YKK AP

カンパニー
YKKグループは、本業を通じた持続可能な社会への貢献に取り組んでまいります。

環境戦略と推進体制

関連する
SDGs

人や国の不平等をなくそう 平和と公正をすべての人に

社会が目指す方向性

 近年、持続可能な社会の実現に向けて、地球温暖化の進行やエネルギー問題、廃棄物の増加、生物多様性の損失など気候変動に関わるリスクに対して早急な対応が求められる中、国連が主導するSDGs※1やパリ協定※2など、国際的にも合意された取り組みが企業に求められてきています。
 一方で、投資家間では社会、環境を意識したESG※3の観点も急速に広がってきており、事業の継続において地球環境問題への対応は最重要課題の一つとなっています。

※1 Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標。2015年9月の国連サミットで採択された2030年までに達成するために掲げられた国際目標。
※2 気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で採択された、気候変動抑制に関する新たな国際的枠組み。温室効果ガスの排出量削減方針、長期目標等を設定。
※3 Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字。企業を非財務面から分析する際に使用する尺度。

YKKグループ環境ビジョン2050

YKKグループは、中期経営方針と連動させた中期の環境経営方針を4年ごとに策定し、各社・各事業で掲げている目標達成に向け着実な取り組みを進めています。
地球規模での環境分野への貢献が求められる中、グループ全体で更に高いレベルの環境経営を実現するために、2019年4月、環境への取り組みの長期的な方向性を示す「YKKグループ環境ビジョン2050」を策定しました。

YKK APの環境戦略

 2050年の将来予測と目指す姿を踏まえ、以下の考え方を元にYKK APの環境政策における重要課題の抽出、特定と環境行動計画への反映を行いました。

<ステップ1>重要課題の抽出

 YKK APの事業活動に関わるリスク()と機会()を以下のように抽出しました。機会については、社会にとっても自社の成長にとっても良いこと(社会にとってプラスとなる貢献)なので、さらに伸ばしていくべき課題、リスクについてはその影響をさらに小さくする(地球環境負荷となるものを極力少なくする=”ゼロ”をめざす)ことで持続可能な社会に貢献できると考えます。

AP事業のライフサイクルと環境への取り組み
<ステップ2>重要課題の特定(マテリアリティ分析)

 上記で抽出された課題を整理し、マテリアリティ分析により重要性評価を行いました。

マテリアリティ分析

<ステップ3>環境行動計画への反映

 上記を踏まえ、今後の取り組むべき重要課題を以下のように整理し、環境取り組み項目として設定しました。

YKK APにおける重要な課題

■第5次中期経営計画(2017~2020年度)の課題と取り組み(ESG、SDGsとの関連)

 下表内の数字は、SDGsの169のターゲットからYKK APの取り組みに関連するものを示したものです。

2019年度YKK AP環境方針、行動計画

 社会からの要請、そしてYKK APにおける重要課題を踏まえ、それらに対応した施策を推進するため、2017年度からは以下の環境方針、行動指針を掲げ2019年度も引き続き取り組んでいます。

環境方針

YKK APは、環境経営方針を受けて、事業活動の全ての分野において環境政策を継続的に推進し、「新しい価値の創造」と「社会への環境負荷を最小化」することで、持続可能な社会の実現に貢献します。

行動指針

「新しい価値の創造による社会への貢献」

● エコ商品・サービスの開発、提供、普及

ライフサイクルを考慮した環境トップランナー商品の開発、提供を通じて、高断熱窓の普及を推進し、商品の社会的価値を高め、持続可能な社会の実現に貢献します。

● ステークホルダーとのコミュニケーション強化

ステークホルダーとの双方向コミュニケーションを積極的に行い、サプライチェーンを含めた環境政策を推進します。

● 環境人材の育成

次代を担う環境人材の育成と全員参加の環境活動を推進し、社会に貢献する人づくり企業を目指します。

「社会への環境負荷を最小化、ゼロへ」

● グローバルな環境経営度向上

環境関連法規制及び協定、自主管理基準を順守するとともに、事業におけるリスクと機会を明確にし、トップマネジメントによるグローバルな環境経営の強化に取り組みます。

● 気候変動リスクに対応したモノづくり

すべての事業活動において将来予測される地球環境の変化に適切に対応し、省エネの推進、ゼロエミッションの継続と資源の有効利用、化学物質の適正管理、生態系への配慮を積極的に進めます。

環境組織体系

 YKK APの環境政策推進体制を下図に示しています。YKK AP環境経営方針に則り、YKK AP環境政策委員会で環境政策を立案し、その環境政策を具現化し推進するYKK AP環境委員会を設置しています。その環境委員会で環境活動を円滑に進めるため専門部会を設置して重点課題に取り組んでいます。

2017年度 YKK AP環境政策推進体制 2017年度 YKK AP環境委員会専門部会組織図

環境におけるコーポレート・ガバナンス

グローバルな環境マネジメント体制の強化
 YKKグループでは、YKKおよびYKK AP共通の課題を整理し、グループ全体の環境政策の起案、経営戦略会議への上程、情報連携・発信、課題審議・水平展開を行う「YKKグループ環境政策推進協議会」を設置しています。この協議会では、「環境コンプライアンスの維持と向上」を掲げ、海外拠点を含めた環境経営監査およびグループ間の相互環境経営監査を実施することにより、環境マネジメント体制を強化しています。その推進体制は以下の通りです。
 YKK APでは、国内および海外各極内での独自の相互内部環境監査、ならびに上記の環境経営監査により、YKK AP全体のコンプライアンスの維持と、経営視点での環境政策の落とし込み、展開を行っています。

環境活動スケジュール

環境報告書2019