緑のカーテンでエコ生活
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猛暑を記録する日も珍しくなくなった日本の夏。
おうちの窓辺をさわやかに彩る「緑のカーテン」を活用して、自然の涼しさを感じてみませんか?


緑のカーテンってなに? 本当に効果があるの?
「緑のカーテン」とは、アサガオやヘチマのように、 ツルが何かに巻き付きながら伸びるツル性植物で作られる自然のカーテンのことです。
日差しをさえぎるものがないと、太陽の熱が壁や窓ガラスをあたため、さらにその熱は部屋の中にも伝わるため、結果的に部屋の温度が高くなります。
緑のカーテンは、室内に入る夏の日差しを遮って室温の上昇を抑えたり、植物の間を通り抜ける風が冷やされることで室内温度を下げるため、エアコンの使用を抑える節電、 省エネ効果が期待できると年々注目されています。

夏の暑い日に、葉っぱの間をすり抜けてくる涼しい風は、まさに天然エアコン!!

緑のカーテンに向いている植物って?
「緑のカーテン」と言えば「ゴーヤー」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
ゴーヤーは暑ければ暑いほどよく育ち、病気にも強いため、
初心者向きで一番人気の植物です。収穫して食べる楽しみもあります。
同様に、花を観賞して楽しむ「アサガオ」も育てやすい植物だといわれています。
01
「ゴーヤー」
初心者向きで一番人気!
沖縄料理でも有名なゴーヤー。
草勢が強く、乾燥にも強いので、「緑のカーテン」に適した植物です。
果実は苦みを含み、ビタミンCが豊富。夏バテ対策にも有効です!

02
「アサガオ」
日本を代表する草花の一つ!
夏の強い日ざしを受けて育つアサガオは、日当たりと風とおしのよい場所を好み、生育旺盛で育てやすいので、初心者向き。
開花時期には花の可憐さを楽しめるのも嬉しいポイントですね。

「緑のカーテン」は、つる性植物であれば「ゴーヤー」「アサガオ」以外でも作れます。
たくさんのつる性植物からプランターでも育てられる、
オススメ植物をいくつかご紹介します。

03
「キュウリ」
採れたて新鮮野菜を!
夏が旬の野菜であるキュウリ。
緑のカーテンとしての効果に加え、一番の楽しみは、収穫。毎日のように新鮮なみずみずしいキュウリを味わえます。
7・8月に枯れはじめますので、ゴーヤーやヘチマとあわせて楽しむのがオススメ。

04
「ヘチマ」
日陰をつくりたいならコレ!
ヘチマは実を化粧水やスポンジに活用することで知られていますが、葉っぱの数が多く、大きいので日よけづくりに最適。
日光を遮りたい場合は、断然、ヘチマがオススメです。

05
「ハヤトウリ」
秋までカーテンを!
漬物で知られるハヤトウリの収穫時期は10月から。
霜が降りるまで長く楽しめるカーテンとして重宝します。
厳しい残暑対策にもピッタリ。

06
「フウセンカズラ」
可愛らしさでえらぶなら!
白く小さな花を咲かせたあとは、直径3cmほどの紙風船のような袋状の実がなります。
その繊細な見た目が涼しげで、風船の中にできた種の収穫も楽しめます。


\早速、作ってみよう/
緑のカーテンの準備とつくりかた
用意するもの

つくりかた
STEP 01
─
プランターの底に石を薄く敷いて、土を入れる。

◎ポイント ・・・ 種の場合は、植える前日に、種を一晩水に浸してあげたり、種と水をペットボトルに入れて振っておくと目が出る時期が揃いやすくなります。

STEP 02
─
種をまく。(1週間程度で芽が出ます)
たくさん芽が出た場合は、少し大きくなるのを待って間引きをします。
間引きとは、2つ目が出たうちの丈夫そうな芽を残して弱そうな芽をハサミでカットします。
◎ポイント ・・・大きく育てるには「間引き」作業が重要です。

STEP 03
─
朝晩水をあげ、大きくなってきたらネットを用意。
(時々肥料をあげると◎)
ツルが伸びてきたら、ネットに巻き付けます。大きく育ってくると花や実がつきます。緑のカーテンの涼しさと美しさ、楽しさが味わえます。
秋になって緑のカーテンが枯れてしまったら、種を収穫して来年まで大事に保管します。ツルは、ネットから外しておきましょう。

情報提供:NPO法人緑のカーテン応援団
効果的な緑のカーテンをつくるポイント!
緑のカーテンをつくるコツは、水と肥料を欠かせないことはもちろんですが、窓を覆えるようにきちんとネットを張ることです。
窓だけを覆うのではなく、窓の前の地面も覆うように斜めに張れれば影の面積が増えてより効果的な緑のカーテンになります。

ただし、屋根上(屋上)まで植物を這わせるのは注意が必要。
建物の壁面に直接植物を這わせると、壁面の水分量が増すため、壁などの劣化が進む恐れがあります。 また、シーズンが終わり、植物が枯れた後の片付けも大変になります。


緑のカーテンづくりにオススメなアイテム
1階専用
「グリーンバー」
(窓の上に取り付けるアルミ製の設置バー)
ゴーヤーやヘチマなどのつる植物を這わせて緑のカーテンづくりに最適!
緑のカーテン作りに最適なアイテム「グリーンバー」。窓の上に設置してネットをスマートに張ることができます。
シャッターや樋を気にせず“よしず”や“すだれ”をスマートに設置できるシンプルな設置用バーです。
ブラケットで固定するため、強風にも強く※ 毎年活用することができます。
※台風などの強い風や雨の時には植物が傷む恐れがあるのでネットを取り外してください。

本体
サイズはL=2,000mmと3,000mmの2種類があります。

吊り下げ用フック(4箇所)
スライドさせて任意の位置で固定できます。

カラーバリエーション


緑のカーテン以外にも室内を涼しくする方法があります!
2階以上の窓の日よけにオススメのアイテム
3階までOK
「アウターシェード」
3階までの窓の日よけ対策!
強い日差しが気になるときにサッと下ろして日ざしをコントロール。シェードのカラーはお好みに合わせて4種類から選択できます。
いろんな窓に対応できるから新築はもちろん、後からの取り付けOK。使わない時はスッキリ収納できて住居の外観を壊しません。

上記は2015年夏時点の情報です。