夏の窓辺のヒント「窓とリラックス」 窓辺のヒント~快適・健康的な暮らし~
ボクは窓画家さん

1.窓がない部屋は落ち着かない?

「住宅にはなぜ窓があるの?」「窓の役割は何?」と聞かれたら――。
多くの人が「採光」や「通気」と答えるでしょう。
実際、家電製品が乏しかった時代、窓から入ってくる光や風は欠かせないものでした。
さまざまなタイプの照明や高性能な空調機器が次々登場し、明るさも温度、湿度も自由に調節することができるようになった今は、たとえ窓がなかったとしても機能的に困ることはありません。むしろ窓で調節するよりも簡単に、ここちよい住環境を整えることができるようになっています。

しかし窓無しで環境を整えられるとしても、窓がない部屋にいると、なんとも落ち着かない、安らげない…。そんな居心地の悪さを感じる人も多いのではないでしょうか。
窓は、人間のからだとこころをリラックスさせるために、大いに役立っているのです。

ボクは窓画家さん
景色や音などに心癒される

2.景色や音などに心癒される

窓は室内と外を結び、光や風だけでなく、景色、音、匂いといったさまざまな情報を取り込んでいます。室内にいながらにして受け取るこうした情報は、精神面に大きな影響をおよぼします。
たとえば、窓ごしに見える景色。青々とした夏の海、沈む夕日、緑一色の森、花火、都心の夜景……窓を額縁に見立てたような素晴らしいロケーションには、気持ちが癒されます。

景色や音などに心癒される

一方「隣の家の壁しか見えない」というような窓だったとしても、疲れて帰ってきて窓からいつもの壁が見えると、なんとなくホッと安心するもの。窓越しの風景も、生活空間の一部になっているのでしょう。

窓の開け閉めで心地よい空間を作る

3.窓の開け閉めで心地よい空間を作る

窓からは複数の情報が一度に取り込まれることも。
たとえば気密性の高い窓を閉めているときは、ガラス越しに見る海の風景だけを楽しめますが、窓を開ければ、波音が聞こえ、風とともに潮の香りも漂ってくる。風景単体とは違ったリラックス効果が得られます。
開け閉めを調節することによって変化を楽しめるのは、窓ならではの魅力。逆に騒音や悪臭など好ましくないものは窓を閉めてシャットアウトし、心地よい環境を作り出すこともできるのです。

窓の開け閉めで心地よい空間を作る
窓まわりの工夫で夏を楽しむ

4.窓まわりの工夫で夏を楽しむ

夏は暑さと湿気でイライラしがち。疲れがたまりやすい季節です。
家では窓を活用して日本の夏を楽しみ、リラックスしてみませんか。
ロケーションが良くない窓でも大丈夫。窓にオーニングやすだれを付けて日よけをする、お気に入りの風鈴を見つけて吊るしてみる、縁台を置く――。窓周りに夏ならではの演出をしてみましょう。

少し涼しい夜はエアコンを切って網戸にすれば、自然の風を感じることができます。浴衣を着て、風鈴の優しい音色に心癒されながら、花火をしたり、冷やしたスイカやアイスキャンディーを食べたり。
窓辺の工夫で暑い夏をこころもからだも気持ちよく乗り切りたいものです。

窓まわりの工夫で夏を楽しむ
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