ステークホルダーとの取り組み

関連するSDGs

働きがいも経済成長も 質の高い教育をみんなに つくる責任 つかう責任 パートナーシップで目標を達成しよう

地域社会への貢献に対するYKK APの考え方

 YKK APの企業活動の根底には、“他人の利益を図らずして自らの繁栄はない”という「善の巡環」の精神が貫かれています。
 この精神のもと、"地域との共生"を大切に考え、事業を通じた社会貢献活動をはじめ、地域に根ざしたボランティア活動や環境保全活動、将来を担う子どもたちに向けた次世代教育支援に取り組むことにより、地域社会の課題解決に寄与することを目指しています。
 国内・海外においてそれぞれの地域のニーズに応じた活動に取り組み、継続していくことで、地域に信頼され、社会に愛される会社であり続けることを目指すとともに、地球環境を未来へつないでいきたいと考えています。

2022年度の総括と今後の展開

 2022年度は、国内・海外の各拠点や部門において合計116件の社会貢献活動に取り組みました。今後も継続的に取り組み、地域社会の課題解決に貢献していきます。

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テーマ 2022年度計画 2022年度実績 2023年度計画
社会貢献数※1 各拠点2件以上 各拠点2件以上(計116件) 各拠点2件以上

※1:YKK APグループ(国内+海外)

次世代教育支援

メダカの生息環境を再現し小学校へ寄贈

 九州製造所(熊本県八代市)が2010年から続けている、絶滅危惧種の二ホンメダカを製造所内の池などで繁殖させ、市内の小学校に教材用として贈る「おしえて!!メダカ先生プロジェクト」。メダカを長生きさせたいという小学校の相談を受け、2022年は砂利やスイレン、水草を配置した自然に近い環境を再現した樹脂容器を贈呈しました。今後も地元企業と共働し、持続可能な社会づくりの第一歩として、環境教育活動を継続していきます。

ショールームで中学生が職場体験 アドバイザー業務に挑戦

 体感ショールーム(東京都港区)で2022年9月、近隣の中学2年生の職場体験を受け入れました。中学校教育の進路学習の一環で、近隣企業での職場体験を行う中学校側からの依頼を受けて実現。中学生は3日間、ショールームを来訪するお客さまへの接遇対応やアドバイザー業務を体験。お客様対応時のあいさつやマナー、立ち振る舞いなどの運営業務の基本を学び、実際に来館したお客様への案内もアドバイザーと共に実践しました。

協賛企業として学生たちと交流 「窓」から考えるサステナビリティ

 SDGsをテーマに高校生と企業が交流・議論するイベント「第3回SB Student Ambassador ブロック大会」の東海大会と北陸大会が2022年10月に開催され、YKK APが協賛企業として企業講演に登壇しました。講演では、窓メーカーの視点からカーボンニュートラルについて説明。環境を守る際に生じる課題を整理し、これからの住まいの在り方を議論しました。これからの社会を担う若者世代への気づきを提供するとともに、自社の取り組みを積極的に発信していきます。

地域貢献活動

食品ロス削減を目指し、余った食材を持ち寄り社内外で再活用

 社員が各家庭で余っている食料品や生活用品を持ち寄り、必要とする社内外の方に活用してもらう「フードステーション」、「フードドライブ事業」を、2022年から富山県黒部市の各拠点で協力して実施しています。このうち「フードドライブ事業」では食料品や生活用品などを、黒部市社会福祉協議会等を通じて支援を必要とする地域の福祉施設や団体、ひとり親家庭などへ寄付しています。今後も社会課題となる食品ロスを削減するとともに、地域へのサポートを継続的に行っていきます。

「富山資源循環社会モデルの創成」に賛同

 YKK APは富山大学を中核として進めている産学融合拠点構想プロジェクト「富山資源循環社会モデルの創成」に賛同し、産官学民による共創で、将来に向けたアルミリサイクルの技術的深耕を加速させます。このプロジェクトは県内のアルミニウム関係産業活性化やアルミリサイクルの研究推進などに取り組むもので、これらを推進するための研究拠点として新設移転する「先進アルミニウム国際研究センター」に対し、2023年2月寄付金を贈呈しました。

生き物の生態観察できる「さぬきの杜」 製造所敷地内に整備

 四国製造所(香川県綾歌郡)では敷地内に生物公園「さぬきの杜」の整備を進めています。2022年11月には工場排水を循環利用した「メダカ池」が完成し、近隣小学校の児童とともに約40匹の二ホンメダカを放流しました。このメダカは四国製造所内で繁殖させたもので、一部は放流イベントに参加した小学校へ寄贈しました。生物公園は環境負荷の低減活動を学べる場として、2021年から企画を進め、28年の完成を目指しています。

社会貢献活動一覧 さらに詳細な情報

次世代教育支援(国内)(2023年 6月現在)

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対象者 活動名称 活動内容 実施拠点 2022年度実績
保育園児 芋堀り体験教室 社有地内の芋畑に招き、芋堀り体験を実施 九州製造所 344名
小学生 おしえて!!メダカ先生プロジェクト 理科の教材として、製造所内で育成したメダカを寄贈 九州製造所 3校(計150匹)
四国製造所 2校(計60匹)
製造所敷地内の池へのメダカ放流イベントと寄贈 工場排水を循環利用した「メダカ池」に、近隣小学校の児童をメダカを放流するとともに、一部のメダカを寄贈 四国製造所 2022年12月実施
グリーンカーテン応援プロジェクト 小学校の窓際に、子どもたちと一緒にグリーンカーテンを設置 九州製造所 ゴーヤ苗配布80鉢1校
(以前グリーンカーテン設置箇所補修)
「窓」から考えるエコハウスづくり エコハウスの模型を作り、風の流れ方や窓の断熱性、植栽の遮熱効果等を学習(親子で参加のワークショップ) 四国製造所 50周年イベントと同時開催
57名
中学生 職場体験 近隣の中学2年生の職場体験の受け入れ 体感ショールーム 2022年9月(3日間)
企業訪問学習 修学旅行時の企業訪問学習(4名来社) 東北支社 2023年3月9日実施
高校生 第3回SB Student Ambassador ブロック大会(東海大会・北陸大会)への参加 SDGsをテーマに高校生と企業が交流・議論するイベントの協賛企業として、"「窓」から考えるサステナビリティ"の講演を通じて窓メーカーの視点からカーボンニュートラルを説明。 サステナビリティ
推進部
参加者:39校、244名
子ども 無料社会体験アプリ「ごっこランド」への出店 子ども向け社会体験アプリ「ごっこランド」に、“窓”に関連する知育ゲーム「YKK APのおうちかいてきだいさくせん!」を出店 広報室 2021年10月から出店
「うんこ おうちの安全ドリル まどとドア編」冊子・オンラインゲームの公開 子どもに人気の学習書「うんこドリル」とコラボレーションし、「うんこ おうちの安全ドリル まどとドア編」を制作・公開、冊子を国内製造拠点の近隣小学校へ寄贈 品質本部 2021年5月公開
冊子寄贈86校、
11,784人

地域貢献(国内)(2023年 6月現在)

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対象者 活動名称 活動内容 実施拠点 2022年度実績
福祉施設 花の苗の寄贈 協力会社の福祉施設へ花の苗の寄贈 四国製造所 7カ所(各100鉢)
保育園 松ぼっくり拾い 園児の松ぼっくり拾い体験(八代ハウス(会社寮)敷地内)クリスマスのオーナメント工作に利用 九州製造所 1園
ヤギの貸出し 八代市内保育園へ、除草や情操教育、アニマルセラピーを目的に貸出 2園
地域住民 HAPPY GREEN PJ 敷地内で栽培した樹木の苗木を安全環境管理部へ寄贈 九州製造所 30鉢
町内会主催の交通安全活動   北海道支社 1名
フードバンクへの寄付 社員が各家庭で余っている食料品や生活用品を持ち寄り、必要とする社内外の方に活用してもらう「フードステーション」、「フードドライブ事業」を富山県黒部市の各拠点で実施 黒部製造所 3か月に1回の寄付
備蓄品(アルファ米)1600個を仙台福祉協議会、フードバンク仙台へ寄付 東北支社 2か所
災害備蓄品(保存水・乾パン)のフードバンクへの寄付 九州支社 11フードバンク・団体に寄付
健康・医療 献血活動 製造所内で献血活動を実施 黒部製造所
黒部越湖製造所
黒部荻生製造所
YKKグループ社員
319名
滑川製造所 5名
九州製造所 92名
工場敷地内で献血活動を実施 富山水橋工場 約10名
岡山工場 約20名
地域イベントへの参加・協力 環境保全活動 県主催 環境保全活動参加協力「地下水保全活動」 九州製造所 5名
県主催 環境保全活動参加協力「江津湖清掃活動」 3名
植樹・清掃活動参加 「館山公園を復活させる会」植樹や清掃ボランティア 東北製造所 20名
久喜市環境推進協議会への参画 市と民間団体等が協働して環境保全と創造に向けた活動を推進、事例発表・意見交換等も行っている 埼玉窓工場 1回につき
1名参加
「富山県資源循環社会モデルの創生」に賛同 富山大学を中核として進めている産学融合拠点構想プロジェクト「富山資源循環社会モデルの創成」に賛同し、寄付金を贈呈 YKK AP 1回目
滑川市環境フェアへ参加協力 1ブースを使用し、環境への取組みをアピール
パネル展示、商品サンプル、配布物等
滑川製造所 展示のみ
(従業員の参加なし)
地域マラソン大会のボランティア 滑川市で行われている「ほたるいかマラソン」で給水担当で参加 8名
環境展示会「エコプロ展」 環境展示会「エコプロ展」に出展し、「脱炭素社会」「循環型社会」「自然共生社会」実現に向けた取り組みを紹介 安全環境管理部 オンライン出展
とやま環境フェア とやま環境フェア開催委員会主催の「とやま環境フェア」にYKKグループとして出展、環境への取り組みや商品を展示、来場者参加型企画の運営 黒部製造所
黒部越湖製造所
黒部荻生製造所
滑川製造所
オンライン出展
マラソン大会の運営サポート 「カーター記念黒部名水マラソン」の共催として、大会の運営をサポート 黒部製造所
黒部越湖製造所
黒部荻生製造所
滑川製造所
YKKグループ社員
242名
EARTH HOUR2023 世界中で同じ日・同じ時刻に消灯することで、地球温暖化防止と生物多様性保全への意思を示すアクションであり、190以上の国と地域が参加する世界最大級のイベント 海外6社
国内14拠点
左記拠点参加のほか、
個人参加が3,074名
近隣地域 地域清掃活動 工場周辺の定期的な清掃活動
(六甲アイランド地域振興会清掃活動)
六甲窓工場 4名
春と秋に、工場周辺、及び 公共施設周辺の清掃活動を実施 滑川製造所 春・秋共に約300名
「宇多津町クリーン作戦」に参加し宇多津中央公園と周辺を清掃 四国製造所 35名
宇多津中央公園とその周辺の清掃活動を実施 30名
番の州道路(工場前通勤路)の清掃活動を実施、40kgのゴミを収集 30名
宇多津臨海公園花壇の植栽 16名
沙弥島清掃ボランティア 8名
工場周辺の清掃活動 富山婦中工場 約10名
北海道工場 24名
工場周辺の定期的な清掃活動(工場南側側溝清掃) 埼玉工場 40名/年
工場周辺道路、側溝の定期的な清掃活動 山梨工場 約60名
工場周辺の定期的な清掃活動(工業団地内) 栃木工場 4名
「春のクリーン作戦」として工場周辺の清掃活動 岡山工場 14名
春と秋にクリーン作戦として、工場周辺の清掃活動を実施 兵庫工場 14名
工場周辺の清掃活動を実施
(広島県三次工業団地清掃活動)
広島工場 2名
千代田区主催の「千代田区一斉清掃の日」に参加し、事業所周辺の清掃活動を実施 YKK80ビル 年1回のみ実施
自主清掃活動 工場周辺の定期的な清掃活動 六甲窓工場 72名
工場周辺の清掃活動 埼玉窓工場 200名
製造所周辺国道沿いの草刈 東北製造所 29名
製造所周辺のゴミ拾い 35名
春と秋に、工場周辺の清掃活動を実施 富山水橋工場 24名/回
製造所周辺河川沿いゴミ拾い活動 黒部荻生製造所 5名
9/24~10/24に社内で開催した「YKK AP SDGs月間」にあわせて、「秋の海ごみゼロウィーク」に賛同した清掃活動を実施 国内27拠点 2,247名
早月川河口付近清掃ボランティア活動 滑川製造所 9名
工場周辺の清掃活動 三重工場 約50名
環境保全活動 特定外来生物『オオキンケイギク』駆除 黒部荻生製造所 6名

次世代教育支援(海外)(2023年 6月現在)

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対象者 活動名称 活動内容 実施拠点 2022年度実績
子ども 教育支援 全米火災安全協議会の活動への参画
(地元の子どもに火災安全マニュアルを提供)
YKK AP
アメリカ社
33名
大学生 窓に関する知識向上イベントの開催 楊梅工場ショールームにおける国立台湾科学技術大学学生に対する窓に関する知識向上イベントの開催 YKK AP
台湾社
20名

地域貢献(海外)(2023年 6月現在)

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対象者 活動名称 活動内容 実施拠点 2022年度実績
健康・医療 献血活動 現地病院に従業員が献血 YKK AP
アメリカ社
80名
楊梅工場における献血会開催(半年ごと) YKK AP
台湾社
73名
近隣地域 イベント開催・協力 環境撮影大会 YKK AP
大連社
36名
食糧の節約月間 180名
子ども用品のフリーマーケット 231セット
第7回江蘇科技大学「吉田建材杯」材料綜合技能大会/第9回吉田建材機械デザイン大会協賛 YKK AP
蘇州社
160名
第13回蘇州外資企業運動会参画 58名
深圳マラソンボランティア活動 YKK AP
中国社
13名
社会福祉 老人ホームボランティア活動 8名
地元小・中学校への中古パソコン、プリンターの寄付 YKK AP
インドネシア社
25名
昼食と飲み物の公立学校生徒への寄付 15名
公立学校に対する対コロナ衛生器具の寄付 YKK AP
タイ社
300名
戦争、貧困、災害によって傷ついた人々をへの援助 YKK AP
アメリカ社
活動実施
車いす通路の提供による退役軍人の住宅の品質向上活動 活動実施
病気の子どもたちへの食事の提供等 25名参加
アトランタ青少年サッカー財団- 恵まれない若者に対するサッカー練習環境及び生活環境の提供活動への支援 活動実施
社会教育 全国開口部安全週間における転落事故の意識向上活動 活動実施
リサイクルに対する意識向上による廃棄物処理管理啓蒙活動参画 40名
自然保護活動 ブルーヘロン自然保護スポンサー 活動支援
外部環境活動 YKK AP
中国社
10名
植樹活動 植樹の実施と、過去22年間のYKKグループの植樹活動を表彰する式典への参加 YKK AP
アメリカ社
18名(19本)
アースデイの植樹活動 エリーAP社 17名(30本)
マングローブの植樹 YKK AP
インドネシア社
2015年以降合計
27,000本
植樹 YKK AP
大連社
28名(4本)
会社植樹「嘉宝果木」(ジャボチカバ) YKK AP
アメリカ社
10名(3本)
公園植樹(南京支店) 13名(13本)
公園植樹(重慶支店) 6名(6本)
公園植樹(蘇州支店) 14名(7本)
清掃活動・美化活動 高速道路ロードサイド清掃活動 YKK AP
アメリカ社
10名
ジョージア州の水資源の美化ボランティア活動 20名
町の清掃活動 YKK AP
大連社
55名
電子廃棄物の収集及び処理 125セット
SDGs環境保護清掃活動参画 YKK AP
蘇州社
30名
ゴミ分類強化活動参画 700名
社内植木枝清掃活動 YKK AP
中国社
15名
苏州河清掃活動(ゴミ拾い) 7名(2kg)