秋の窓辺のヒント「窓辺で秋を鑑賞しよう」 窓辺のヒント~快適・健康的な暮らし~
ライトアップ

1.窓は額縁

涼しい風が吹き始めるころになると、木々は色づきはじめ、やがて美しい紅葉の季節を迎えます。四季のある日本ならではの風景で、この時期、紅葉情報を気にしながら紅葉の名所に出かけるのを待ちわびている人も多いのではないでしょうか。

日常を離れた紅葉狩りなどお出かけは楽しいもの。でも、自宅でカーテンを開けて、窓の外を眺めてみてください。庭や街路樹、公園の木々、ビルの谷間の植え込みなどあちこちの緑が、日々少しずつ色を変えていきます。それぞれの窓から見えるさまざまな風景に、小さな秋を感じられるはず。

今回はさまざまな種類の窓とともに、窓の向こうに広がる世界を楽しむアイデアを紹介していきます。

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2.窓辺を光で演出

窓辺を光で演出

紅葉を楽しむというと、大きな庭園や寺院などの紅葉のライトアップを思い浮かべる人が多くいらっしゃると思います。
ご家庭の庭でも、木や植栽の根元にライトを設置して下から照らせば、奥行きが増して日中とは違った幻想的な雰囲気が広がります。室外での演出が難しい場合には、室内で間接照明を使った光の演出をしてみるのも良いかもしれません。
普段とは違う光の空間からは、一味違う景色が楽しめることでしょう。

ところで、「地窓」をご存知でしょうか。
地窓は床付近の低い位置に設けられる窓のこと。日本古来の窓で、太陽から直射日光を採り入れる他の窓と違って間接光をほどよく採り入れ、茶室などでは空間を引き締める効果があるとされてきました。
洋室であっても、地窓を通して切り取ったように見える庭の木々の風景に心癒されるはず。
低い位置にこうした風景があると、部屋も広く見えることがあります。

窓辺を光で演出

3.お月見を楽しもう

お月見を楽しもう

秋の夜といえば、お月見も楽しみの一つ。
旧暦8月15日に、1年でもっとも美しい月と称えられる「十五夜(中秋の名月)」を観賞するという風習です。日本では、1ヶ月後の旧暦9月13日にも「十三夜」としてお月見をする独自の風習が出来ました。今の暦では毎年日にちが変わり、2015年は9月27日が十五夜、十三夜は10月25日に相当します。
すすきを探したり、おだんごを手づくりしたりという経験は、子どもたちの楽しい思い出になりますね。

月や星が美しい秋の夜空は、十五夜や十三夜にかぎらず毎日でも眺めていたいものです。
そんな空の風景を取り込んでくれるのが、天井につける「天窓」や、天井近くの壁の高い位置につける「高窓」。最近は四角い窓だけでなく、丸窓、三角窓、ひし形など、さまざまな形や大きさ、機能が付いたものがあり、そのお家の環境に適したものを選ぶことができます。

お月見を楽しもう

4.窓辺で季節を感じる

窓辺で季節を感じる

簡単な装飾や工夫で、窓辺に季節感を演出してみるのはいかがでしょうか。

たとえば、出窓の窓台や少し奥行きがある窓の額縁は、ちょっとしたデコレーションのスペースになります。子どもと一緒に拾った松ぼっくりやドングリを小さなかごに入れてみたり、ハロウィンの時期にはお面に見立てた黄色いかぼちゃなど、アイデア次第で窓辺を賑やかに飾ることができます。

窓の外に、秋ならではの草花をレイアウトしてみるのもいいでしょう。鉢植えを使えば植え込みを作るよりも手軽ですし、土がない場所や、狭い場所でも植物を楽しめます。うまく配置すれば、季節を描いた絵画のような眺めを作ることができるかもしれません。窓のキャンパスが秋に色づく様子を楽しんでみてください。

簡単な装飾や室内外の光の演出などの工夫で、いつもの窓辺の風景はがらりと変化します。
今年は、窓辺で一味違う秋を鑑賞してみませんか?

窓辺で季節を感じる
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