生活空間から都市空間まで、
時代に応え、未来を拓くYKK AP。

地球温暖化防止対策の推進低炭素・循環型社会の実現

 YKK APは「商品」の取り組みに加え、国内・海外の「モノづくり」、「物流」におけるCO2削減を推進し、低炭素社会実現への貢献を目指しています。

「商品」による削減貢献

 断熱性の高い窓の提供・普及により、家庭やオフィス等での空調エネルギーを削減し、CO2削減に貢献します(「地球に優しく、人にも優しく」参照)。
 1990年当時の窓に比べて断熱性の高い窓を販売することによる使用時のCO2削減効果 (削減貢献量)は、YKK APがサプライチェーン全体※1で排出するCO2排出量を900千トン上回りました(2014年度)。
 断熱性の高い窓を普及し、この差を拡大することにより事業全体として低炭素社会実現へ貢献します。

※1 YKK APの取り組み、計算方法は環境省「グリーン・バリューチェーンプラットフォーム」に掲載

■サプライチェーンのCO2排出量と断熱性の高い窓使用時の住宅のCO2削減貢献量(国内)

【算出条件】

断熱性の高い窓による、住宅の空調エネルギー削減効果(CO2削減効果)を「削減貢献量」として算出
●比較対象:1990年当時の窓(アルミ製)と現在の窓(樹脂製) ●使用期間:30年間(製品寿命)
●算出方法:窓1セット当たり削減貢献量×2014年度出荷セット数
●シミュレーション条件:「【ローエネ】小さなエネルギーで暮らす、地球にやさしい住まい」参照

■サプライチェーンにおける2014年度CO2排出量内訳(国内)

■サプライチェーンにおける2014年度CO2排出量内訳
 (海外:YKK AP蘇州社・YKK台湾社 AP事業部)

「モノづくり」の取り組み

国内 製造・営業部門

 YKK APは、製造・営業部門のエネルギー原単位(出荷重量当たりのエネルギー使用量)の削減を推進しており、2016年度までに2010年度比15%削減を目指しています。
 2014年度は、全拠点における節電活動の定着とともに、待機電力の削減や見える化による自然エネルギーの活用、エネルギーロスの削減などに取り組みました。
 その結果、2014年度は2010年度に対して、12%削減、前年度に対して2%の削減となりました。
 更に、これらの取り組みが評価され、黒部越湖製造所で「省エネ大賞」資源エネルギー庁長官賞黒部荻生製造所で「エネルギー管理優良工場」として「富山県知事表彰」を受賞しました。

■積極的な省エネ投資

 2014年度は生産設備・照明・空調の高効率化など、省エネ関連で約4億円(弊社環境会計ガイドラインに基づく)投資しました。生産設備は高速化・生産性向上・熱効率向上を主体とした投資、照明はLEDへの更新を主体とした投資を行いました。

■社員一人ひとりが環境アクションを実践

 YKK AP関西支社では、女性社員が主体となり活動している「関西女性活性化委員会」の取り組みの項目の中で、「地球にも優しい健康・快適職場作り」として一人ひとりが省エネ・節電につながる行動を行う「環境(低炭素)アクション25」の活動を推奨し、102名の社員が参加・実践しました。
 このような社員による環境活動の輪を広げる活動を継続していきます。

  • 加湿器効果で風邪もシャット!

  • 男性も含めて全員参加

  • 厚着で体感温度が2.5℃アップ

 今後も徹底した省エネ活動を展開し、2015年度はエネルギー原単位 2010年度比13.5%削減を目指します。

エネルギー使用量の推移(国内)

※2 「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」の原油換算係数を使用。

CO2排出量の推移(国内)

※3 「YKKグループ温室効果ガス(GHG)算定ルール」に基づき算出。
※4 本ルールに基づき、過去のデータも遡って修正(過去の把握できない排出量は、2010年度のデータを使用)。

海外 製造・営業部門

 海外拠点でも国内同様、生産設備・照明・空調の高効率化など省エネ活動を推進しています。
 2014年度のエネルギー原単位(売上高当たりのエネルギー使用量)は、2010年度に対して28%削減、前年度に対しては13%削減となりました。
 2015年度は前年度比2%削減を目指します。

エネルギー使用量の推移(海外 製造・営業)

※5 「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」の原油換算係数を使用。

CO2排出量の推移(海外 製造・営業部門)

※6 電力排出係数:IEA"CO2 Emissions from Fuel Combustion Highlights"の国別係数を使用

「物流」の取り組み

国内 物流部門

 YKK APの物流部門の2014年度実績はCO2原単位(出荷重量当たりのCO2排出量)で99kg-CO2/tとなり、前年度に対して3%の削減となりました。
 引き続き、モーダルシフトの推進、生産場所の変更による輸送距離の削減、積載率の向上に取り組み、物流部門からのCO2排出量削減を推進します。

エコレールマーク
■YKK APが「エコレールマーク認定企業」を取得

 YKK APは窓やサッシなどの建材商品の輸送手段の多様化を積極的に推進しており、国土交通省ならびに公益社団法人鉄道貨物協会 エコレールマーク事務局が実施するエコレールマーク制度において、2014年度新たに「エコレール認定企業」を取得しました。
2014年度は、500km 以上の長距離輸送となる、九州製造所や、四国製造所などで生産された商品が保管される中国DC(広島県内の物流センター)から、首都圏に向けた物流をトラック輸送から鉄道貨物による輸送に切り替えました。
 船舶による輸送への取り組みにつきましては、埼玉窓工場が「平成25年度 エコシップ・モーダルシフト 優良事業者」を受賞したのに引き続き、継続的に推進しています。2014年度は富山県の各製造拠点、物流拠点から北海道に向けた物流をトラック輸送から切り替えました。

CO2排出量の推移図

※7 「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」の特定荷主の計算方式に基づき算出。

社会・環境報告書2015