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マンションリノベをしたお住まいで、家族の成長を見据えた暮らしを楽しむN様ご夫妻。
すべての窓に内窓がついた快適な室内には、
多忙な日常をサポートするさまざまな工夫も施されています。
後編では、暮らしやすさへの配慮とインテリアのこだわりについて奥様にうかがいました。
仕事も遊びものびのびできる! 家族みんなを育む住まい
― 前編の続きとして、奥様こだわりのファミリークロークを見せていただけますか?
ではご案内しましょう。LDKから見ると突き当たりが寝室で、その手前の右側にあるのが、家族全員の衣類などをしまっているファミリークロークです。ちょうど洗面所の向かい側に配置しているので、乾燥機にかけて乾かした洗濯物を一直線に運べて、とても便利なんですよ。
― ここがファミリークロークですね。まるでアパレルショップのようです!
ありがとうございます(笑)。向かって右側が主人、左側が私と子どもたちの衣類をしまうゾーンです。そして、左側の上段のハンガーパイプには私の衣類を、下段は娘たちが今後自分でも使えるように子どもの衣類を掛けています。ニットや下着などを下の衣装ケースに入れている他は、すべてハンガーパイプを利用した収納にしていて、ハンガーパイプとその上の棚板はすべて可動式なので、成長に合せて高さを変えることができるんですよ。このファミリークロークはわが家でLDK、子供部屋に次いで広い空間ですが、かさばりがちな衣類をコンパクトかつ機能的にしまうため、ハンガーを厚みのないものに揃えているのもポイントです。
また細かい点ですが、ファミリークロークの上部には通気口の役割を果たす欄間を設け、湿気対策を図るようにしています。
そして、入口正面には帽子掛けと、その手前には洋服を畳んだりアイロンをかけたりできる作業台を配置しました。作業台の下の棚には、上段に保育園で使うものやスチームアイロン、ウエットティッシュなどを、中段には保育園のかばんを、そして下段には子どもたちの習い事用のかばんをしまっています。それぞれすぐに取り出せるので重宝しています。
わが家は夫婦で家事を分担していて、料理と食器洗いは主に主人の担当、 洗濯、食器の片付け、掃除は私の担当です。クロークにポータブルテレビを持ち込んで録画した番組を見ながらゆっくり洋服を畳んだりするのがよい気分転換になっています。
― ご主人はお料理が、気分転換になっているのかもしれないですね。
そうだと思います。平日の昼食もつくってくれるので本当にありがたいです。なかでも最近のヒットがチャーハンですね。特別な具材は使わず、余り物をアレンジしてつくってくれるのですが、おいしいので子どもたちもペロリと平らげてしまいます。
― では次に、お仕事の様子についても教えてください。お二人とも、今も在宅勤務とのことですが、お家でのお仕事はどのようにされているのですか?
リモート会議の多い主人はお気に入りのダイニングテーブルにパソコンを置いて仕事をし、私は複数のモニターが必要な仕事なので、ファミリークロークの隣につくった書斎を使っています。主人も本当は書斎を使いたかったようですが(笑)、今ではお互いの仕事に合っているからと、これでよかったと思っているようです。
書斎にある机の目の前には大きな窓がありますが、内窓がついているおかげで、夏は冷房効率がよかったですし、今は11月下旬ですが窓辺でもそんなに寒さを感じません。また、この部屋の近くには線路があるのですが、日中でも音があまり気になりません。在宅勤務中も集中できて内窓の遮音効果を感じています。
― 奥様が住まいづくりでこだわられたポイントを教えてください
まず、断熱面でいうと、もともとLDKの天井はドーム型で、コンクリート打ちっぱなしの状態でした。ちょうど内覧したのが去年の夏だったので、上のほうに暑い空気が溜まっているのがわかりましたね。そのため、リノベでは外気に当たる窓の上の壁面や天井部分にウレタン断熱材を吹き付け、コスト面とデザイン性を考えて天井を切妻状に組みました。その上でダイニング側とリビング側の天井に2台のファンを設置して、室内の空気をかき回すようにしています。
木調を生かしたインテリアという意味では、ダイニングの吊り戸棚もポイントですね。実はこれ、前オーナーさんが使っていたキッチンの吊戸棚なんです。リノベでキッチンの位置を動かす際、キャビネットとセパレートして、吊戸棚だけダイニングへ移設しました。面材がナチュラルな色合いなので、床や天井と違和感なく馴染んで気に入っています。
― そして、テレビ側に使われているアクセントクロスも素敵ですね
実は、このアクセントクロスの色は娘が選んだんですよ。複数のグレーの色味を見せて「どれがいい?」と聞いたら、「これ」と言って選んでくれました。光があたるとキラキラと光るタイプなのですが、それも子どもらしいし、光ったほうが明るさも出ていいなと思いました。子どもの主張も大切にしたいので、そこは娘の意見を尊重しましたね。
最近、その壁紙にレトロなデザインの時計を掛けました。対面にある丸窓のデザインとちょっと似ていて気に入っています。
― お休みの日は、ご家族でどんなふうに過ごされているのですか?
家の中では、一間空間のLDKでみんな思い思いに過ごしています。例えば、長女はピアノを弾いたり、次女はばぁばが誕生日プレゼントに贈ってくれたウクレレを弾いてみたり。手作業でプロに描いてもらったハワイアン柄は、ばぁばが選んでくれたものなので、とても嬉しいみたいです。主人と私は、そんな子どもたちを眺めながらゆっくり過ごしています。リビングには大きな窓があるのですが、こちらも内窓の効果で防音効果が高いですね。目の前に小学校があるのですが気にならず、また、ピアノやウクレレの音も気にせず楽しめています。家族でバルコニーで遊ぶこともよくあります。
― 大きなバルコニーですものね! どのようにお過ごしになるか教えていただけますか?
縄跳びをしたりシャボン玉を吹いたり、31m²あるバルコニーは子どもたちの安全な遊び場です。大きなテラス窓があるので、その様子が室内から見えて安心できますね。部屋から見たとき、内窓の枠色とカーテンがともに白いため、すっきりして見える点も気に入っています。
― 最後に、この住まいで奥様の好きな場所をひとつ挙げるとすると?
いろいろありますが、やっぱり内窓のある、明るくて心地よいLDKですね。天気のよい日は午前中、ダイニングの丸窓から光が差し込みます。天候や季節によりますが、だいたい朝8時から10時くらいの間。朝起きて、日差しが差し込んでいるのを見ると、今日も頑張ろうと思えるんです。
心地よい暮らしのディテール
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記事で紹介した商品
※この記事は、2021年11月21日の取材に基づいた内容です
※YKK APよりお客様に依頼をし、頂いたコメントを編集して掲載しています