YKK AP

資材調達

YKK APはサプライチェーン全体で、社会的責任を果たすことを目指しています。資材の調達では、人権、環境、公正な事業慣行などに配慮したCSR調達を推進。そしてCSR調達に不可欠なお取引先との協力関係を深めるため、パートナーシップの強化にも努めています。さらに、安定した供給体制の構築を目指し、調達におけるリスクの把握や対策を強化しています。

調達方針とCSR調達

YKKグループ調達方針に基づき健全で公平な調達を

YKKグループでは、組織統治、人権、労働慣行、環境、公正な事業慣行、消費者課題の項目からなる調達方針を掲げています。この方針に基づき、当社はサプライチェーン全体で社会的責任を果たすため、CSR調達を推進しています。その一環で、お取引先との相互理解をより深めることを目的に、法令・社会規範の遵守と公正かつ倫理的な取引、人権・労働環境への配慮、環境・安全衛生への配慮、品質・製品安全の確保、情報セキュリティの確保を明示した「取引基本原則」を定めました。2021年度までに主要取引先821社と締結を行い、2024年度には1,200社との締結を目指しています。また、取り組み状況を確認するためのCSRアンケートは、2021年度は48社で実施しましたが、今後は取引基本原則を締結済みの全取引先を対象に実施していきます。
YKK APは、持続可能な社会に寄与する商品とモノづくりを推進するために定めた「グリーン調達ガイドライン」で規定する「YKK APグリーン調達基本方針」に則り、環境に配慮された資材を環境配慮企業から優先的に購入する「グリーン調達」の取り組みも推進しています。

YKKグループ調達方針

当社は創業以来、「善の巡環」の企業精神のもと、企業は社会の重要な構成員であり、共存してこそ存続でき、その利点を分かち合うことにより、社会からその存在価値が認められるとの考え方を事業活動の基本としてきました。これは、“他人の利益を図らずして自らの繁栄はない”という考え方で、お互いが繁栄するよう事業活動の中で発明や創意工夫をこらし、事業の発展を図り、それがお得意様、お取引先様の繁栄につながり、社会貢献できるということを意図しており、社会的責任の実践に他ならないと考えています。

  • 組織統治:
    国内外を問わず、業務に関連するそれぞれの国の関係法令の理解に努め、これを遵守した活動を行います。
    公平で透明な取引に努め、カルテルや談合に関与しません。
  • 人権:
    人権に配慮した取引を行い、強制労働、児童労働、人身売買、外国人労働者の不法就労、不当な差別等の無い取引を行うことに努めます。
  • 労働慣行:
    賃金、労働条件を含む従業員の雇用条件や安全衛生基準が事業活動を行う国・地域の法令に適合しており、安心して働ける職場づくりを進める取引先からの調達を推進します。
  • 環境:
    環境保全・資源保護・気候変動対策等に充分配慮した「持続可能な調達」を指向します。
  • 公正な事業慣行:
    品質、価格、納期、調達期間など取引における諸価値を適切に検討し、合理的な意思決定を行います。
    お取引先の経営状況、技術力、企業姿勢を評価し、企業の社会的責任を尊重した取引を進めます。
  • 消費者課題:
    ステークホルダーの意見を傾聴し、倫理的自覚を持った取引に努めます。

お取引先様へのお願い

当社が世界各国で事業活動を展開するにあたり、サプライチェーン全体で社会的責任を果たす取り組みが求められています。その推進にあたっては、お取引先様とのパートナーシップが不可欠なものとなっています。
お取引先様各位との相互理解をより深めるため、当社からの要請事項を「取引基本原則」として以下の通り明示し、ご理解、ご賛同いただくとともに、当社と共に社会的責任を果たしていくことを目指しています。

「取引基本原則」を見る

YKK APグリーン調達基本方針

YKK AP環境経営方針に基づき、環境に配慮した材料・部品等の資材を環境配慮企業(環境に前向きに取り組んでいる企業)から購入することにより、事業活動全体の環境負荷低減を図るとともに、環境配慮型商品の開発・提供を推進し、低炭素・循環型社会の実現に貢献します。

CSR調達の推進目標

パートナーシップ構築宣言

社会的責任を果たし、パートナーシップをより強固に

当社はYKK精神、経営理念、そしてパーパスに基づき、社会的責任を果たすため、サプライチェーンにおけるお取引先や事業者とのパートナーシップを強化しています。そして共存共栄の関係を構築することを目的に、2022年6月に「パートナーシップ構築宣言」を策定・公表しました。

パートナーシップ構築宣言のロゴ
「パートナーシップ構築宣言」を見る

調達におけるリスクと対策

BCPの観点からリスクを迅速に把握し、対策を強化

近年、新型コロナウイルスの感染拡大、気候変動や災害に加え、地政学的リスクの高まりなど、企業活動を取り巻く環境が激変し、先行きが不透明な状況が続いています。当社も2021年度は、電子部品の世界的な供給不足により電動シャッターの納期が遅延するなど、大きな影響を受けました。こうした状況を踏まえ、当社はBCP(Business Continuity Plan)の観点から、サプライチェーンにおけるリスクの迅速な把握、改善に向けた対策をより一層強化しています。重要管理アイテムについては緊急在庫確保に加え、開発・製造・購買部門が連携して代替調達の設定を行うなど、商品開発の段階からBCPを踏まえた取り組みを行っています。

調達に影響を与える主な外部環境

調達におけるリスクへの対策と取り組み