非溶接工法

2012年度 HEAD ベストセレクション賞受賞

非溶接工法ご提案

非溶接工法とは

これまでのサッシ施工 溶接工法
溶接によるサッシ施工は、火気発生のリスクをともなうため、現場の安全管理上、次のようなさまざまな問題点を抱えており、工程へ影響を与えてしまうケースもあります。
安全・安心の新しいサッシ施工 非溶接工法(高強度樹脂接合/アジャストアンカー接合)
溶接工法の抱える問題点を改善したサッシ施工の新スタンダードが「非溶接工法」です。建築現場の“安全”に配慮し、近隣地域に対しても“安心”を提供します。

非溶接工法とは、従来の溶接工法に替わる新しいサッシ施工の工法です。
RC造の建物には樹脂剤の硬化によってサッシを固定する「高強度樹脂接合」、S造(ALCパネル納まり)の建物には「アジャストアンカー接合」を展開しています。
溶接を使用しないため火気の発生がなく、溶接用の動力電源を必要としない、安全・安心の工法です。

非溶接工法の位置づけ

非溶接工法は、モルタルを充填する湿式納まりで、従来の溶接工法に替わる新しい工法です。

アンカー固定部のイメージ

RC造
溶接工法

サッシ枠側のアンカー部品と埋込みアンカーを連結筋を介して溶接しサッシを固定。埋込みアンカーなどの関連部品や溶接時の動力電源の確保が必要。

非溶接工法(高強度樹脂接合)

躯体に打ち込んだ打鋲ピンとサッシ枠側のアンカー部品の間に粘性のある樹脂剤を注入し、その材料の硬化によりサッシを固定。火気の発生がなく、動力電源を使用しない工法です。

S造(ALCパネル納まり)
溶接工法

サッシ枠側のアンカー部品と躯体(開口補強)を連結筋を介して溶接で固定。溶接用の連結筋や溶接時の動力電源の確保が必要。

非溶接工法(アジャストアンカー接合)

躯体側アンカーを打鋲ピンで躯体(開口補強)に固定し、サッシ枠と躯体側アンカーをネジ止め固定。サッシ枠にアジャストアンカーを取付け、打鋲ピンで開口補強へ固定。火気の発生がなく、動力電源を必要としない工法です。

非溶接工法がもたらすメリット

溶接を使わずに躯体へのサッシ固定が可能な非溶接工法が、慣習化した溶接工法が抱えているさまざまな問題点を改善。「安全・安心な施工」「天候に左右されない施工」「環境に配慮した施工」「資材削減に貢献する施工」を実現いたします。

安全・安心な施工

  • 近隣建物への万が一の溶接火花飛散の心配はありません。
  • ガラスや断熱材などの施工済み資材を溶接火花により燃焼させてしまう心配はありません。
  • 感電や火傷などの恐れのある危険作業が削減されます。
  • 無火気のため火災のリスクがゼロとなります。
  • 近隣や道路に近い環境でも安心して施工できます。
  • 工程の維持が容易になります。
  • 安全性の向上が企業イメージ向上につながります。
  • 断熱材の残る改修工事でも安全に施工できます。

天候に左右されない施工

  • 樹脂材は躯体面が雨水で濡れても硬化します。
    (高強度樹脂接合)
  • 溶接工法と異なり、雨天時の感電の心配はありません。
  • 全天候において施工可能となり、工期の安定につながります。

環境に配慮したエコな施工

  • サッシ施工に伴う動力電源が不要になります。
  • 溶接を行わないため施工時に強い紫外線や煙などの有害物質が発生しません。
  • 節電・省エネに貢献します。
  • 無火気施工により現場周辺環境や作業者の健康に配慮します。

資材削減に貢献する施工

  • 躯体に先付けする埋込アンカーが不要です。
    (RC造の場合)
  • 躯体とサッシ枠固定に必要だった連結筋が不要です。
  • 動力電源が不要で現場での電力消費はありません。
  • 付帯部品不要・電源不要で、建築工事会社のサッシ施工に関わる資材・資源を削減します。

隣接する建物や周辺道路との距離が近くても安心

建物が近接していたり周辺道路との距離が近い立地環境においても、安心して施工が可能です。開口部周りの火花養生の手間も省け、建築現場周辺の皆様に安心感を与えることができます。

仮囲いへのポスター掲示で環境配慮をアピール

建築現場の仮囲いに非溶接工法の概要を示したポスターを掲示し、環境配慮等の取り組みを紹介

非溶接工法が採用された集合住宅の新築工事で、現場の仮囲いに当工法についてのポスターを掲示しました。電力不要かつ無火気の環境に配慮した施工であること、火災のリスクがない工事であることを、建設会社様が周辺地域に対して示すことができます。

開口部の改修工事にも安全・安心を提供

既存サッシをはつり撤去後に剥き出しになった断熱材。非溶接工法なら引火のリスクはゼロです

医療施設の改修工事において非溶接工法が採用されました。はつり工事後のサッシ施工時に、火気を用いないので躯体に残る断熱材への引火のリスクはゼロ。強い紫外線や煙、臭いなども発生しません。施設利用者や近隣建物・住民への安全・安心が確保でき、改修工事に適しています。

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