
がらり意匠
換気開口部はがらりによるシャープなデザイン。
全面ガラスの透明感あるファサードの意匠に調和します。

【V・WV仕様】開口率が大きいルーバータイプ

【RV・WRV仕様】雨水浸入を抑えるブラインドタイプ
ファサードガラス面と連続するフラットなデザインは、スマートな外観イメージを展開します。
連続性あるデザイン
外観がらり意匠の連続性を持たせると同時に、内観側もパネル閉鎖時は換気装置ありと換気装置なしの箇所(内部パネルタイプ)で、連続性のあるデザインを実現しました。
■各部断面

a - a′断面

b - b′断面
■外観イメージ
換気装置なしの箇所に内部パネルを使用することで、アンダーパスと外観がらりの意匠性を統一させました。

外観がらり意匠

効果的な風の取り込み
換気パネルを室内側開きにすることで、風を直接感じられる換気を実現します。
また、取り込んだ風を室内方向へ通すだけでなく、ブラインドなどのバタツキも抑えます。
パネル内に内蔵した網戸
網戸は内蔵のため、開放時も閉鎖時も常に防虫状態を維持します。
パネルを開けるとチャンバー内部をどの位置からも確認ができ、手を入れることができます。
日々のお手入れも簡単に行えます。

簡単にできるお手入れ(V仕様)
快適な換気をサポート
虫や鳥を気にせず、安心して快適に換気が行えるよう、安全性におけるさまざまな配慮をいたしました。
■各部名称
■パネル開閉保持ばね※
パネルが自重などで急激に閉まる際に、衝撃を緩和し、安全性に配慮しています。
※Wサイズによって、取付かない場合があります。
■網戸
パネル下部にあるグラスファイバー製ネットが虫の侵入を防ぎます。
■防鳥ネット
がらり背面のステンレス製ネットが鳥やコウモリの侵入を防ぎます。

降雨時の雨水浸入を抑制し換気ができる仕様です。
防水がらり特有の構造により雨水を防ぎ、雨天時の換気を可能にします。
想定されるシーン
・使用者が不在となる一時的に使用される空間に(例:会議室 etc.)
・閉め忘れた場合の突然の天候変化に(例:オフィス etc.)
強雨の発生回数の増加
アメダスで観測した1時間降水量80㎜以上の短時間強雨の年間発生回数の長期変化でも増加傾向となっています。
■[アメダス]1時間降水量80㎜以上の年間発生回数

最近10年間(2007~2016年)の平均年間発生回数は、最初の10年間(1976~1985年)と比べて約1.7倍の17.9回に増加しています。(気象庁HP資料より)
■1時間降水量80㎜以上の雨とは

息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じる。
大規模な災害が発生する恐れが強く、厳重な警戒が必要な状況。(気象庁「雨と風」リーフレットより構成)
雨水浸入抑制の仕組み
防水がらりで雨水をさえぎり、迷路構造の浸入経路とすることで、内部に雨水が入りにくい設計です。
防水性99.99%
普段の生活のなかで身近に接することの多い気象情報を参考にしたYKK APオリジナルの基準を用い、RV仕様の防水性を確認しました。
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風速 |
散水 |
条件※1 |
10m/s |
2ℓ /min・m2 ※2 |
目安 |
強風注意報 |
大雨警報、記録的短時間大雨情報※3 |
※1 実風散水試験は180分間を実施 ※2 120㎜/hの雨量に相当 ※3 地域により基準値は異なります

結果:防水性 99.99%
ただし、数滴の水の浸入あり(1時間あたり)

強風や突風発生時に室内に取り込む通気量・風速を抑制できる仕様です。
風速5~6m/s以上になると内部にある羽根が作動して、通気量・風速を自動調整します。
想定されるシーン
・ブラインドのばたつきや紙の散乱を防止(例:オフィス、会議室 etc.)
・強風でも執務の集中を妨げない換気を実現(例:オフィス etc.)
風力階級と自然に与える影響との関係
(新・ビル風の知識 風工学研究所編より構成)
強風抑制機構
風速に合せて可動する強風抑制羽根が有効開口を狭めることにより、室内へ入る通気量・風速を抑制します。
強風抑制効果[シミュレーション]
室外風速10m/sの場合、羽根が強風を抑制することにより、室内に取り込まれた風の速度は室外風速3m/sの時とほぼ同等となることがわかります。

WV仕様 室外風速3m/sの場合

WV仕様 室外風速10m/sの場合

【シミュレーション条件】
風速:3m/sと10m/s相当の圧力差による
天井高さ:3m