サッシ風圧力算出について

風圧力の算出方法の概略と解説

●屋外に面する帳壁の算出

改正建築基準法施行令第82条の5には、以下のように定められています。「屋根ふき材、外装材及び屋外に面する帳壁については、建設大臣(現 国土交通大臣)が定める基準に従った構造計算によって風圧に対して構造耐力上安全であることを確かめなければならない。」
※ここで言う帳壁には、外壁の開口部に取付く建具(サッシ及びドアセット)を含みます。

●帳壁の必要耐風圧

平成12年建設省告示第1458号には、「構造計算の基準」を以下のように定めています。
但し、 本告示から適用除外されるのは下記の部位となります。(詳細は、改正に伴う風圧力算出方法変更についてを参照ください)

  • (1)高さ13m以下の建築物
  • (2)高さ13mを超える建築物の構造耐力上、上部の影響を受けない13m以下の部分
  • (3)1階の部分

風圧力の算出方法については建築基準法令(建築基準法施行令、建設省告示)により規定されていますが、各都道府県における条例、仕様書および各種の共通仕様書により若干異なることがあります。ここでは、建築基準法に基づいて説明します。

建設省告示第1458号による風圧力の算出方法

風圧力〔計算例〕

■ 設定条件

  • (1)基準風速:Vo=34m/s
  • (2)建築物の種類:閉鎖型建築物
  • (3)建築物の高さ[H]:30m
  • (4)建築物の幅[B]:16m
  • (5)建築物の奥行き[D]:20m
  • (6)地表面粗度区分:III
  • (7)指示高さ[Z]:15m

計算結果のまとめ

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