YKK AP

カンパニー
YKKグループは、本業を通じた持続可能な社会への貢献に取り組んでまいります。

トップメッセージ

事業を通じて健康で快適な暮らしに貢献
より良い社会の実現へ

代表取締役社長 堀秀光

YKK AP
代表取締役社長

代表取締役社長 堀秀光

 YKK APは、さまざまな建築用プロダクツを通して暮らしと都市空間に先進の快適性をお届けするとともに、人々の暮らしを豊かにする持続可能な社会の実現に貢献できる企業を目指しています。
 第5次中期経営計画においては「高付加価値化と需要創造によるAP事業の持続的成長」という事業方針のもと、窓の高断熱化や商品力をベースにした販売強化など、事業・業務領域ごとに重点を定め取り組んでいます。前半2年を振り返り、それぞれが順調だという手応えを得ています。

 一方で、YKK APを取り巻く事業環境は、新築住宅着工戸数の減少や職人不足、省エネや健康・快適などへの生活者のニーズの高まりなど、大きく変化を続けています。私たちはYKK精神である「善の巡環」を価値観の基盤として、事業を通じてこれら社会課題の解決に寄与しています。
 私たちの主要ドメインである窓をはじめとする開口部は、建物の中で最も熱損失の大きい部位です。省エネに対する要求が高まる中、窓の高断熱化は冷暖房エネルギーの削減につながります。そのため、私たちは高い断熱性能をもつ「樹脂窓」の開発や普及啓発を進めています。樹脂窓の普及率は欧米で7割前後であるのに対して、日本では2割にも達していません。私たちは樹脂窓のリーディングカンパニーとして、勉強会やショールームでの体感型展示など、さまざまな啓発活動を行っています。
 さらに樹脂窓は健康や快適な暮らしに大きく貢献します。断熱性能の低い住宅では、室内の温度差が引き起こすヒートショックなどのリスクが増え、特に高齢者は注意が必要です。また、結露はダニの増殖やカビの原因となり、アレルギー疾患につながる恐れがあります。断熱性能の高い樹脂窓の普及は、これらのリスクを軽減し、高齢化社会における住宅内事故の減少にも貢献できると言えるでしょう。

 幸いなことに、私たちはこのように省エネや環境貢献を商品にできる企業です。とりわけ国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」が広まるにつれて、世界に貢献しているという誇りを、社員が抱けるようになってきています。社員が面白さを感じ、喜びを見出してこそ、取り組みが本物になる。私たちはこれからも、モノづくりに対して愚直に、技術に対して真面目に取り組み続けることで、YKK APだからこそできる社会課題の解決に貢献してまいります。

■中長期の環境経営戦略

 YKK APでは、1994年のYKKグループ環境宣⾔のもと、コンプライアンス順守を最優先に以下のように社会や時代の要請に応じた環境への取り組みを着実に進めてきています。
 その中で将来に向けては、温室効果ガスによる気候変動や異常気象の増加、水不足による水紛争の発⽣、生態系の悪化などの地球環境問題の深刻化とともに、人口の変化(世界の人口増加、日本の人口減少、市場・資源消費の変化)、食糧問題(生産量、消費量の増加、食料不足)など多くの課題が懸念されています。
 YKK APは、将来予想される環境制約の上で心豊かな暮らしのために今何をすべきか、これから何をすべきか考え、2050年のあるべき姿として「事業活動におけるライフサイクル全体を通して“環境負荷ゼロ”を実現」を⽬指していきます。そのために2020年そして2030年に向けて、ESGの視点やSDGsのターゲット等を踏まえ、YKK APの環境政策をさらに深化させながら持続可能な社会に向けた新しい価値を創造してまいります。

<環境への取り組み経緯と2050年の目指す姿>
<YKK AP環境経営方針(2017年度~2020年度)>
YKK AP 環境経営方針

ーYKK APは、事業の成長と環境の両立により持続可能な社会に向けた新しい価値を想像していきますー

<商品>

 家庭やオフィスのネットエネルギーゼロに向けて省エネ機能を高め、ライフサイクル全体に配慮した
“商品”を開発することにより、健康で快適な住環境づくりに貢献していきます。

<モノづくり>

 事業活動に関わる全ての工程においてCO2の削減、資源の循環利用、生態系への配慮を推進することにより、気候変動リスクを最小化し、自然環境と調和した”モノづくり”を進めていきます。

2017年4月1日
YKK AP環境政策委員会委員長
YKK AP株式会社 代表取締役社長

堀 秀充

環境報告書2019