応募者様コメント

隣地よりの目隠しと手入れを楽にしたいとのご要望でした。そこで隣地からの目隠兼用でリレーリアを提案。お庭で寛げるようにしたいとの事でもあり、屋根の下にタイルステージを設けて横側には壁泉をつくり、水の音で癒せるような空間を提案しました。寒い時期でもお庭に出られるよう暖炉を設けて、季節を問わず楽しめることと思います。お部屋の中からお庭を見たとき、「夜のライトアップをこだわっていたのでとても癒される」と、大変喜んでおられました。

審査委員コメント

デザイナーの押し付けではなくお施主様の意向を確実にとらえながらそれをデザイン中に落とし込んでいく、優れたコンサルティング能力をお持ちです。隣家が気になり広い庭も草取りが大変な一層の配慮が必要なものであったかと思います。それをしっかり受け止めお客様の希望以上の空間に仕上げました。リレーリアの屋根がポイントですね。目線を気にせず居心地の良い室内のようにデザインが展開しいていきました。水、炎、灯り、家具、石の道も加わりこれ以上ないくつろぎの場所が出来上がりました。

応募者様コメント

建物に近い側のリレーリアのフレームの内側に木目調のカスタマイズパーツを配置。リビングから庭を眺めた際、まるで額縁に収まった情景のように見える工夫を施しました。石材の造作物の仕上がり高を極力低く設計し、リレーリア 軒天との高低差を植栽で繋ぎ、さらに夜間は中央の水場内部からライトアップし照明のゆらぎ演出で日々疲れを癒します。

審査委員コメント

ゆとりのある庭空間に居室と繋がるメインステージを集約形成。利用価値を高めるアウトドアリビングの設計手法を適用して建築側に向けてテラスを設定し、部屋から眺めみる美しい「離れ間スタイル」による作品に評価が付きました。敷地の外は覆い隠し敷地内に借景空間を創り出すということが、現在の住宅事情では必須要素となることを明確に表しています。動きのあるフレーム構成と装飾性の高いデザインパネルで演出し、柔らかさを装う高さのある花壇を採用しながら囲まれた滞在空間をうまくまとめげてた作品でした。

応募者様コメント

北面が高台となる閑静な住宅街。オーナー様希望の「リビングでの居心地と視線への配慮」に応えるには、協定要項（透過率）をクリアにする必要性が生じました。そこで、陰が多くなる北面全体を「ルシアス スクリーンS1型」とする事で、統一感のあるデザインを感じさせつつ、視線の緩和や採光・風の抜けが得られ、かつ協定要項をもクリアすることが出来ました。アプローチ～エントランス～南北の緑に包み込まれたLDKまで、家の景色を構成する一連全てにルシアス スクリーンが主役的『景』をもつ庭造りが実現しました。

審査委員コメント

本来、建物とエクステリアは一体化して考えるべきで、その相乗効果が上手くいった例となっています。人が家の中に入っていくにつれて方向が90度転換し、その転換のシーンに植栽が効果的に使われています。水平スクリーンが視線の抜け、風の抜けをもたらし、植栽を魅力的に演出をし、この水平スクリーンがアルミ製だからこそ、鉄や木では表現しえない軽やかさをもたらしています。

応募者様コメント

鬱蒼とした緑地を、さりげなく上品に整った緑地へ変貌させる事に成功した事例のひとつとなりました。建物はシンプルな平屋で間口方向にかなり長くなったので、ルシアスス クリーンを大胆にアクセントとして採用しました。建築と外構が同じアイテムを使用できるという事が採用の決め手となっていますが、柔軟性があり、ほぼオーダーで申し分なく現実となりました。シンメトリにはなっていませんが、ほぼその要素が前面にでてくる塀のデザインとなっており、高級感を十分醸し出しています。庭の方にも十分地の利を生かしたデザインを展開することができました。

審査委員コメント

とても大きな敷地に平屋は贅沢なセットですね。一目で住宅の建築時から庭の計画がしっかり入っていることがうかがえます。中でも、部屋内から見える坪庭の樹形や景石などはとても素敵です。最近窓越しの景色が素敵に見える仕上げを多く見ていますが、このような落ち着く演出は久しぶりに拝見いたしました。広々とした外部ガーデンは枯れ流れでしょうか？雨の日はここに水が流れ庭を散歩・・・なんていうのも素敵ですね。うまく造形された地面はより雄大な感じが出ていると感じました。

応募者様コメント

和モダンデザインをご希望されたお客様でした。目隠しをご希望されていた部分がファサード部分にダイレクトにかぶっていたため、そこを逆手にとり、リレーリア スクリーン7A型をダイナミックに使用することでカッコ良さを追求してみました。石のフローティング階段と植栽が絡み合う、風情溢れる「アーバンエクステリア」を演出してみました。

審査委員コメント

アプローチを上手く回り込ませて奥行き感が演出されています。またアオダモの樹形にも拘った様子が見受けられ、枝ぶりがうるさ過ぎずとても素敵な感じです。導線上の目線のカットがうまく、リレーリア スクリーンが目立ち過ぎないため、景観を崩さず上手く出来ていると感じました。また、ライティングの計画も、歩行の邪魔にならないように最低限のあかりとスクリーンにあたる間接照明で、ほんのりと温かみのある空間へと変貌しています。とてもバランスのよいファサードに仕上がっていると感じました。

応募者様コメント

「庭とボーダレスにつながりながら、暮らす住まい。」を狙いとしています。「自分たちのアイデア次第で使い方いろいろ」をテーマにB-WALL（ボーダレス-ウォール）と名づけて意匠と機能性を与え、プランによってはウッドデッキがリビング・ダイニングとつながるボーダレスな空間が心地よい解放感を描きます。いつも家族の気配を感じつつ、自分らしい時間を過ごせる場所がたくさん生み出される。家族や友人との和気あいあいとしたひとときや、心から愛おしいと思える時間を過ごせる街となることを願っています。

審査委員コメント

エクステリアをグランピングの発想で楽しもうという自由な発想が、素晴らしい作品です。強烈な夏の光対策は、現代の重要課題となっており、そんな状況下でも、ボーダレスウォールにテントを張るなどして庭を楽しんで使うことは、子どもにとって大切な記憶となるでしょう。エクステリアでの生活を楽しむことは、ちょっとした工夫の集積でもあります。アウトドアの家具や車との連携等、住まい手のセンスを感じます。

応募者様コメント

アプローチは長く直線的にし壁を高くして両側に自然樹形の樹を計画。周辺への視線を壁で遮り邸宅感を出し邸宅感をだしました。

審査委員コメント

高級な邸宅感のなかに、どこか懐かしい畦道的な風景があり、周辺の雑多な景色を遮りながら長閑な風景を創出している点が新鮮さを感じました。奥に大きく構えた住宅と手前にはアプローチを隠した塀との間に奥行き感があり、歩いていく期待感を演出しています。その先の長く続く通路状の畦道は、良い意味で期待を裏切る懐かしい風景。そこから玄関先ではイタリアの路地からポンと広場に出くわすような仕掛けが施されていて歩いていて楽しい感覚があります。予想を裏切りそれでいてどこか懐かしい牧歌的な風景に強く心を動かされた作品です。

応募者様コメント

景色を取り込む事を意識し、境界を曖昧にする為にこの商品を選びました。

審査委員コメント

新しい形のガーデン作品です。外と中の境界を曖昧にしようとして、これまでアウトドアリビングやまるで室内のようなガーデンの作品が、賞を取って暮らしを豊かにする原動力になってきました。この作品はもっと先へ先へ。田んぼの中の一軒家、そこには縁側でもなくテラスでもない、風の通り抜ける場所（ピロティー）が家の中にある。景色を見事に取り込み、家が外に入り込んでいます。地球環境にも優しいまさにエシカルインテリアの実現です。この素敵なご家族の後ろ姿に、あたたかな明るい未来を感じるのは私だけではないですよね。

応募者様コメント

外壁に陰影のある青いタイルを使用されているため、コーディネイトするリレーリア フレームとデッキは無彩色の黒とグレイを選択し、締まった印象に仕上げています。デッキの上部は軒天パネル＋ダウンライトを取り付けることで時間を問わず使えることと、室内室外どちらから見ても趣のある空間に仕上げました。

審査委員コメント

建物と外部空間をつなげるということは、内部から外に伸ばす意図を持つことでもあります。庇とデッキの出を揃えたフレームにより、半外部化させ、繋ぐことに成功している見事な事例となりました。オープン外構を考えるにあたって、外部からの視線をどう遮るかという点と家の内部での生活をどう外に広げていくかという点は、矛盾することでもあります。立体的な線材のフレームで場所作りをしながら、植栽や人間の視線の高さ等、細やかな配慮をすることでその矛盾を解決しており、豊かな暮らしを約束するでしょう。