平成25年 東京消防庁の救急搬送データによれば、事故で搬送された人のうち、小さな子どもと65歳以上の高齢の方が全体の約6割を占め、事故の半数は住居内で発生していました。これは、家庭内事故の圧倒的な多さを表しています。
また、家庭内の事故で最も多いのが転倒・転落であり、事故によるケガは打撲症・挫傷に加え、高齢になるほど骨折など重症化するケースが多くなっています。このような不慮の事故を防止するためには、家の中は安全なはずという思い込みなど居住している人の意識改善や安全に対する住居対策がますます重要視されています。
住まいの暮らしやすさを考えるとき大切なのは、「今」だけでなく「将来」にわたって長く快適に住み続けられること。
そこで生活する家族は時間と共に変化します。世代交代もあるでしょう。子どもからお年寄りまで家族みんなが同じ住居に長く安全に暮らせるように、どんな変化にも柔軟に対応する工夫を住居に取り入れていけるといいですね。
横にスライドさせて開閉する引き戸は、限られたスペースで広い開口部を得られる利点があります。また、扉を開けたままキープできるのも特徴です。
好きな位置で止めておくこともでき、下枠の段差を抑えているのでベビーカーや車いすでの出入りもスムーズに安心して通れます。車いすの方を配慮したハンドルもご用意しています。
有効開口はメータモジュール企画では1,023.5mm、関東間では903.5mmを確保しています。ベビーカーを押していても、自転車の出し入れも、大きな荷物の運搬だってラクラクです。
※住宅性能表示[高齢者等への配慮]等級5の条件を満たす開口幅です。
住宅性能表示とは、住宅の様々な性能を評価し、等級や数値で表示します。[高齢者等への配慮]とは、身体上の負担や事故の発生を軽減するための配慮に対する評価です。等級5は最高等級で、長寿社会対応設計指針で推奨基準程度とされています。
引戸なら障子が左右にスライドするので、その場で開閉できます。また、開いた扉を押さえる必要がなく、そのままベビーカーや自転車が通過できます。
玄関引戸 れん樹 大開口引戸 車いす配慮仕様
室外側に横バーハンドルを配置。
車いすから楽に手が届き、スムーズに移動しながら扉を開け閉めできます。
「かんたんドアリモ アウトセット玄関引戸」は今ある玄関ドアを、たったの一日で開閉に省スペースな玄関引戸にリフォームする事が可能。
今あるドア枠はそのままに、新しい引戸の枠を取りつけるだけの簡単リフォーム。安全で快適な機能を標準装備。お子様から高齢の方まで安心してご使用いただけます。
ドアを引戸に変えれば、開口幅が広がり、車いすやベビーカーもラクラク出入りできます。車いすの通過を踏まえて必要とされる有効開口幅は750mm以上。もちろん、より広い開口が望ましいですし、歩行介助のためには2人横並びでも楽に通り抜けられる開口を確保したいものです。 「かんたんドアリモ」で2枚連動扉の引戸に替えれば、元のドアの開口幅をほぼそのまま活かせます。元のドアが片袖付きだったり子扉付きだったりした場合、その分さらに開口幅が広がることになります。
大きな開口幅で選ぶなら、ベッドの出入りも可能な幅広引戸がおススメです。
ラフォレスタ 大開口引戸は、最大有効間口1,200mmの幅広引戸で、車いすはもちろん、介護用のベッドの出入りも可能です。
大型サムターン
誰でも操作しやすい大型サムターン仕様です。
新大型バーハンドル
ハンドルに平面を設けることでつかんでも押しても使いやすいデザイン。
同じ1間サイズの引戸でも、連動引戸なら間口をより広くとることができるので、車いすでもラクに通ることができます。
有効間口:2枚連動片引き戸906mm/3枚連動引戸901.5mm
小さな力で開け閉め可能
シンクロ連動機構採用で、扉がワイヤーで連動。軽い力でカンタンに扉の開閉が可能。
大型サムターン
誰でも操作しやすい大型サムターン仕様です。
新大型バーハンドル
ハンドルに平面を設けることでつかんでも押しても使いやすいデザイン。
部屋の境界であるドア部分の小さな段差はうっかりつまづいて転倒してしまいがちです。また、車いす移動には不自由を強いてしまうことにもなりかねません。
下レールがない上吊引戸なら段差がなく、つまずきによる転倒を防ぎます。また、両側ソフトクローズ機構を採用している引戸は開閉時にブレーキがかかるので、体をはさむ事故を軽減できます。
広い有効開口、下枠の段差解消、開閉が楽にできる樹脂製の大型引手など、安全性と快適性をカタチにした浴室引戸です。
万が一、浴室内で事故が発生した場合には、脱衣室側から速やかに折戸本体を取りはずすことが可能です。
ゆったりサイズの有効開口幅
有効開口幅800mm以上。介護が必要な方でも介護者と一緒に出入りができるゆったりサイズ。
※有効開口幅を800mm以上確保できるのはW≧1.424となります。
段差を軽減する下枠形状
下枠の段差を低減したことにより、スムーズな出入りが可能。転倒などの事故を未然に防ぎます。
手がかりの良い大型樹脂引手
浴室側と脱衣室側の両方に、開閉がラクにできる樹脂製の大型引手を採用しています。
チャイルドロック
浴室側・脱衣室側から施解錠可能です。幼児の手が届かない折戸の高い位置に取付けてあります。
高齢者のより安全で快適な移動をサポートをするための手すりには、体重がかかるので、手や指にフィットする形状を選び、使う人が握りやすい高さに設置します。
転落しやすい階段などでは両側につけるのが理想ですが、片側にしか付けられない場合は、降りるときの利き手側に設置しましょう。
安全バー手すりは、I型、L型の手すりセットの他、豊富な部材で様々な場所に取り付けることが可能です。
廊下の場合
長寿社会対応住宅設計指針(補足基準)では、てすりの高さは床から750mmを基準としています。ただし、使用者が決まっている場合、その人の高さに合わせるとよいとされています。
出入り口・建具等の部分を除き、手すりは家中に継続して設置するのが望ましいです。
階段の場合
建築基準法でも設置が義務化されています。取付位置は踏板より750mmの高さで、片側だけでなく、両側に手すりを設置することをおすすめします(特に勾配が45°以上の場合)
手すり端部は200mm水平に伸ばし、壁側に曲げるのが望ましいです。
トイレの場合
便座での立ち座りを楽にするために必要です。横手すりの取付高さは便座から250mm、たて手すりは便器の先端から150mmの位置となります。
便器側面のL型手すりは、横手すりとたて手すりの機能をあわせ持った手すりとして大変有効です。
玄関の場合
玄関は靴の履き替えなど体の重心を移動させる動作が多い場所です。体を支え、安定を保てるように、手すりを設置します。取付位置は上り框上端より高さ750mmを基準とし、長さを600mm以上とします。
リフォームでも取り付けカンタン!
ライフスタイルの変化から、後で手すりを取付けたい時に壁に下地がない場合でも、リフォームベースを用いてカンタンに手すりを設置することができます。