグループでは国内外すべての拠点において、従業員が安心して働ける職場環境の実現を目指しています。全員参加型の多彩なプログラムにより、安全衛生の追求と健康の保持・増進に取り組んでいます。

■安全衛生

職場に潜在する危険性または有害性を再認識したうえでリスクの除去・低減を図る、リスクアセスメントを実施しています。YKKグループでは、訓練や研修などの安全教育と、職場環境の改善を通して、国内外グループ各社の従業員の安全意識向上に努めています。




東日本大震災を踏まえた今後の対応

●事業継続計画の改善

YKKグループでは2007年度に事業継続計画(BCP*)の基本方針を策定し、「人命の保護」「資産保護と事業・業務の継続」「地域貢献」を3本柱に、社内整備を進めています。東日本大震災後、日本国内でグループ所有建物の耐震性調査を行いました。2011年11月時点で旧基準の耐震建物は287棟で、うち対策が必要な建物は120棟となりました。地震の発生可能性と、収容人数が多いなど地震発生時の影響の重大性を勘案した3段階のリスク評価を行い、優先度の高い建物から順に2012年度から事業計画に盛り込み、対策をスタートさせています。
*BCP: Business Continuity Plan

 
YKK AP四国事業所耐震化工事

●防災訓練

2011年11月にYKK AP黒部製造所にて、震災時の経験と反省を踏まえ、地震初動対応と被害を最小に抑えられるよう、震度6を想定した総合防災訓練が200名の参加者のもと行われました。  
はしご車による救出訓練、放水訓練

救命講習(地域の方も参加)

■YKKパキスタン社の防火への取り組み

YKKパキスタン社は、2011年、パキスタン国内で開催された第1回火災安全アワードを受賞しました。
YKKパキスタン社では社内に事故等の緊急時に対応するEmergency Response Team (ERT) を組織し、防火訓練や、化学物質漏えいに対する研修などを継続的に行っています。これらの取り組みが評価され、今回の受賞となりました。

 
表彰式


■健康管理

YKKグループでは、各国の衛生事情に合わせた保健活動を行っています。熱帯地域では伝染病予防対策の広報活動や健康診断、新興国ではスポーツ・体操などの健康増進プログラムなど、地域の実情に合わせた対策を実施しています。

●YKKバングラデシュ社:特殊健康診断の実施

YKKバングラデシュ社では、一般社員の定期健康診断に加え、化学物質や危険物などの取扱者と社員食堂の調理従事者の健康状態の把握を目的として、特殊健康診断を実施しています。2011年度は調理者17名を含む合計59名に胸部エックス線や血液検査など8項目について検査を実施しました。検査の結果、全員がすべての項目において基準値内であることを確認しました。


化学物質や危険物などの取扱者

社員食堂スタッフ

●健康増進活動への取り組み

マラソン大会への参加や社内球技大会の開催など、YKKグループ各社では、健康増進のため、従業員のスポーツ参加を奨励しています。


同好会でスポーツイベントを定期的に開催(YKK韓国社)

チェルケスキョイ工場とイスタンブール営業所のサッカー交流試合で
親睦と健康増進を図っています(YKKトルコ社)