高水密窓 EXIMA 31Wb 高層住宅にもワンランク上の水密性能を実現

近年、大型で強い台風や局地的大雨、長時間の大雨など、過酷な自然現象の発生が増加する傾向が見られます。
そのような気象傾向に対して、安心して生活を送ることができる「開口部」が求められています。
YKK APでは独自の高性能水密を実現した「EXIMA 31Wb」により、高層住宅において、快適で安全な暮らしをサポートします。

EXIMA 31

 

 

●性能表示は、JIS規格(JIS A 4702およびJIS A 4706)に準拠しています。
各性能は窓種や寸法、使用するガラスなどの条件によって異なります。

気象傾向

今後、増加傾向にあるといわれる大型台風や大雨を紐解く

記録的な豪雨や台風・突風の発生など、過酷な自然現象が近年、多数発生しています。

地球温暖化と「強い台風」発生の増加

気象庁によると、現時点で、地球温暖化の影響が台風の大きさや強さに及んでいると結論付けることはできないものの、海上(地上)の最大風速が45m/sを超えるような非常に強い熱帯低気圧(台風)の出現数が、地球温暖化に伴って増加する傾向※にあるとされています。

※気象庁気象研究所や地球科学技術総合推進機構を中心とする研究グループによる21世紀末頃を想定した温暖化予測実験

■ 強度別に示した熱帯低気圧の年平均発生数の頻度分布

強雨の発生回数の増加

アメダスで観測した1時間降水量50㎜以上と80㎜以上の短時間強雨の年間発生回数の長期変化でも増加傾向となっています。

■ [アメダス]1時間降水量50㎜以上の年間発生回数

1時間降水量50㎜以上の年間発生回数

最近10年間(2007~2016年)の平均年間発生回数は、統計期間の最初の10年間(1976~1985年)と比べて約1.3倍の約230回に増加しています。

■ [アメダス]1時間降水量80㎜以上の年間発生回数

1時間降水量80㎜以上の年間発生回数

最近10年間(2007~2016年)の平均年間発生回数は、統計期間の最初の10年間(1976~1985年)と比べて約1.6倍の約18回に増加しています。

(気象庁HP「アメダスで見た短時間強雨発生回数の長期変化について」より引用)

長時間の大雨の増加

温暖化による継続的な気温の上昇がさらなる大雨の増加につながると一般的に考えられています。また、前線や低気圧などの影響や雨を降らせやすい地形の効果によって、積乱雲が同じ場所で次々と発生・発達を繰り返すことにより、集中豪雨が引き起こされます。激しい雨が数時間にわたって降り続き、狭い地域で数百㎜の総雨量となり、甚大な災害が発生する危険性が高まります。大雨の頻度と長時間豪雨の増加傾向は今後も当面継続していくと予想されます。

(気象庁HP「局地的大雨から身を守るために」より構成)

■ 局地的大雨と集中豪雨の特徴

災害を引き起こし、被害を甚大にする大雨、強風の危険性

※水密試験の1,000Paは平均風速41m/sに相当。1,500Paは平均風速50m/sに相当。

1時間降水量50㎜以上の雨とは

傘が全く役に立たず、あたり一面が水しぶきで白くなる。視界が悪く、車の運転は危険。地下に雨水が流れ込む可能性があり、土石流などが発生しやすい状態。

1時間降水量80㎜以上の雨とは

息苦しくなるような圧迫感があり、恐怖を感じる。大規模な災害が発生する恐れが強く、厳重な警戒が必要な状況。

平均風速40m/s以上の風とは

屋外の行動は極めて危険。多くの樹木が倒れ、電柱や街灯も倒れるものが発生する。走行中のトラックが横転し、倒壊する住宅もある。鉄骨構造物が変形する場合もある。

(気象庁リーフレット「雨と風」より構成)

 

水密性

大雨や台風から暮らしを守る「高水密」窓

気象傾向の変動を見据えて、JIS等級を超える独自の水密性能を追求し、「生活水密」をさらに高めました。

局地的な大雨にも長時間の大雨にも耐えうる水密性能

  • 室内への雨水浸入を防ぐ
  • カビの発生を抑える
  • 室内の掃除等も簡単
1500Pa(10分)※1 1000Pa(180分)※2

※1:JIS水密性試験の最上等級W-5(500Pa)を大きく上回る高い水密性能。
※2:過酷な気象条件からも生活環境を守る【生活水密】
長時間の過酷な条件のもと生活に支障をきたさない【生活水密】レベルを測定するYKK AP独自の試験を実施。
水を噴霧し中央値1,000Paの圧力を180分間加えるという試験で、水滴がわずかに飛散しただけという試験結果を達成。

■ 実際の台風を考慮した、長時間耐えられる水密性能の必要性

近年発生した台風の気象データでは、大雨と強風が同時に発生し、しかも長時間持続することが報告されています。このようなケースでは、500Pa-10分というJIS水密性試験を大きく上回る厳しい環境に窓はさらされることになります。そこでYKK APでは、過酷な条件により長時間耐えうる高信頼の水密性能が必要と考えました。

障子が枠とAT材に密着

Point 1

■ 枠と障子の密着性向上

上かまちのタイト構造をレールタイトから枠タイトに変えることで、たて枠や下枠とのタイトラインを揃え、高い水密性能を実現しました。

Point 2

■ 雨水浸入を抑制する独自構造

下枠や召合せかまち内の圧力を、外部圧力とほぼ等しくする構造により、雨滴の持つ運動エネルギーが雨返し部で封殺され、高い水密性能が得られる「等気圧理論」を採用しました。

[等気圧理論の仕組み]

①外気の導入
外障子召合せ部に外気導入口を設け、室外の空気を取込みます。

外気を導入する外召合せかまち

②雨水の浸入を防ぐ
召合せかまちのホロー部分と室外の気圧が等しくなり、
雨水浸入を防ぎます。

召合せかまちの等気圧空間

下枠・下かまちの等気圧空間(内障子)

等気圧空間が水位上昇を防ぐ

下枠・下かまちの等気圧空間(外障子)

Point 3

■ JIS最上等級を超える水密性能

JIS水密性試験の最上等級W-5(500Pa)を超える1,500Pa(10分)を達成しました。
さらに実際の気象条件、台風等による大雨を想定した当社独自の試験基準1,000Pa(180分)の水密性能試験を実施。
その結果、長時間の大雨に対応できる水密性能を確保していることが実証されました。

EXIMA 31Wb【1,500Pa】※
水の浸入はなし
従来のアルミサッシ【W-5(500Pa)】※
試験数分後、召合せ下部より水が浸入
高水密の紹介映像

※[試験条件] 散水量:JIS試験基準通りの1分あたり4ℓ/㎡を噴霧(240㎜/hの降水量に相当)。
      脈動圧:中央値1,000Pa(風速換算で約41m/s)。

 

空間に調和する意匠性

暮らしを心地よく快適にする高水密性能とデザイン設計

高水密性能を実現するEXIMA 31Wbは、暮らしの中で快適で使いやすい機能と、内観・外観の意匠性を同時に追求しました。

生活の質を高める「スタイル」と「快適」の両立

「EXIMA 31Wb」は高水密性能を達成しながらEXIMA 31と外観・内観も同意匠のスマートな意匠を実現しました。EXIMA 31と同じ納まりで、高層階から低層階にわたる集合住宅の多種多彩な要求に対応します。

外観も、内観も「EXIMA 31」と意匠を統一
  • 高性能と意匠性を両立
  • 開放感のある明るい開口
  • 快適な使い心地

Point 1

■ ガラス溝幅36㎜を設定

高層マンションでの強い風雨を考慮し、強度がある厚板ガラスの組合せにも対応可能です。

新たに2種類の厚板ガラスも取付可能に

厚板ガラス「10+A6+10(㎜)」「8+A12+6(㎜)」に対応できます。

Point 2

■ スリムな召合せかまち 見付40㎜

強度を保ちながら、召合せかまちの見付を40㎜までスリムに設計しました。眺望性、開放感のある開口を構成することで、明るい室内空間を演出します。

Point 3

■ ニーズに応える多彩な引手・ハンドル
使いやすい引手[標準設定]

開閉のための形状引手を室内・室外に標準設定しています。

標準設定
開力軽減と操作性を配慮したハンドル[オプション設定]

テラスなどのサイズの大きな窓でも障子が重く開けづらい場合でも、約半分の力で開閉できます。

オプション設定

 

網戸

高機能網戸をサポートする部品とクリアネットの技術

可動網戸 WS10E型

はずれ止め部品

WS10E型のはずれ止め部品は、自動ロック機構付きです。網戸吊り込み時に自動でロックがかかり、はずれ止めのかけ忘れを防ぎます。
色表示により、ロック状態を確認できます。

主に引違い窓に取付け、障子を開けたときスライドさせて使用する可動網戸です。大開口、複層ガラス障子にも対応可能です。

○引違い窓
○片引き窓
○両袖片引き窓
○引分け窓

強風対策部品 WS10E型

落下防止ワイヤー部品 オプション

網戸と枠をワイヤー付きのブラケットでつなぐ部品です。網戸はブラケットとワイヤーで枠と常時つなげた状態のままで、自由に可動操作が行えます。

※使用状況・使用環境によって条件は異なりますが、機能維持のため部品交換が必要となります。

自走防止ストッパー(手動式) オプション

サッシたて枠に取付ける部品です。手動によるつまみ操作でロック・解除を切り替えられます。網戸の自走を防ぐ部品です。

強風により、可動網戸が自走・脱落することを未然に防ぐ部品を用意しました。ビル用可動網戸WS10E型のオプション部品です。
さらなる安全対策として、いずれかのオプション部品を取付けさせていただきます。

室内付可動網戸 WS11型

戸車(脱輪防止機構付き)※

網戸が浮いても戸車がばねで下に押されて、レールから外れるのを防ぎます。
※腰窓タイプのみの機構です。

二重レール構造

網戸レールの外側に、網戸のはずれを防ぐためのレールをもう1本追加し二重レール構造としました。網戸出来寸法と外側レール内々の寸法差を大きくとることで網戸がレールより外に出にくい構造です。

本体障子より室内側に取付ける可動網戸で、集合住宅の妻側腰窓向け商品です。
複層ガラス仕様への対応です。

○引違い窓

求められる基準から設計された“クリアネット網戸”

細かい網目で防虫性アップ。
細い糸の採用で、眺望性と通気性を向上。
ほこりが減ってお手入れも簡単に行えます。

■網戸の糸線径を60%ダウン※(合成樹脂ネット比)

一般的な合成樹脂ネット網戸と比較して、防虫性を上げながら爽やかな風を取り入れるクリアネット網戸。
中桟無が標準で意匠性もスッキリ。

”クリアネット網戸”4つのメリット

1.クリアな景色〈眺望性〉

クリアネットの線径は、合成樹脂ネットの約6割の細さを実現しました。ネットが視界を妨げないので、景色がクリアに見えて部屋に開放感が生まれます。

2.さわやかな風通し〈通風性〉

線径が細くなったことで、クリアネットの単位面積あたりの開口率が74%となり、合成樹脂ネットより約2割も通風量が多くなります。

※通風量は当社試験結果より

通風性の比較イメージ
3.小さな羽虫をストップ〈防虫性〉

クリアネットの網目は、開口0.9㎜角を実現。合成樹脂ネットの約8割の細かさで、小さい虫の侵入を防ぎます。

網目の開口比較
4.簡単お手入れ〈清掃性〉

糸と糸の交差部を融着する技術により、ほこりがすき間に入りにくい構造です。表面の凹凸も少なくなり、お手入れがより手軽になりました。

網目の交点比較
合成樹脂ネット

凸凹があり、すき間があるためほこりがたまりやすい

クリアネット

凸凹が少ないためほこりがたまりにくい

 

施工例

スマートな意匠性が映える高水密窓の採用

高水密性能と、外観・内観のスマートな意匠を両立。開放感があり、眺望がよく快適で、安心感のある暮らしを実現します。

※当写真は高層マンションのイメージになります。

引分け窓【外動タイプ】 [カラー:ブラック(YKIN)]

引違い窓(4枚建) [カラー:シルバー(YSIN)]

 

商品仕様

●性能表示は、JIS規格(JIS A 4702およびJIS A 4706)に準拠しています。
各性能は窓種や寸法、使用するガラスなどの条件によって異なります。

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