

1.窓がない部屋は落ち着かない?
「住宅にはなぜ窓があるの?」「窓の役割は何?」と聞かれたら――。
多くの人が「採光」や「通気」と答えるでしょう。
実際、家電製品が乏しかった時代、窓から入ってくる光や風は欠かせないものでした。
さまざまなタイプの照明や高性能な空調機器が次々登場し、明るさも温度、湿度も自由に調節することができるようになった今は、たとえ窓がなかったとしても機能的に困ることはありません。むしろ窓で調節するよりも簡単に、ここちよい住環境を整えることができるようになっています。
しかし窓無しで環境を整えられるとしても、窓がない部屋にいると、なんとも落ち着かない、安らげない…。そんな居心地の悪さを感じる人も多いのではないでしょうか。
窓は、人間のからだとこころをリラックスさせるために、大いに役立っているのです。




4.窓まわりの工夫で夏を楽しむ
夏は暑さと湿気でイライラしがち。疲れがたまりやすい季節です。
家では窓を活用して日本の夏を楽しみ、リラックスしてみませんか。
ロケーションが良くない窓でも大丈夫。窓にオーニングやすだれを付けて日よけをする、お気に入りの風鈴を見つけて吊るしてみる、縁台を置く――。窓周りに夏ならではの演出をしてみましょう。
少し涼しい夜はエアコンを切って網戸にすれば、自然の風を感じることができます。浴衣を着て、風鈴の優しい音色に心癒されながら、花火をしたり、冷やしたスイカやアイスキャンディーを食べたり。
窓辺の工夫で暑い夏をこころもからだも気持ちよく乗り切りたいものです。

