技術資料開閉力/開閉繰り返し

※参考文献 :
(一社)日本サッシ協会「わかりやすいサッシ・ドアの性能 BASIS 2021」

開閉力

開閉力とは

開閉力とは、サッシ・ドアセットを開閉する際、開いたり閉じたりする時に必要な力をいいます。
開閉力の単位は、N(ニュートン)で表します。

開閉力の試験方法および性能

開閉力の試験方法

JIS A 1519(建具の開閉力試験方法)に試験方法が規定されています。
試験方法は、開閉力の確認試験と測定試験が規定されています。
JIS A 4702:2021(ドアセット)・JIS A 4706:2021(サッシ)では、50Nで開閉出来ることが規定されており、確認試験より判定します。
適用される開閉形式は、スイングでは開き窓と開き戸、スライディングでは引違い窓、片引き窓及び引戸です。なお、確認試験とは所定のおもりを用いて、戸が作動(開く、閉じる)することを確認する試験で、測定試験とは、おもりを1Nずつ増加させていき、戸が作動(開く、閉じる)する最小の力を求める試験です。

開閉力の性能

IS A 4702:2021(ドアセット)・JIS A 4706:2021(サッシ)に、下表のように判定基準が規定されています。

載荷荷重 判定基準
50N 戸が円滑に開かなければならない。
また、戸が円滑に閉じなければならない。

開閉繰り返し

開閉繰り返しとは

開閉繰り返しとは、丁番・錠前などを含めた戸が、どれくらいの開閉回数まで支障なく使用できるかを表す性能です。
開閉繰り返しは、開き、閉じるをもって1回とする繰り返しの回数を基準としています。

開閉繰り返しの試験方法および性能

開閉繰り返しの試験方法

JIS A 1530(建具の開閉繰り返し試験方法)に試験方法が規定されています。試験方法は、下図のように試験体を取りつけ、毎分5~10回の繰り返し開閉試験を行い、使用上支障がないか確認します。開き、閉じるをもって1回とします。戸の開き力または閉じ力はJIS A 1519(建具の開閉力試験方法)により測定します。

スイングは開き窓に適用し、スライディングは引違い窓・片引き窓に適用する。
サッシ ドアセット
スイング JIS A 1550 JIS A 1525
スライディング JIS A 1550 JIS A 1550を準用

開閉繰り返しの性能

JIS A 4702:2021(ドアセット)・JIS A 4706:2021に性能(判定基準)として下表のように表現されています。

サッシの開閉回数は1万回とする。ただし、掃き出し窓においては3万回とする。
開閉回数 判定基準
JIS A 4702:2021 ドアセット 10万回 開閉に異常がなく
使用上支障がないこと
JIS A 4706:2021 サッシ 1万回又は3万回

●開閉回数の目安

ドアセット :
主として建築物の出入口として使用…1日30回×10年間相当
サッシ :
主として建築物の外壁の窓として使用…1日3回×10年間相当

試験概要図(例図)

●スイングの例

開閉繰り返しの試験概要図 スイングの例

●スライディングの例

開閉繰り返しの試験概要図 スライディングの例
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