ニュースリリース

ビル商品のBIMパーツをホームページにて公開開始

~メーカーならではの意匠性をもたせたBIMパーツを掲載~

商品情報

 YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 秀充)は、BIM(※1)のソフトウエア上で利用できるビル主要商品のBIMパーツを12月24日より当社ホームページにて公開します。当社のBIMパーツは、一般的なBIMパーツでは表現できないリアルな形状情報や属性情報を保有しており、これらの情報を活用することで業務効率の向上効果が期待できます。

【BIMパーツ開発の背景】
 建設業界の就業者数は1997年を境に減少し、現在はピーク時と比較すると30%弱減少しています。その一方で建設投資額については、1990年代中盤から減少が続いたものの、近年は増加傾向にあります。このような中、建設業における若者離れや従事者の高齢化による人手不足が大きな問題となっています。これらの課題を打破するために建設業の働き方改革や生産性の向上が必要不可欠です。

 こういった背景の中、近年国内では建築物の生産プロセス及び維持管理における生産性向上を図るため、官民が一体となってBIMの普及が促進されています。当社も建材メーカーとしてBIMパーツの開発に至りました。

 

【今回公開するBIMパーツの特長】
 YKK APでは、従来から、顧客からのBIMパーツ提供依頼の際には、物件毎の対応を行っていましたが、今回は主要シリーズ一式をホームページ上に公開し、取引先企業に、タイムリーに利用していただけるようにしました。

 当社のBIMパーツは、一般的なBIMパーツでは表現できないリアルな形状情報や属性情報を保有しております。この特長により、設計者と施工者の双方にとって、図面の作成手間を削減するなどの業務効率化にお役立ていただけるように開発いたしました。

 今回公開するのは、当社のビル基幹商品である「EXIMA 31」と、意匠設計者の方々にご好評を頂いている「SYSTEMA」シリーズとなります。今後も当社商品のBIMパーツの拡充を順次行い、広く活用いただけるよう、バリエーション強化に取り組んでいきます。

 

■ソフトウエア
Autodesk Revit(ver.2017)

■商品アイテム
「EXIMA 31」 、「SYSTEMA」シリーズ <公開URL:https://bim.ykkap.co.jp/

■機能・特徴

<外観意匠>
メーカーが公開するBIMパーツとして、実際の商品に近いディテールを再現しており、リアルなパース作成が可能です。

<豊富な納まりバリエーション>
納まりバリエーションを豊富にご用意しています。様々な仕様の建物に対応でき、設計業務の効率向上に繋がります。

(例)「EXIMA 31」の場合 左から、RC枠納まり、ALC枠納まり、鉄骨枠納まり、つらいち枠納まり

<効率的な建具表の作成が可能>
建具表や仕様書作成に必要な属性情報を保有しています。Autodesk Revit の建具表作成機能と組み合わせることによって効率的に建具表や仕様書の作成ができます。

 

<図面表現>
当社製品図を元に再現し、3段階(簡略・標準・詳細)の切替が可能です。様々な縮尺の設計図書に活用が出来ます。詳細表現は平面詳細図、部分詳細図、矩計図などの縮尺が大きい図面にも対応できます。

※1:BIM(Building Information Modelling)とは、コンピューター上に現実と同じ建物の立体モデル(BIMモデル)を再現して、よりよい建物づくりに活用していく仕組みです。このモデルに設計・施工・管理に至るまでの建築ライフサイクル全体で蓄積された情報を活用し、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを追加することで、業務効率化の実現やより詳細な建築デザインを行うことが可能となります。

高解像度画像は、以下よりダウンロード頂けます。

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