YKK APについて

トップメッセージ

Architectural Productsの進化で、世界のリーディングカンパニーへ

2023年4月、YKK APは新たな経営体制に移行しました。YKK AP創業者であり初代社長の吉田忠裕、二代目社長の堀秀充の後を継ぎ、事業を持続的に成長させていくという大役に、改めて身が引き締まる思いです。

社長就任にあたり、"2030年のありたい姿、あるべき姿"を世界のリーディングカンパニーと定め、達成のためのビジョン「Evolution 2030」を策定しました。以下の3つの方針に基づき、取り組みを進めていきます。

まず「地球環境への貢献」として、2030年度までに自社CO2排出量80%削減(2013年度比)を目指します。2030年度までのサステナビリティ関連投資は国内外で合計500億円を予定しています。次に「新たな顧客価値の提供」として、「外皮トータル断熱ソリューション」や省人化などに貢献する中層建築物向け「ユニタイズドCW(カーテンウォール)」の開発・提案を進めながら、ビジネスモデルの転換を図ります。加えて、1,000億円規模の海外投資により、売上高海外比率を現在の17%から30%に高めていきたいと考えています。さらに「社員幸福経営」を目指し、4月に「YKK AP人権方針」を策定しました。多様な人材が活躍できる土壌づくりや社員への成長機会の提供などを進め、女性管理職比率も引き上げていきます。

全社員が主体的にこれらの施策に取り組むことで、売上高1兆円規模のリーディングカンパニーを目指します。

2022年度は、売上高が5,086億円と、2年連続で過去最高を更新しました。営業利益も前年比103%にあたる178億円と、4年ぶりの増収増益となりました。

現在、国による省エネ化支援強化策である補助事業の影響でリフォームや改装の需要が急増しています。想定を超える受注量の急増により納期遅延が発生し、お客様、お取引先の皆さまにはたいへんご迷惑をおかけしております。目下、生産設備を増強し需要に応えるよう努めているところです。同時に、製造現場における社員の負担を軽減すべく、自動化設備導入による省人化や外部への組立業務の委託など、あらゆる手段を講じています。来年度以降は物流・建築業界の人手不足が予測されます。対応策として、需要地の近くに商品の在庫を持ち、完成品に近い状態で現場に運ぶという構想を持っています。また設計や施工管理の技術者を確保するため、キャリア採用を増やしながら、技術者の育成にも注力します。

当社の強みは、社員の人柄です。YKKの精神である「善の巡環」、すなわち他人の利益を図る精神を自分のものとして行動できる人材が集まっています。従って、人材育成は重点課題の一つです。社員が働きがいを感じられるよう、給料体系の見直し、役職手当や資格手当の拡充などを積極的に行っています。

多様な人材とともに、世界のリーディングカンパニーを目指して「進化」していきます。

YKK AP株式会社 代表取締役社長
魚津 彰

わたしたちの取り組み

新着ストーリー