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サステナビリティ経営で社会を幸せにする会社へ

2020年度の事業概況

コロナ禍におけるニーズの変化が追い風に

新型コロナウイルス感染症の拡大により多くの方の健康や日常生活が脅かされ、世界経済も大きな影響を受けました。当社も市場のボリューム減少の影響が大きく2020年度は減収減益ですが、在宅勤務や外出自粛を受けた消費者の居住環境向上に対するニーズにより、窓への関心が高まり、今後につながるきっかけをつかむことができました。
首都圏を中心に樹脂窓需要は前年を大きく上回り、シャッターなどの防災商品も好調で、エクステリア事業ではさらなる伸びが期待されています。ビル事業はコロナの影響を大きく受けましたが、市場が回復すれば住宅とエクステリア、ビルの3本柱での成長が可能です。

アフターコロナに対応したワークスタイルに挑戦

オンラインによる営業活動で、BtoC分野に対して新たな接点を持てたことは大きな成果です。WEB展示会は目標の6倍近い約27万人もの方に訪問いただきました。この分野をさらに伸ばすべく体制を強化します。
一方で、コロナにより大きく変わった社員の働き方に対して、テレワーク勤務によるストレス対策や、テレワークできない工場勤務社員の福利厚生や職場環境の改善を課題と捉えています。

海外事業会社の再編完了、売上増に期待

中国ではターゲットである超高級不動産市場が低迷し、売上が減少しました。アメリカでは主力のビル建材は厳しい状況ですが、住宅建材では過去最高の販売となりました。
そのような中で、2020年9月にYKKグループの海外AP事業会社16社の当社への再編が完了しました。資本と事業運営の一体化により、一層スピード感ある経営体制とし、海外での売上増と事業拡大を目指します。

サステナビリティへの取り組み

“社会への貢献”が社員の共感を生む

サステナビリティ経営に取り組んできて、当社の方向性に社員の共感を得られたことは大きな成果です。当社の最大の強みは社員力。社員の賛同、共感は非常に重要です。
社会貢献に寄与することによって社員の会社への愛着が高まり、社会にも当社の存在意義が認知されると考え、健康、防災・減災、省エネなどの社会の要請に応える商品開発に努めます。また、当社は2050年のカーボンニュートラル実現を目指しており、自社CO2排出量削減に加え、商品によるCO2削減貢献量の拡大という2つの視点での投資と新技術の開発を進めていきます。

中長期視点の経営テーマ

第6次中期経営計画 事業方針について

2021年度から2024年度までの新中期経営計画の事業方針は、「商品による社会価値の提供とモノづくり改革の実現」としました。社会の要請に応える商品と技術力の強化で、より社会から求められる企業を目指します。その中で、ビル事業強化に向けた新工場建設、住宅事業におけるさらなる増販を進めます。また新たに設けた工機技術部は、設備開発、機械製造のエンジニアリング機能を有し、商品開発のスピードアップやスマートファクトリーなど新たな技術開発に挑戦します。海外では事業再編の効果を生かし、新規市場・新規事業の検討、他社提携を視野に入れ、事業拡大を進めます。

社会を幸せにする事業・商品を展開

これら事業の基盤として、新たにYKK APの存在意義を表す「パーパス」を策定しました。「Architectural Productsで社会を幸せにする会社。」という言葉は、事業を通した社会貢献、社会課題解決への決意でもあります。この想いを世界中のYKK APグループ全社員で共有し、“社会を幸せにする”事業・商品を展開していきます。

代表取締役社長 堀 秀充