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収納力豊かなオープンキッチンから、魔法のように生まれ出るお料理の数々。
ゲストをお招きする日や家族のイベントの際は、窓の多い明るいLDKが大活躍。
そんな集いの場面でも、部屋が明るくすっきり見えるのがH様邸の魅力です。
前半では、そんなH様邸ならではの心豊かな暮らし方を奥様にうかがいました。
住まいの中には、集いと憩いを楽しむ工夫がいろいろ
― 「人が集える家」が理想だったとのことですが、お客さまをお招きすることはよくありますか?
コロナ以前は、月1~2回はホームパーティをしていました。招くのは、私の友達だったり、主人の会社の同僚の方やそのご家族だったり、様々です。毎回、大人が6~7人と子どもが4~5人、総勢10人強になることが多かったですね。あと、私の実家が近いのと妹家族も近所に住んでいるので、父の誕生日やクリスマスなどは、決まってわが家に集まってパーティをしていました。
― 広々としたワンフロアでつながったLDKはホームパーティに最適ですね! 奥様が特に好きな場所はありますか?
キッチンですね。キッチンはお料理をつくりながらでも空間全体が見渡せるように、もともとオープンタイプにしたいと思っていました。それもフルフラットが理想だったので、カウンターの上の吊り棚をなくしています。カウンターが立ち上がっていたり、吊り棚があったりすると、ついついキッチンにモノを置いてしまいがち。その点、フルフラットだと、気になるから片付けますよね。それも空間をすっきりさせる秘訣かなと思っています。
あとは、キッチンにたてすべり出し窓を付けました。換気もできますし、ほかの窓と一緒で樹脂窓なので、冬でもひんやりすることなく快適にお料理がつくれます。
― 窓にはこだわられているようですね。窓がおもてなしの場に一役買っていると感じることはありますか?
はい。わが家のLDKはけっこう窓が多いのですが、採用した「APW 330」はフレームがスッキリしたデザインなので、白を基調にした我が家のインテリアによく調和し、一間空間を邪魔していない気がします。
あと、家を建てるときには「照明がなくても明るくしたい」とこだわりました。吹き抜けの天井やリビングに天窓を設置して、そこから空や、うまくいけば月が見えるところも気にいっています。部屋もとても明るく、日中はほとんど照明不要です。
窓のデザインは外から見てもすっきり!
― ゲストを招いたときは、どんなふうにおもてなしをするのですか?
お酒が好きな人なら、主人がダイニングの一角にある造り付けの酒棚でハイボールをつくってサーブしたりしますね。この酒棚は設計事務所のオリジナルで、ボトルを置く場所がひな壇状になっていて、手前と奥のボトルが重なってもラベルが見えるように工夫されているんです。しかも、奥が鏡張りなので、実際の本数より多く見えるのも特長です。そして、ボトルの下は主人が集めているグラスを置けるようになっていて。この家をつくった建築士の方もお酒好きな人だったので、主人とよく話が弾んで、すごいものができました(笑)。
― 工夫がたくさんあるお住まいなら、コロナでおうち時間が増えても快適そうですね
そうですね。今はコロナ禍で来客もありませんが、2018年に竣工してまだ3年目ですから、新しい家にいる時間が長いのは嬉しいこと。ですから、ステイホームが続いても、それがストレスになることはありません。
特に、4月から8月までの5か月間は毎月、家族の誰かの誕生日があるのでリビングの壁にかけた「HAPPY Birthday!」のタペストリーの前で記念写真を撮るのが恒例行事になっています。
― ところで、奥様がお好きな住まいでの過ごし方といいますと?
私は、夜、家事が終わった後にリビングで映画を観たり、本を読んだり、お酒を飲んだりするのが好きですね。そうそう、時々、主人と二人で“中庭風の演出”も楽しんでいるんですよ。
― “中庭風の演出”とは、どんなものですか?
この家を建てるとき、本当は中庭が欲しかったのですが、スペースの問題で断念しました。でも、どうしても諦めきれずに、中庭のような楽しみ方ができるベランダにしたいと、2階のテラス窓の先にあるベランダの腰壁に木を貼ってもらいました。その後、この家で暮らし始めてから主人がタイルを買ってきて床に敷き、植物を置いて、ベランダの無機質な感じを消したんです。それだけでもわりあい雰囲気がいいのですが、加えて、手動シャッターを腰壁の上あたりまで下ろしてベランダに置いたライトを灯すと、“ベランダ感”が消え、中庭のように見えるんです(笑)。それがわが家オリジナルの“中庭風の演出”。遊び心をもって、ライトアップした“中庭”を見ながら、まったりと主人とお酒を飲むのは楽しいひとときです。
― 窓辺が癒しの時間になっているのですね。植物は、もともとお好きだったんですか?
ずっと育てたいとは思っていましたが、以前住んでいたマンションだと鉢植えを置く場所もなくて。家を建てたら育てようとずっと思っていました。それで家がでてきてから少しずつ買い足して、パキラやガジュマルなどが増えていきました。ダイニングでも窓からの日差しを利用して、ヒガクシダなどのインテリアプランツを照明のダクトレールに吊して育てています。
また、3階のベランダでは、去年から家庭菜園をはじめました。さほど広くはない場所ですが、プチトマトやキュウリ、シソなどを育てていて、キュウリはもう20本くらい採れました! そんな自然とのふれあいは、この家に住んでから加わったもの。思えば、わが家の暮らしの楽しみは、“窓辺”が多い気がしますね。
心地よい暮らしのディテール
家の中にいながら、店にトリップした雰囲気を味わえる本格的なバーカウンター。今日はどれにしようかなと選ぶ時間もまた楽しい。
「好きなのはバーボンやウイスキー。妻と飲むときはワインですね」とご主人。夫婦でまったり過ごしているといつの間にかお子さんたちがそばにいるのも、仲睦まじいH家ならでは。
ご主人の好きな色だというグリーンが効果的にあしらわれた室内。白い樹脂窓が空間によくなじんでいる。
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※この記事は、2021年6月27日の取材に基づいた内容です
※YKK APよりお客様に依頼をし、頂いたコメントを編集して掲載しています