Case 04
窓(樹脂窓)
窓が生み出す幸せな暮らし。
「樹脂窓を選ぶことが、快適な暮らしに必要だったと実感しています」。
開放的で、家族の笑い声が響く住まいを。
そんな思いからはじまった建替え計画。準防火地域の住まいで、
樹脂窓がもたらした変化について、N様ご一家にお話しを伺いました。
― 築50年。冬の寒さがとにかく辛かった
都心に近くありながら、下町のような風情を残す住宅街の一角に佇む3階建てのN様邸。建て替えたばかりのモダンなお住まいに、ご夫婦と2人のお子さま、お母様の5人で暮らしています。2階にある広々としたリビング・ダイニングで、建替の経緯からお聞きしました。10年ほど前に築50年の2階建て中古物件を購入されたN様。入居前にクロスの張り替え、防犯のための内窓をつけるなどのリフォームをしてはいましたが、基本構造は昔のままだったそう。「建替前の住まいは築50年と古く、部屋数も少なかったので、そろそろ子どもたちに1人部屋を用意してあげたいと感じたのが建替のきっかけです」とご主人。また、古いがゆえに水回りなどあちこちに不具合も生じていて、中でも特に辛かったのは冬の寒さだそう。「暖房をつけても全然暖まらなくて、家の中でも常に厚着(笑)。特に1階北側の寝室は結露もひどく、一生懸命お手入れしたのに、結局カビが生えてしまいました」と奥様も当時の苦労を語ります。そして「家の中が暗かった」のも改善したかったポイント。さぞ窓が少なかったのかと思いきや「窓が多すぎて家具の置き場所がなく、結局窓の前に置かざるを得なかったり、毎日全てのカーテンを開け閉めするのが大変で、結局閉めっぱなしになってしまったり・・・とにかく効率が悪かったですね。以前はアルミ単層ガラスの窓だったので、冬は窓の近くにいるだけでひんやりした冷気を感じていました」と奥様。建替前の寒さは、窓が多すぎたのも一因だったようです。
― 家族がどこにいても存在が感じられる住まいへ
「開放感があり、常に家族の存在が感じられる家に」というコンセプトではじまったN様邸の建替計画。極力壁や扉を減らし、建物の中央に配した階段がゆるやかに空間をつなぐオープンな住まいが誕生しました。ゆったり広いリビング・ダイニング・キッチンでは、子どもたちがのびのびと遊べるうえ、リビングの一角に設けたカウンターでは、勉強や宿題もできます。また「収納がたっぷりほしい」との奥様の希望から、大容量のシュークローゼットやリビングの壁面収納を設え、屋根のデッドスペースを収納スペースにするなど、収納も随所に設置。そして全ての窓に採用したのが、樹脂窓の『APW 330防火窓』です。
― 南面の大きな窓から光を取り込んで開放感が生まれた
『APW 330防火窓』を導入したきっかけは、ご友人から「断熱性が高くて良い」と勧められたこと。「以前の住まいが寒かったので、断熱性が高いほうが暖かいと思って工務店の方に相談したら、"やはりアルミの窓とは全然違うよ"と言われたんです」。しかもこのエリアは準防火地域のため、一般的には防火ガラスを入れなければいけませんが、今回一部に採用した『APW 330防火窓』の耐熱強化ガラスには網がなく、すっきりした視界が保てるのが特徴です。そこでご夫婦は実際にYKK APのショールームに足を運び、樹脂窓の性能や耐熱強化ガラスと網入りガラスの違いを納得したうえで、導入を決められました。このエリアは近隣の建物との距離が近く、N様邸も例外ではありません。南面以外の3方位は建物に囲まれているため、近隣建物からの視界を配慮しながら、窓の位置、高さ、大きさを設計。唯一、道路に面していて解放されていた南面に大きな窓を設けて採光を確保し、3階の階段にはハイサイドライトを設けることで、住まい全体の風の流れを作りました。そして、さらなる開放感を追求し、バルコニーには『エルビュード ハンドレール』を採用。クリアなパネルがより一層の解放感を感じさせてくれます。「バルコニーに置いたグリーンを眺めながら、テーブルでお茶を飲んでいると、ゆったりした気持ちになれますね」と、開放感がもたらす日常の心地よさを奥さまが教えてくださいました。
― 本当に寒くない!冬の寝室も暖房いらず
また、N様ご夫婦が大きな変化を感じたのは、冬の暖かさです。「樹脂窓は暖かいと聞いていましたが、入居当時はまだ寒くなかったので、実は半信半疑でした(笑)」と奥様。ところがいざ冬を迎えてみても、以前のような寒さを感じません。試しに窓に手を近づけてみると、ひんやりした冷気が伝わってこない!そしてこの冬は、1階の寝室で一度も暖房をつけることなく、改めて樹脂窓の断熱性を実感したそうです。
「もちろん家自体の断熱性も高まっているとは思いますが、窓から冷気が入ってこないし、何よりほとんど結露しなくなったのは嬉しいですね」。その結果、エアコンは建替前と同じものを使用しているにも関わらず、冬の電気代は前年比2割減を実現。暖かく過ごせて電気代も安くなったそう。
一方で、「実は夏の暑さを心配していました」。というのも、以前は各部屋が独立していたため、リビング・ダイニングも扉を閉めきればエアコンの冷房も効率よく効いていましたが、新居は1階から3階まで階段部分が吹き抜けで、リビング・ダイニングにも扉がありません。そのため「これだけオープンだとエアコンをつけても3階はかなり暑くなるかもしれない」と懸念していましたが、実際は問題なし。「3階の階段上に設置した窓から熱い空気が流れ出て、空気のいい流れができているようです」と計算された窓の配置に感心したご様子でした。
― 窓辺に座って本を読む至福の時間
さらに、建替をしてから実感しているのが、その遮音性の高さ。以前は、前の道路を歩く人の話し声が窓越しに聞こえていたそうですが、『APW
330防火窓』にしてから、窓を閉めるとほとんど聞こえなくなったことから、断熱性だけでなく遮音性の効果も感じているそうです。
そんな窓辺は、家族みんなのお気に入りの場所。陽だまりがぽかぽかと暖かく、窓の前に座ったり、寝そべったり、みんなが自然に集まってくるといいます。リビングには3つの窓を高めの位置に配したことで、「窓の下の壁に寄りかかって、明るさを感じながら本を読んだりして過ごしています」と奥様。家族が思い思いの時間を過ごしながら、同じ空間にいられる日常の幸せをお話しくださいました。
― 大事なのはどんな窓をどこに配置するか
N様邸には、こうした光の取り込みと風の流れを配慮した窓が随所に配置されています。例えば住宅密集地という立地上、正面からの風を受けにくいため、リビングには、横からの風を取り込みやすい、たてすべり出し窓を設置。位置も高めにすることで、リビングでくつろぐ姿が周囲から丸見えになりません。またキッチンと洗面室の高い位置には、明かり取りのために横長のFIX窓を配しました。「洗面室は目線が気にならないよう曇りタイプに。キッチンは、できるだけ明るくしたかったので、戸棚の上のスペースを窓にしてもらいました」と奥様。
3階子ども部屋の南側には、引違いテラス戸、シャッター付引違い窓を設置し、明るい光が部屋いっぱいに広がっています。こちらも対面に設けた小さなすべり出し窓から、風が通り抜ける仕様に。ほかにもそれぞれの場所に最適な『APW
330防火窓』を設置したことで、空間全体が明るくなり、空気の循環
も高まりました。「窓の大きさや位置はほとんど工務店にお任せでしたが、絶妙な場所につけてくださり、格段に快適になりました。窓の配置は、適材適所が大切だったんですね」。
― 光を取り込む明るい住まいで子どもたちの成長を見守る
建替から1年が経ち、新居での暮らしにもすっかり慣れたというN様ご一家。今日も子どもたちは、明るくて広いリビング・ダイニングで、本を読んだりトランプしたり、カウンターデスクで勉強したりお絵かきしたり……と思い思いの時間を過ごしています。「キッチンに立っていても、階段を上ってくる子どもたちの様子が見えるし、3階にも声をかけやすい。まさに家族の存在が感じられる理想の住まいですね」と奥様。またご主人も「子どもたちと過ごす時間も限られているので、その時間を大切に過ごすためにも、早めに建て替えてよかった」と振り返ります。そして「間取りや設備も大切ですが、高性能な樹脂窓を選ぶことも、快適な暮らしに必要なことだったと実感しています」と微笑み、心地よい住まいで家族と過ごせる幸せを感じておられました。
※YKK APよりお客様に依頼をし、頂いたコメントを編集して掲載しています
採用いただいた商品
この商品の他の事例
Case 01
「長生きできる家」に住みたかった
Case 02
めざしたのは「孫が帰ってくる家」「とにかく寒くない家」
Case 03
窓が生み出す幸せな暮らし。