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南に面した大きな窓から庭の緑を望むことのできるF様邸は、自然とのつながりが魅力的な住まい。
加えて、仕切りのないLDKなど、より住まいをカスタマイズしていける“余白”があるのも魅力です。
後編では、ご夫妻にこのお家での暮らし方についてお話をうかがいました。
暮らしの工夫が楽しいのは、自分たちで変えていける“余白”を残した家だからこそ
― 前編では、主にお住まいの性能についてお話を聞かせていただきましたが、
次にこちらのお家での過ごし方について教えていただけますでしょうか?
夫:休日に家族3人が揃って家にいるときは、よく1階のリビングで映画やアニメを観て過ごしたり、家のDIYにチャレンジしたり。最近は庭の手入れも頻繁に行っています。
子どもはまだハイハイの段階ですが、家の中のものに興味津々で、家じゅうあちらこちらを動き回るようになりました。これから立って歩けるようになったら、もっと行動範囲が広がるので、子どもがケガなどしないように、家の中の気になる箇所をあらかじめチェックしたり、安全性のためにガードしておかなきゃと思っているところです。
― F様邸は何といっても広い土間が印象的です。このスペースは、どのようにお使いですか?
妻:エントランスから続いていることもあり、靴を置いたり、植物の鉢を置いたり、「半分玄関」みたいな使い方をしていますね。ついついモノを置きたくなりますが、できるだけすっきり保つように心がけています。
夫:スペースがけっこうあるので、板を切ったり、ペンキを塗ったり、ちょっとしたDIYをすることもよくあります。子どもがもう少し大きくなったら、きっと安全な遊び場になるのでしょうね。
― DIYは以前からされていたのですか?
夫:こちらに越してくるまでは、まったくしたことはありませんでした(笑)。でもこの家は、いい意味で、住んでから自分たちでつくり上げていく“余白”があるので、今では工具類を揃え、簡単なことなら自分たちで工夫してつくるようになりました。
最近では、妻と一緒にリビングの続きにある北側の一室に棚をつけて、クローゼットにしたんですよ。
妻:もともと北側の部屋は用途が決まっておらず、自分たちの使いたいように使えるという空間でしたが、部屋の中に窓があるので、リビングの窓と一緒に開けておけば、風が通るのでクローゼットに最適でした。
― 確かに、リビングの窓と合せて開けると、風が心地よく流れますね。
そして、リビングからはお庭が一望できて素敵です
夫:はい。毎朝シャッターを開けるとき、「今日も天気がいいね」とか言いながら、子どもと一緒に朝の庭を眺めるのが楽しみです。
妻:家の中から庭へすぐに出られるのも魅力ですね。庭先でシソやトマトを鉢植えで育てているので、キッチンにいて「お水をあげよう」と思ったら、サッと窓をあけて外に出られますから。窓には大型のハンドルがついているので、大きい窓ですが、開閉が楽に行えています。
― お庭での楽しみについても教えてください
妻:もともと小高い富士塚や小さな灯籠がある立派できれいなお庭だったので、私たちはそれをほぼそのまま引き継ぎました。新しくしたのはお庭の水栓くらい。購入時からお庭にはいろんな植物が植わっていたので、引っ越し当初は、植物にくわしい夫の両親に名前や手入れ法を教えてもらいました。今は、そんな植物たちの世話をしたり、気候のよいときはお庭にピクニックシートを敷いて子どもを遊ばせたりして楽しんでいます。
― お庭から見渡すと住まいの外観は、木調で統一感がありますね
夫:そうですね。外壁はレッドシダーいう木材を使っているそうですが、落ち着いた感じが気に入っています。
それに玄関ドアも木調で、住まいにまとまり感が出ているよう感じています。
妻:あと、この玄関ドアはとにかく使い勝手がいいんです!買い物から帰ってきて大きな荷物を持っていたり、子どもを抱えていたりするときでも、リモコンキーをかばんに入れておけば、ドアハンドルのボタンを押すだけでドアの施解錠ができるので、本当にストレスフリーです。
― では、玄関ドアから、もう一度お家の中へ……。改めて、壁の仕切りがない大空間は、なかには使いづらいと感じる方もいるようですが、どのように思われましたか?
妻:以前の家もこういう仕切りのない間取りだったので、自分たちのスタイルに合っていると思っています。特に1階は土間から続くLDKが開放的で、南側の窓を通して外とのつながりを感じやすいのが魅力です。
最初、キッチンまでオープンなのはどうかなぁと思っていましたが、実際にはリビングや玄関、お庭まで見通せて、キッチンをきれいに保とうという意識につながるで、今はかえってよかったと思っています。
― ちなみに、2階は寝室メインでお使いのことでしたよね?
夫:はい、その通りで、2階は今、寝るためのスペースとしてゆったり使っていて、時々仕事をするのにも使用しています。ユニークなのは、必要に応じて3つの部屋にセパレートできるようになっていること。今はセパレートする前のワンルームの状態ですが、今後のライフスタイルの変化に応じて変えていけるので、将来的には仕切りをつけて2階に子ども用のスペースをつくってあげたいと思っています。
― 2階の勾配天井にも、改修以前の梁がそのまま使われていて、いい味わいを出していますね
夫:そうなんです。リノベーションによって、もともとあった古い現わしの梁の下に補強の意味で新たな梁と柱が加わったことで、より重厚な感じになりました。この味わいは今のもので出そうとしても難しいので、とても気に入っています。
妻:あと、梁を現わしにしている分、天井が高くて開放感があります。また2階は部屋の広さに対して窓の占める割合も大きいのですが、こちらにも樹脂窓が使われているので、夏も冬も外気温の影響を受けにくいと感じています。
― 大きな窓の向こうはインナーバルコニーになっているんですね
夫:そうなんです。古い家では部屋の一部だったところが、リノベーションでインナーバルコニーに変わりました。そこそこ奥行きがあり、屋根もついていて、ダウンライトや電源も設置されているので、ここでBBQもできます。今はまだ活用しきれていませんが、不動産仲介会社の方からは、「ここで星空を眺めながら、お二人でワインを飲んでロマンチックに過ごしていただくこともできますよ」なんて素敵な提案もいただきました(笑)。
妻:インナーバルコニーからは遠くに富士山も見えたりして、気持ちのいい空間ですね。ここからは1階の庭の様子もよくわかるので、つい見てしまいます。雑草が伸びてきたなぁ、とかね(笑)。
― 最後に、お二人がこの住まいで好きな場所を一つずつ挙げるとすると?
妻:やっぱりリビングの窓辺ですね。庭が一望でき、南からの日差しが年中室内に差し込んで気持ちがいいんです。
夫:同じくです。
今後は自分たちの暮らしに合せて収納をDIYし、さらに住み心地を高めていくつもりです。購入して終わりではなく、暮らしながら生活しやすい空間に仕上げていけるのも、この家のよさ。安心して長く住める性能を備えた家なので、今後は自分たちらしくアレンジして、ここでの暮らしを楽しみたいと思います。
心地よい暮らしのディテール
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記事で紹介した商品
高性能樹脂窓
APW 330
樹脂と複層ガラスによりハイレベルの断熱性を実現した新発想の「新しい窓」。
熱の出入りを抑え、夏も冬もいつも快適。エコ住宅との相性も抜群です。
新技術によりフレーム強度を向上させ、スリム化も実現しました。
耐震フレーム+窓
FRAMEII(フレームII)
耐震フレームにより、一般的な耐震補強と異なり窓を減らさず耐震補強が可能。
同時に、断熱性の高い窓を組合せることで窓まわりの断熱化も実現します。
断熱玄関ドア
ヴェナート D30
ライフスタイルが多様化し、誰もが自分にピッタリなものを選ぶことが当たり前になった今。
玄関も「ピッタリ」の1枚を選びたい。
一人ひとりの「自分らしさ」を表現する玄関ドア選びをお手伝いします。
F様邸に関する詳細情報はこちらからもご確認いただけます
※この記事は、2022年7月31日の取材に基づいた内容です
※YKK APよりお客様に依頼をし、頂いたコメントを編集して掲載しています