住まいの地震対策
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いざ大きな地震が起こったその時、人間ひとりの力には限りがあります。
大切なのは、地域が一体となって助け合うことです。
それを可能にするためには、まず何といっても家族と住まいが無事であることです。
いつどこで起こるかわからない地震に備えて、対策を考えてみませんか?
※出典:地震調査研究推進本部「主な海溝型地震の評価結果」より抜粋・改変 2016年1月13日現在
いざ地震が起こった時…
公的な救助にはあまり頼れない、という事実。
平成7年1月の阪神・淡路大震災では、倒壊した建物から救出され生き延びることができた人の約8割が、家族や近所の住民等によって救出されており、消防、警察、自衛隊によって救出された者は約2割でした(グラフ1)。別の調査では、救助隊によって救助されたのはわずか1.7%だったといいます(グラフ2)。また、行政機関も被災すると機能麻痺を起してしてしまうことがあります。公的な救助にも限界があることがわかってきました。
※グラフ1 出典:内閣府「平成26年版 防災白書(推計:河田惠昭(1997)「大規模地震災害による人的被害の予測」自然科学第16巻第1号参照、ただし、割合は内閣府追記)」をもとに作成
※グラフ2 出典:内閣府「平成26年版 防災白書(標本調査:(社)日本火災学会(1996)「1995年兵庫県南部地震における火災に関する調査報告書」参照)」をもとに作成
地震対策に大切なのは、自分の身は自分で守ること。
地震発生直後には、消防、警察、自衛隊などの「公助」が全員には行き届かないかもしれません。いざという時に家族や近隣同士で助け合う「自助」「共助」を考え、行動できるようにすることも地震対策になります。すべての基本は、「自助」。一人ひとりの「自助」が集まって、「共助」「公助」へとつながります。過去の震災から教訓を得て、人々の意識も変わり始めています。
一人ひとりの「自助」が「共助」や「公助」へとつながる
家族の暮らしを守る「自助」
自分自身や家族の命、身の安全を守ります。大切な財産や思い出を守り、これからの暮らしの継続にもつながります。
共に助け合い住民を守る「共助」
「自助」により身の安全を確保することで、助け合いに協力しやすくなります。隣近所で協力して救出活動や避難誘導などを行うことで、多くの人を守ります。
より多くの人々を守る「公助」
「自助」「共助」により被害を最小限に抑えていれば、行政機関の助けが本当に必要な人や場所に届き、より多くの人を守ることにつながります。
つまり、あなたの家の耐震補強は、地域を守ることでもあります。
耐震補強は、もちろん自分自身の家族と暮らしを守るため。でも、効果はそれだけではありません。自分の家をまずはしっかり対策することで、災害時に「共助」しやすくなり、ひいては「公助」の有効活用にもつながるのです。
耐震補強によって生まれる「自助」「共助」「公助」効果
避難経路を確保できる。
耐震補強は窓枠やドア枠のゆがみを軽減し、避難経路を確保。自力での避難を可能にします。
家屋の被害を減らせる。
適切な耐震補強により、少しでも住宅の被害を抑えることは、補修にかかる負担軽減になります。
二次被害を防げる。
火災等の二次災害発生時にも、迅速な対応につながります。
耐震補強する時は、
窓がなくならない「開口部耐震」がおすすめです。
従来の耐震補強では、窓が犠牲になってしまうかもしれません。
いざ耐震補強を決意し、専門家に補強設計をお願いすると、思わぬことに気づきます。家の壁の量を増やして耐震性能をアップさせるため、耐震上の弱点となる窓はふさがれたり減らされるケースが多いのです。ふだん何気なく窓からもらっている、明るさや、風、湿度調整機能などの自然の恵みが得にくくなり、健康・快適な暮らしを犠牲にしてしまうことに……。そこでYKK APは、窓から考える耐震商品を開発しました。
なくなるのは惜しい!
窓は、こうした機能で住まいの快適をつくり出しています。
1. 明かりを採る
住まいに差し込む太陽の光に、人の心は安らぎます。
2. 風を採り込む
ゆったりと流れる風は、湿度を下げ、爽快感をつくりだします。
3. 温もりをもらう
日向ぼっこの心地よさ。冬に太陽の暖かさを取り込めば暖房の節約にもつながります。
4. 空気をきれいに保つ
汚れた空気や臭いを外へ追い出し、さわやかな空気に交換するのも窓の大切な働きです。
5. 外とつなげる
眺望をつくり、庭やベランダとの行き来を助けます。
住まいに合せた「開口部耐震」を実現するYKK APの耐震商品
耐震フレーム+窓
FRAMEⅡ(フレームⅡ)
樹脂窓で断熱性能を向上させながら、耐震補強が可能です。
TOTO・DAIKEN・YKK APリフォームサイトでも、
「耐震リフォーム」をご紹介しています。ぜひご覧ください。
上記は2016年3月時点の情報です。