グローバルな環境経営度向上社会への環境負荷影響の最小化
関連する
SDGs

YKK APでは環境関連法規制および協定、自主管理基準を順守するとともに、事業におけるリスクと機会を明確にし、トップマネジメントによるグローバルな環境経営の強化に取り組んでいます。
また、環境マネジメントシステムを体系的に運用するために、国内YKK APでは全社統合したISO14001を運用しています。海外拠点では各拠点でISO14001を取得、運用し、全社員一丸となって環境経営に取り組んでいます。
環境リスクへの対応
環境意識・感度のレベルアップを図るため、第三者目線での環境管理状況のチェックや社内外の環境関連リスク事例を活用したセルフチェックを進めています。
特に外部へ直接影響のある工場排水や薬品の漏えいについてはリスク早期発見・軽減のために自主管理基準の設定や緊急備品整備を行い管理強化を行ってきました。
2019年度は近年増加している自然災害による環境事故を受けまして、大雨時の薬品の漏えいについての設備の一斉点検や漏えいを想定した訓練の実施を全製造拠点で実施しました。今後も継続的に実施して更なるリスク軽減に努めています。
黒部越湖製造所(廃水の回収)
神奈川工場(車両からの油漏れ)
環境マネジメントシステムの運用、推進
YKK APでは、コンプライアンスと環境マネジメントシステムの充実を目指し、両者に対する内部環境監査を毎年一回実施しています。
コンプライアンスについては、YKK APに適用される法律に基づき作成した「法順守チェックリスト」を監査項目に取り入れ、環境マネジメントシステムの運用状況と併せて、拠点別に行う内部環境監査と、全社で行う相互内部環境監査のダブルチェック体制で実施しています。
上記については、最終的に第三者の外部審査機関に審査、チェックしていただき、環境管理レベルの向上を図っています。
① 内部環境監査
2019年度は製造所・工場24拠点、支社11拠点で内部環境監査を実施しました。今年度は監査の評価基準を見直し、基準の明確化と監査目線の統一を図りました。
また、内部監査結果報告会を開催し、改善指摘事項や良い事例を各拠点で共有し水平展開を行いことで環境管理レベルの向上を行っています。

② 第三者機関による外部審査
ISO14001登録証
2020年3月には外部審査機関から、国内YKK AP 全体を対象とした「ISO14001_2015年版」による定期審査を受けました。規格に適合した運用管理のほか、社会的要請、コンプライアンス、地域・社会・社員とのコミュニケーションなど事業活動に係るリスクと機会に対する行動計画の策定やその活動状況について審査していただきました。その結果、環境マネジメントシステムは、環境経営ツールとして有効に機能していると評価されました。
海外拠点のISO14001取得状況
海外拠点では10拠点でISO14001の認証を取得しています。
環境報告書2020
環境方針と体制
新しい価値の創造
(社会にプラスの貢献)- エコ商品・サービスの開発、提供、普及
- ステークホルダーとのコミュニケーション強化
- 環境人材の育成
社会への環境負荷影響の
最小化- グローバルな環境経営度向上
- 気候変動リスクに対応した
モノづくり 環境データ編
2020年版PDF
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