Beyond the Window

DIALOGUE

vol.1 五郎丸 歩(住まいを語る対談編) vol.1 五郎丸 歩(住まいを語る対談編)

住まいを語る対談編

YKK AP株式会社
清水 宏則

静岡ブル―レヴズCRO
ラグビー元日本代表

五郎丸 歩

五郎丸家のリビングと樹脂窓

五郎丸家のリビングと樹脂窓

清水さん:

現在のお住まいを建てられる際、奥様のご意見を大切にされたとお聞きしました。どのようなとことに特にこだわられましたか?

五郎丸さん:

住まいの風通しに気を配り、できるだけカビが生えないように工夫しました。
あと、家のメンテナンスに時間をかけず、快適に過ごし続けられるようにもしました。例えば、冬になって窓ガラスのところに付いた水滴を拭かなくちゃならないとか、できるだけそういう作業を省けるようにしました。

清水さん:

冬場に発生する水滴というのは、「結露」ですね。
これは、「暑い」「寒い」に次いで「住まいのお悩みベスト3」に入っているくらい、悩まれている人が多いお悩みですね。

ご家族が揃われるリビングは、どのような点にこだわりましたか?

五郎丸さん:

そうですね。リビングには僕もこだわりがあって、そこから見える風景ができるだけ良いとか、壁に遮られたくないとか、大きい窓を取り入れたいとか。このあたりは妻と意見が一致したところです。

五郎丸さんのご自宅のリビング

清水さん:

なるほど。大きい窓は熱の出入りも大きくなってしまうので、快適な空間を作るとなると、これまでは敬遠されがちでした。でも、五郎丸さんのご自宅に使っていただいている当社の「APW 330」という樹脂窓は、熱の出入りや結露を抑える性能を持っています。

五郎丸さん:

リビングの窓は結構大きいんですが、冬場もびっくりするぐらい部屋が寒くない。 うちは2階がリビングなんですが、2階に上がっていくと暖かくて、暖房もいらないような感じで過ごせています。だから、かなり良い窓なんだろうなと常々感じています(笑)。

清水さん:

ありがとうございます。
結露が起きる環境というのは、冬場の冷たい外の空気に対して、室内側の温かく湿度のある空気が冷え、窓の表面に水滴となって現れる現象です。

五郎丸さん:

なるほど。

清水さん:

弊社の樹脂窓が結露に強いポイントは、大きく2つあります。
1つ目は、窓のフレームの素材。
もう1つは窓のガラスです。

今日はわかりやすいように、2つの実験キットを持ってきました。

まず、1つ目のフレームの素材の話が、この実験キットです。
日本の住まいでは、一般的にアルミ製の窓が使われてきました。
アルミと樹脂。
この2つの素材は熱の伝わり方に大きな違いがあり、樹脂は、熱の伝わる力がアルミに比べて1,400分の1なんです。

いずれも氷水が入った樹脂製(左)とアルミ製(右)のコップ
素材が違うだけで結露の発生に大きな差が生まれる

五郎丸さん:

実家や前の家はアルミ製の窓でした。冬になると、結露でレースのカーテンが窓にペタってくっつくんですよね(笑)。あと、ガラスの間にあるゴムの部分、そこにカビが生えますよね。そういえば、今の家ではそういうことがないですね。

清水さん:

この水滴と、ゴムのところにできるカビ。ここが、奥様が悩まれていらっしゃったところかと思います。カビが溜まりすぎると、アレルギーにつながるとも言われています。

五郎丸さん:

妻もアレルギーを持っていて、小さい時は喘息がひどかったらしいんです。
だからこそ、子どもたちにはそういう思いをさせたくないという気持ちが強いんだろうなと思います。

清水さん:

では、もう1つのポイント「ガラス」についてご説明します。

五郎丸さんのご自宅でお使いになっている「APW 330」という樹脂窓は、二重のガラスになっています。
こちらは、ガラスが一重と二重のコップの実験キットです。
両方とも氷水が入っていますが、二重ガラスだと、ガラスとガラスの間に空気の層があるおかげで熱の出入りが抑制され、結露がほとんど発生していないことがわかります。
窓も同様で、二重構造のガラスであることで、結露の抑制につながります。

左が二重ガラスのコップ、右が一重ガラスのコップ

五郎丸さん:

これって、結露だけじゃなくて、「断熱」といった点でも効果がありそうです。

清水さん:

おっしゃる通りです。夏場の冷房の効きが良くなるだとか、暖房で温めた熱を逃がさないだとか、そういう効果にもつながってきます。

五郎丸さん:

だから、わが家は冬場でも2階がすごく暖かいんですね。

清水さん:

年中快適な空間を作ろうとなると、「窓は小さくする」ということを考えられる方もいらっしゃるのですが、窓の素材やガラスにこだわれば、大きな窓でも夏も冬も心地よい空間を作ることができるんです。

プライバシーの確保と風の流れ

プライバシーの確保と風の流れ

五郎丸さん:

リビングは、家族で団らんすることが多いので、お隣さんとの目線も気になった部分ではありました。
それで、お隣さんと隣接する側の壁には、窓を上の方につけたんです。

リビング上部に設けた窓

窓を上につけるか、下につけるかっていう議論があったんですけど、風の流れのシミュレーションをした時に、上の方にある方がよさそうだということになり、最終的に上に設置することに決まりました。

清水さん:

高い位置の窓は、プライバシーを確保しながら、自然光を取り入れることに最適です。また、仰っていただいた通り、風通しにも関係しています。室内で温まった空気は上昇気流で上がっていきますので、大きな窓で風を取り入れ、高い位置の窓から抜いてあげると、風通しが自然と生まれます。

本物の自然に触れて暮らす

本物の自然に触れて暮らす

清水さん:

自然の環境を窓越しに感じることは、お住まいにとって大事なポイントでしたか?

五郎丸さん:

そうですね。特に、子どもたちを作られた世界ではなく、自然の海だとか、そういうものに触れさせながら育てたいという思いが強かったんです。

そうそう。住まいでこだわった点としては、玄関横に外用のシャワーをつけました。子どもたちが、ビーチで遊んでぐちゃぐちゃになって帰ってきた時も、通っているラグビーでドロドロになって帰ってきた時も、外しっかりで洗い流せる。私が釣りから帰ってきた時も、大活躍しています。

玄関横に設置された屋外シャワー

カジュアルでほっとする家にしたい

カジュアルでほっとする家にしたい

清水さん:

その他、玄関まわりでこだわられたことはありますか?

五郎丸さん:

そうですね。うちは育ち盛りの男の子が2人いるので、買う食材が結構多いんです。そこで、妻が買い物をして両手がふさがっている状態でもワンタッチで開くドアを選びました。

清水さん:

玄関ドアは弊社の「ヴェナートD30」というスマートドアをお選びいただいています。
車で普及されているスマートキーと同じような機能を持ったカギになっています。カギをカバンやポケットの中に入れた状態で玄関ドアのハンドルのボタン部分を押せば、カギが開いて中に入ることができるので、荷物が多いご家庭などに喜ばれている商品です。(※1)

五郎丸さん:

あと、遠隔でも開け閉めできますよね。車に乗って「さぁ行こう」というタイミングで忘れ物に気づいた時、ボタンを押して遠隔で開けることができるので、すごい便利になったなぁと実感しています。(※2)

清水さん:

玄関ドアを選ばれる際、他に気にされた点はありましたか。

五郎丸さん:

色をできるだけ薄めにしようという話になりました。
ダークめの色だと重厚感がでてしまって、敷居が高そうな雰囲気になってしまう気がしたので、気軽に家族や友人が来れるようにカジュアルな印象を与える色を選びました。

明るめの茶色のスマート玄関ドア

清水さん:

そうだったんですね。デザインだと40種類以上、色が20種類以上あるシリーズの商品ですので、様々なお住まいに合った一枚をお選びいただけるかと思います。

今までのお話から、五郎丸さんにとってのご自宅は、ご家族やお招きするお客様との時間を大切にされたいということがよくわかりました。その中で、どんな空間であってほしいなどといったことはありますでしょうか。

五郎丸さん:

気を使わずにリラックスできる空間であってほしいと思います。自分自身も家には仕事を持ち込まないようにしていますし、どうしてもやらなければならない時は子どもたちが寝た後に1人でやるような感じですね。

帰ってきて、ホッとできる空間っていうのがいいだろうなと思いますし、子どもたちやゲストにもそういう空間であってほしいと思いますね。

※1)リモコンキーをリュックサック、ズボンなどの後ろポケットに入れてご使用の場合、人体で電波が遮られ、電波が届きにくくなり、ハンドルボタン操作で施錠/解錠できない場合があります。
※2)操作可能範囲は室外側の3m以内です。設置環境によっては上記以外の範囲(室内側など)でも操作できることがあります。

ラグビーファンとラグビー界への想い

ラグビーファンとラグビー界への想い

清水さん:

今までお住まいのことをお聞きしてまいりましたが、ここからは五郎丸さんが現在力を入れていらっしゃることについてお聞かせいただけますか。

五郎丸さん:

はい。私自身は2年前に現役を退いたのですが、その後、自分が所属していたチームの運営側に入ることになりました。

現在は、静岡ブルーレヴズのCRO(クラブ・リレーションズ・オフィサー)を務める五郎丸さん

運営というのは、試合をどのように運営していくか、どのようにしたらお客様に来ていただけるかなどを考えるので、選手時代とは全然違うカタチでラグビー界を盛り上げようとしています。

清水さん:

私もYKK APでお客様の満足度をどう高めるか、そこにこだわって仕事をしていますが、五郎丸さんはお客様にどうやってラグビーやチームの魅力を伝えたり、普及しようとしていますか?

五郎丸さん:

まず普及に関しては、子どもたちにラグビーボールに触れてもらうような機会を増やして行くことが大事だと思っています。
一方、事業としては収益性も重要です。ラグビー界ではプロリーグが出来てやっと2年が経ったところで、まだ基盤ができていない状態。
静岡ブルーレヴズは、本拠地が静岡ということもあり、首都圏とは異なるマーケティングをする必要があります。ラグビーをどんどん普及しようという中で、チャレンジの連続で、失敗も多いですが、その分、やり甲斐も感じています。
選手時代はあまりファンの方と直接お話する機会などはなかったのですが、運営に携わるようになって、お客様が求めていることやラグビーの捉え方などに実際に触れ、いろいろと学び、運営に活かさせていただいています。

清水さん:

私たちYKK APは、何のために存在するのか、社会にどのような価値を提供できるのかを自らに問いかけ、「Architectural Productsで社会を幸せにする会社。」というパーパスを定めました。

五郎丸さんご自身のパーパス、静岡ブルーレヴズのパーパス、ラグビー界のパーパス。どういったものを描いていらっしゃいますか?

五郎丸さん:

私たちのチームの立ち位置は強豪というわけではありません。だからこそ、静岡という地方のチームが新たなことにどんどんチャレンジする価値があるんじゃないかと思っています。

スタジアムに駆けつけた静岡ブルーレヴズのファン

五郎丸さん:

2015年からラグビーが日本国内で認知していただけるレベルには来たと思っていますが、ただそれは日本代表だけ。日本代表の選手がどこのチームに所属していて、いつ試合するのかというところまでは、まだ知られていないような現状です。
このような課題がある中で、クラブたちがしっかりと自立し、国内リーグをまず盛り上げていくことで普及にもつながりますし、ラグビーを日本やアジアに広げていくことにつながる。国内リーグに価値を感じていただけるような取り組みを、今後ラグビー界としてはやっていかなければならないと思います。

五郎丸さんの現在のご活動や
これからの想いを紹介します

※YKK APより五郎丸様に依頼をし、頂いたコメントを編集して掲載しています。
(取材:2023年5月末)

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