ニュースリリース

全国の男女1,307人に“節電対策”および住まいの“窓”に関する意識調査を実施

物価や光熱費高騰に不安で何らかの対策をしている人の約48%が光熱費の見直しを検討
節電の工夫をしている人のうち、窓リフォームでの対策を検討している人は夏・冬ともに約5%以下

企業情報

 YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 秀充)は、社会や時代のニーズに沿ったモノづくりを行うため、生活者への意識調査を定期的に行っています。今回は、物価や光熱費の高騰、電力ひっ迫に対する節電要請などを踏まえた「住まいに関する意識調査」を実施しましたので、調査結果をご紹介します。

 YKK APの商品のデザイン開発のほか、プロモーションイベントなどの販促支援も行い、商品の特徴などをエンドユーザーに分かりやすく、魅力的に伝える役割を担う部門である「デザインセンター」では、日ごろから生活者の意識調査を実施し、当社の商品開発や提案活動に活かしています。その活動の一環として2022年7月、全国の男女1,307人に、物価や光熱費の高騰への意識、夏の暑さや冬の寒さへの対策、窓リフォームについてなどの「住まいに関する意識調査」を行いました。その結果、物価や光熱費高騰に不安を感じている人、それに対して何らかの取り組みを行っている人が多いことや、夏の暑さ・冬の寒さへの工夫を行っている人は多い一方、住まいの暑さ寒さ対策に窓リフォームが効果的であることを知っている人、窓リフォームを実施したことがある人は少ないことが分かりました。

 YKK APはこれらの結果を踏まえ、今後も節電に貢献できる高断熱窓の普及や、窓リフォームによる生活改善の効果などの情報発信に努めてまいります。

<主な調査結果>

■ 物価や光熱費高騰に不安を感じている人は約77%
 そのうち、何らかの対策をしている人の約48%が光熱費の見直しをしている

■ 節電対策として、夏は扇風機などの活用や換気の実施、冷房の使用方法の工夫をしている人が多数
 冬は、洋服や食べ物・飲み物、お風呂など、身体を温めることで対策する予定の人が多い
 一方「内窓を付ける」「断熱窓に交換する」と回答した人は、夏・冬共にそれぞれ約5%以下

約70%の人が窓に対して何らかの不満がある。不満の第一位は「結露」、第二位は「掃除のしにくさ」

■ 窓はリフォームできることを「知らない」または「聞いたことはあるが、よく知らない」人は約66%

■ 窓リフォームを知っている人では、冷暖房費の削減や断熱性の向上効果について半数以上が認知
 一方、ヘルスケア効果を知っている人は約18%

<調査概要>

調査期間 2022年7月15日~19日
調査方法 インターネット調査(YKK AP調べ)
調査対象 全国の15歳~69歳の男女
サンプル数 1,307人

<調査結果の詳細>

物価や光熱費高騰に不安を感じている人は約77%
そのうち、何らかの対策をしている人の約48%が光熱費の見直しをしている

 昨今の物価や光熱費の高騰に対し、全体の76.7%が不安を感じていることが分かりました。不安を感じ何らかの取り組みを始めている人45.1%(590人)の中で、節電や節ガス、節水など「光熱費」の見直しをしている人が47.8%と一番多い結果になりました。次いで「食料品の消費」の見直し(44.4%)、「外食や嗜好品などの消費」の見直し(39.3%)という結果となった一方で、「不安を感じているが、特に何もしていない」という人も全体の31.6%いることが分かりました。

節電対策として、夏は扇風機などの活用や換気の実施、冷房の使用方法の工夫をしている人が多数
冬は、洋服や食べ物・飲み物、お風呂など、身体を温めることで対策する予定の人が多い
一方「内窓を付ける」「断熱窓に交換する」と回答した人は、夏・冬共にそれぞれ約5%以下

 例年にも増して猛暑が続いており、熱中症への対策が必要である一方で、全国規模で7年ぶりの節電が要請されています。そのような中で、自宅での暑さに関わる節電対策の工夫を聞いたところ、上位は扇風機やサーキュレーターを使う(46.9%)や、窓を開けて換気する(35.7%)、冷房の使用を減らす/設定温度を上げる(34.8%)が上位となりました。また、冬に予定している対策としては、厚着をする(55.5%)、温かいものを飲む・食べる(45.8%)、風呂に入って体を温める(34.0%)に多くの回答が集まりました。(※いずれも「特に工夫するつもりはない」の回答を除いた集計結果)
 この結果から、夏は冷房の効率を上げる工夫や、冷房費削減の工夫をしている人が多く、冬は暖房に頼らずに身体を温める工夫を中心に、すぐにできる対策を考えている人が多いことが分かりました。
 一方で、「内窓を付ける」「断熱性の高い窓に交換する」と回答した人は、夏・冬共に最も低く、いずれも5.2%以下にとどまりました。

約70%の人が窓に対して何らかの不満がある。不満の第一位は「結露」、第二位は「掃除のしにくさ」

 窓に対する不満を聞いたところ、69.9%の人が何らかの不満があると回答。不満の中で一番多かったのが「結露が気になる」(37.2%)、二番目は「掃除がしにくい」(29.9%)という結果になりました。次いで、「冬、窓のそばが寒い」(27.3%)、「夏、窓のそばが暑い」(21.8%)などが上位にあがり、冬の寒さや夏の暑さへの不満が多いことが分かりました。一方で、「特に不満はない/わからない」人が30.1%、特に若い世代で不満が無いと回答した人が多くなり、窓への不満が無い人や窓への関心が薄い人もいることが分かりました。

窓はリフォームできることを「知らない」または「聞いたことはあるが、良く知らない」人は約66%

 住まいの窓をリフォームすることができることを「知らない」または「聞いたことはあるが、よく知らない」人は65.5%と、その認知度は低く、「知っている」人は34.5%、そのうち「知っていて、窓リフォームをしたことがある」人はわずか7.9%でした。年齢別に見ると、年齢が上がるほど窓リフォームが可能なことを知っている人が多い傾向になりました。
 窓リフォームにかかる作業時間のイメージを聞いたところ、窓リフォームを知っている人では「半日」と回答した人が一番多く32.2%となり、比較的短時間でリフォームできることが認知されていることが分かりました。一方、窓リフォームを知らない人では「わからない」という回答が一番多い48.8%となり、認知が低いことが分かりました。
 なお、窓リフォームが可能なことを知っている451人に、窓リフォームについて知っている種類を聞いたところ、戸建住宅の窓交換や内窓設置を知っている人は40%以上いた一方で、マンションの窓交換や内窓設置、ガラス交換を知っている人はいずれも24%以下となり、マンションの窓リフォームの認知度が低いことが分かりました。

窓リフォームを知っている人では、冷暖房費の削減や断熱性の向上効果について半数以上が認知
一方、ヘルスケア効果を知っている人は約18%

 窓のリフォームが可能なことを「知っている」または「知っていて、窓リフォームをしたことがある」と回答した人451人に、窓リフォームによる効果の中で知っているものを聞いたところ、冷暖房費が削減できる(57.6%)、住宅の断熱性が向上する(56.1%)、防音性が向上する(54.3%)、結露が抑えられる(53.2%)について、半数以上の人が知っていることが分かりました。一方で、アレルギー症状の抑制やヒートショック予防などのヘルスケア効果についての認知度は一番低く、18.0%の人しか知らないことが分かりました。
 年齢別に見ると、年が上がるほど窓リフォームによる断熱性の向上や冷暖房費が削減できること、結露の抑制や防音効果など知っている人が多くなる一方、ヘルスケア効果や建物の長寿命化、CO2削減効果については、若い世代の方が認知度が高いことが分かりました。

YKK APはこれらの結果を踏まえ、今後も「樹脂窓」を中心に節電に貢献できる高断熱窓の普及を促進するとともに、窓リフォームの認知拡大や、窓リフォームによる生活改善の効果などの情報発信に努めてまいります。


※調査表・グラフの数字は、表章単位未満を四捨五入しているため、内訳を足し上げても必ずしも合計とは一致しない場合があります。

<参考ウェブサイト>
夏の健康は樹脂窓で:https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/sp/healthcare-mado/
窓のリフォーム:https://www.ykkap.co.jp/consumer/reform/window/

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