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既存で設置されていたカーポートから濡れずに往来したいと言うご要望でタイルの門柱とリレーリア ルーフフレームを提案しました。重厚感がありバランスのとれたファサードを演出。縦格子が奥行きと陰影を生み出し、上質な空間構成を実現しています。
既存のカーポートと一体感のある軒下空間をダイナミックに玄関まで連続させながら、スパンのある門塀によって内部のアプローチ空間を引き締めています。ルーフフレームの水平ラインが、前面にある既存の縦格子とも呼応しながら、引きのあるフロントヤードを利用してそれに対比する面としても機能している門塀とともに、バランスよく配置されています。エクステリアによるそれら3つの構成要素が、建物の下屋部分をゆったりと覆い、注意深く配置された足元の石と灌木帯や大ぶりの緑とも相まって、全体として上質なファサードを生み出しています。
多くの応募作品の中、今回は「リフォーム部門」から初のグランプリが選ばれました。既存空間の縦格子の活用、新旧植栽の調和など、お客様の課題を解決する技術とアイデアが際立っています。またサステナブルな視点からリフォームし、新築着工数の減少や地球環境への関心の高まりなど現状課題にも対応しています。本作品の優れた点はライティング、水平ライン、アプローチ、高さの変化など複数挙げられ、創意工夫とデザイン性に溢れています。これらの要素が建物と街並みの価値向上に寄与しており、さらに業界全体の発展を後押ししていくものと期待しています。
住宅を城と例えるならば、このリフォームによって城下町を含めた総構えが完成したと思わせる事例。既存の縦格子を上手に使いカーポートとアプローチ屋根フレームで水平ラインを切り取っています。縦横比率を考えたサイズの門塀は、品の良いタイル貼りでしっかりと視線を受け止めており、その背面にはアプローチ屋根に縦ルーバーで中庭をさわやかに見せる心遣い。木々は完成時においても申し分ない緑量でエクステリア部材の開放性から、心地よくさわやかな風を感じることができます。エクステリアのファサードに寄与する重要さを改めて知ることができました。
既存の条件を活かしながら、リフォームによって空間全体を格上げした完成度の高い作品です。重心の低い門壁と縦格子のリズムが、落ち着きと奥行きを演出し、ゲストはもちろん街並みにも貢献する美しいファザードとなりました。さらに昼と夜で異なる表情を見せ、光と影の陰影が上質な時間を演出しています。植栽のバランスも美しく、建物とアルミ製品の調和がとれているところも評価を得たと思います。過度な演出に頼らず、静かな豊かさを表現したところが、まさにグランプリにふさわしい作品です。
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応募者様コメント
既存で設置されていたカーポートから濡れずに往来したいと言うご要望でタイルの門柱とリレーリア ルーフフレームを提案しました。重厚感がありバランスのとれたファサードを演出。縦格子が奥行きと陰影を生み出し、上質な空間構成を実現しています。
審査委員コメント
既存のカーポートと一体感のある軒下空間をダイナミックに玄関まで連続させながら、スパンのある門塀によって内部のアプローチ空間を引き締めています。ルーフフレームの水平ラインが、前面にある既存の縦格子とも呼応しながら、引きのあるフロントヤードを利用してそれに対比する面としても機能している門塀とともに、バランスよく配置されています。エクステリアによるそれら3つの構成要素が、建物の下屋部分をゆったりと覆い、注意深く配置された足元の石と灌木帯や大ぶりの緑とも相まって、全体として上質なファサードを生み出しています。
審査委員コメント
多くの応募作品の中、今回は「リフォーム部門」から初のグランプリが選ばれました。既存空間の縦格子の活用、新旧植栽の調和など、お客様の課題を解決する技術とアイデアが際立っています。またサステナブルな視点からリフォームし、新築着工数の減少や地球環境への関心の高まりなど現状課題にも対応しています。本作品の優れた点はライティング、水平ライン、アプローチ、高さの変化など複数挙げられ、創意工夫とデザイン性に溢れています。これらの要素が建物と街並みの価値向上に寄与しており、さらに業界全体の発展を後押ししていくものと期待しています。
審査委員コメント
住宅を城と例えるならば、このリフォームによって城下町を含めた総構えが完成したと思わせる事例。既存の縦格子を上手に使いカーポートとアプローチ屋根フレームで水平ラインを切り取っています。縦横比率を考えたサイズの門塀は、品の良いタイル貼りでしっかりと視線を受け止めており、その背面にはアプローチ屋根に縦ルーバーで中庭をさわやかに見せる心遣い。木々は完成時においても申し分ない緑量でエクステリア部材の開放性から、心地よくさわやかな風を感じることができます。エクステリアのファサードに寄与する重要さを改めて知ることができました。
審査委員コメント
既存の条件を活かしながら、リフォームによって空間全体を格上げした完成度の高い作品です。重心の低い門壁と縦格子のリズムが、落ち着きと奥行きを演出し、ゲストはもちろん街並みにも貢献する美しいファザードとなりました。さらに昼と夜で異なる表情を見せ、光と影の陰影が上質な時間を演出しています。植栽のバランスも美しく、建物とアルミ製品の調和がとれているところも評価を得たと思います。過度な演出に頼らず、静かな豊かさを表現したところが、まさにグランプリにふさわしい作品です。