モノづくりとバリューチェーン

製造・物流

製造・物流

一貫生産体制

YKK APの強みは、素材や部品、生産設備から加工や組立に至るまでを自社で担う「一貫生産体制」のビジネスモデルです。

樹脂窓など主力商品に使われるガラスは素板の状態で仕入れ、自社にて加工しています。また、アルミ素材は地金の溶解から、樹脂素材は原材料の配合から行うなど、モノづくりのすべての工程を、自社の国内外の製造拠点で一貫して行っています。

商品の要ともいえる部品の開発・製造も自社内で行っています。要素技術を含めた技術開発力をベースに、戸車、ねじ、網戸のネットなど、金属製・樹脂製の機能部品を生産。各種試験評価機能も有し、品質をより確かなものにしています。

さらに、商品を生産する設備の開発・製造についても、工機技術部と呼ばれる自社の部門が担っています。工機技術部と開発・製造部門がシームレスかつ迅速に連携することで、技術競争力の一層の強化を図っています。

第6次中期事業方針における「モノづくり改革の実現」の一環として、スマートファクトリー化も推進。AIなどのデジタル技術やロボタイゼーションを駆使し、人に頼らない都市型の新しい無人化ラインの構築を進めています。

一貫生産にこだわるからこそ、スピーディーな技術開発、サプライチェーン全体におけるコスト調整、確かな品質保証が可能になると考えています。

ロジスティクス

YKK APは物流効率化や生産性向上を進め、持続可能な物流の実現を目指しています。

具体的には、荷物をパレットやコンテナなどユニット単位で効率的に運ぶ「ユニットロード」という仕組みを導入し、ドライバーの経験や勘に頼らない効率的な荷積みや荷降ろしを実現しています。加えて、トラックの荷台に効率良くパレットを積むことを目的とした独自システム「Y-Caps(ワイキャプス)」で商品やパレットの最適な組み合わせを導き出し、トラックの積載効率向上や最適な配車管理を可能にしました。さらに、他社との共同輸送などを通じて持続可能な物流を追求し、さまざまな物流工程に伴う作業時間を削減し、ドライバーの拘束時間短縮につなげています。

ロジスティクス

独自システム「Y-Caps」の導入で推進しているユニットロード

安全衛生

モノづくりを担う社員が安全かつ健康に働ける職場づくりも、重要なテーマです。暑熱対策のために空調設備・空調服を導入し、食堂やトイレなどの環境を整備するなど、ストレスフリーで働きがいのある職場づくりを進めています。安全性を高めるために、3年に1回の「定期設備機械安全審査」を継続して行い、設備の本質的な安全化に努めています。また不安全行動を撲滅するため、職場での「近道行動」「面倒な作業」を抽出しての改善の継続や、職場リーダーへの危険予知の落とし込み教育などにより、安全への意識付けをより一層強化していきます。

わたしたちの取り組み

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