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間取りを楽しむ暮らし|事例紹介・お客様の声

今も未来も快適に暮らすための
フレキシブルな間取り

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間取りを楽しむ暮らし|事例紹介・お客様の声

今も未来も快適に暮らすための
フレキシブルな間取り

「性能向上リノベーション」で手に入れた快適な住まい。
その魅力をご紹介した前編に続き、
後編では、スムーズな家事動線や、将来を見据えたフレキシブルな間取りなど
住まいの随所に息づく創意工夫の数々をうかがいます。
S様邸のこだわりは、これからの家づくりの参考になるに違いありません。

家族のライフスタイルの変化を見据えた空間づくり

家族のライフスタイルの変化を見据えた空間づくり
図面

前編では高断熱・高気密の住まいの快適さについてお話をうかがいました。
後編では住まいの間取りや動線の工夫などについて聞かせてください。まず玄関ですが、シューズクロークがとひと続きになっていて使いやすそうですね

夫:はい。使い勝手のいい玄関まわりになったなと感じます。わが家では積雪対策として玄関を土間にして、土間部分に床暖房を入れています。土間を床暖房にすると、雪などで濡れた靴が乾きやすくなるんです。それと玄関脇のシューズクロークは家族4人分+αの余裕を持たせて、靴を保管するほかにフックをつけて上着を掛けたり、掃除道具なども置いたりして日常生活に役立てています。

帰宅後、靴についた雪を床暖房で溶かしてシューズクローゼットで靴を脱ぐ。一連の動きがとてもスムーズ
帰宅後、靴についた雪を床暖房で溶かしてシューズクローゼットで靴を脱ぐ。一連の動きがとてもスムーズ

妻:木目調の玄関ドアは、私のこだわりです。家の外壁や室内の雰囲気とよく合っているので気に入っています。また断熱性が高いドアなので外気の影響を受けにくく、玄関先でも冬に寒くてつらい思いをしたことがありません。

あと、このドアではカギを差し込んで開け閉めする手動錠ではなく、電子キー(スマートコントロールキー)になっていて、わが家では家族全員リモコンタイプのカギを使ってドアの開閉をしています。リモコンキーなら、荷物をたくさんもって帰宅したときでも、リモコンを携帯してドアのハンドルのボタンを押すだけで開けられるので便利ですね。

外観

― S様邸は住まい全体が木調なのが印象的です

夫:そうですね。私自身、木の素材感が好きなのと、小さいうちから子どもたちに木の質感に触れさせたかったので、家の要所に積極的に無垢材を用いています。それもちょっとした遊び心で、1階と2階で使う樹種を変えてみました。2階の床などは少し色の濃いアカシア材、1階は北欧調をイメージしてパイン材です。アカシア材は硬くて質感も少し冷たい感じですが、パイン材は柔らかくて温かみを感じます。選ぶ木によって感触が違うのも無垢材の面白いところです。

― 確かに1階のスペースは北欧の家のような雰囲気を感じます。
1階の各部屋について詳しく聞かせてください。ではまず洗面スペースから……

夫:我が家でこだわったポイントは、既成の洗面台ユニットなどを使わず、建築設会社オリジナルの木造作にして間接照明を入れたことです。

加えて、このスペースには採光と通風を考えて、すべり出し窓をつけています。このすべりだし窓と向き合う位置にはテラスドアをつけ、その間は一直線の家事動線にしたことで、風の道ができました。両方の開口部を開けると、夏など風がすーっと通って心地いいんですよ。

妻:この風の道を活かして、洗面所の天井には、寒い時期や天候の思わしくない日などに洗濯物が干せるように室内物干しをつけています。風通しがいいので、洗濯物の乾きもよくて助かっています。

あと、洗面所のそばに乾いた洗濯物をその場で畳めるように作業台をつくり、その続きに家族全員の洋服を仕舞うファミリークローゼットを設けたのも正解でした。洗う・干す・畳む・仕舞うが一直線の動線内でできるので、効率よく家事ができて、とっても便利なんです。

洗面所には換気のためにすべり出し窓が配置されている。洗面所から連続するファミリークローゼットへの導線確保もS様邸のこだわりのひとつ
洗面所には換気のためにすべり出し窓が配置されている。洗面所から連続するファミリークローゼットへの導線確保もS様邸のこだわりのひとつ

― 家事動線がつながっているのは確かに便利ですね。
ファミリークローゼットの先はどうなっているのでしょう?

夫:ファミクロ先は主寝室があります。ここは家の中で一番木質感のある部屋になっています。床だけでなく、ベッドの正面の壁をパイン材の羽目板にして、眠る前や朝起きたときに見える景色にこだわりました。

夫:ファミクロ先は主寝室があります。ここは家の中で一番木質感のある部屋になっています。床だけでなく、ベッドの正面の壁をパイン材の羽目板にして、眠る前や朝起きたときに見える景色にこだわりました。

― 素敵です。
主寝室の隣にある子ども部屋はどのような感じですか?

夫:子ども部屋も床はパイン材にして、中央に置いた収納棚も木のオリジナル家具です。実は、この棚にはキャスターがついていて、息子と娘のスペースを柔軟に仕切れるようになっているんです。今はまだ部屋を分けなくてもいいと子どもたちがいうので、棚で仕切らず2つの部屋がつながった状態ですが、将来部屋を分けたり、家族のライフスタイルが変わって別の用途で使えたりできるよう、フレキシブルなつくりにしました。

妻:今この部屋は寝るだけの空間になっていますが、カーテンやベッドカバーは子どもたち自身が選んだので、気に入ってくれています。今、娘はピアノに夢中。私が弾くのを見て、見よう見まねで自室で弾いています。

長女:私が自分の部屋で気に入っているのは、くだものの絵がかいてあるベッドカバーです。ピアノはお母さんに習ったわけじゃないですけど、「猫ふんじゃった」とか、耳コピしてひけるようになりました!

部屋の中央に稼働棚とビアノを置くことで長男さまと長女さまのへやをゆるやかに区切っている
部屋の中央に稼働棚とビアノを置くことで長男さまと長女さまのへやをゆるやかに区切っている

― 次は2階を見せてください。
階段を上がったすぐのところにある小上がりのコーナーがいい感じですね

妻:ありがとうございます。ここは家づくりをしている際、息子が「畳の場所がほしい」と希望したスペースなんです。2畳の狭い空間ですが、壁側にはオープン棚、窓側にはカウンターデスクをつけたので、子どもたちが本を読んだり、ゲームをしたり、家族それぞれが、それぞれの使い方ができる人気のコーナーになっています。

夫:この畳コーナーは壁のないオープンなスペースですが、階段との仕切りが立ち上がっているので、開放的があると同時に程よい“おこもり感”もあるんです。あと、カウンターに向かって座ると目の高さに横長の窓がくるようにしたので、景色を眺めながら寛ぐこともできて気に入っています。ほかの窓同様、高断熱の窓のため冬場でも窓辺が寒くなく、ここも近隣の家と窓の位置をずらしているので、安心して昼寝ができるところも嬉しいところです(笑)。

長男:僕が畳のスペースが欲しいと思ったのは、家をつくるときにいろんなモデルハウスを見て、畳っていいなぁと思ったから。今はここで漫画の『三国志』を読んで過ごすことが多いですね。趙雲(ちょううん)というキャラクターが好きなんです。

長男:僕が畳のスペースが欲しいと思ったのは、家をつくるときにいろんなモデルハウスを見て、畳っていいなぁと思ったから。今はここで漫画の『三国志』を読んで過ごすことが多いですね。趙雲(ちょううん)というキャラクターが好きなんです。

― その畳コーナーの続きにあるLDKは、天井が高く広がりがありますね

妻:当初、新居にはぜひとも吹き抜けがほしいと思っていましたが、難しかったため、その代わりに2階のリビングを勾配天井にして吹き抜けっぽく開放感を出してもらいました。一番高いところで天井高は2.8メートルほどあるんですよ。

夫:LDKの奥側には、将来的な親との同居など個室が必要になった場合に備えて、壁で仕切って独立させられるようなフリースペースも確保しています。

長男:僕が畳のスペースが欲しいと思ったのは、家をつくるときにいろんなモデルハウスを見て、畳っていいなぁと思ったから。今はここで漫画の『三国志』を読んで過ごすことが多いですね。趙雲(ちょううん)というキャラクターが好きなんです。
ハンモックを吊した奥にあるフリースペースには、将来個室にしたときのためにクローゼットも設置されている

― 将来の生活の変化も見据えた設計になっているのですね

夫:はい。今は小さい子どもももっと大きくなれば個室が欲しいと思うでしょうし、さらには独立して家を出て行くでしょう。我々夫婦ももしかしたら仕事の変化などで家で過ごす時間が増えるかもしれません。そういう家族の変化に順応できる家がいいなと最初から思っていたんです。

― 改めて、2階にLDKがある魅力についてお聞かせください

夫:わが家の場合、周囲の家と滞在時間に差が生まれたことですね。滞在時間の差ってどういうことかというと、周囲の家はLDKが1階にあるので、毎日の食事どきや休日など、自分たちが2階にいるときには1階にいます。そのため、音などを気にせずに過ごせる、ということです。

妻:あとは明るさも魅力です。このLDKは東と南と西の3方向に配置した多くの窓のおかげで、朝から夕方まで日当たりがよくて、日中は自然光だけで十分過ごすことができるのが嬉しいですね。家を建てるときには周囲の家との関係を考えて、窓の配置や大きさはよく検討しましたし、窓には断熱性・気密性の高いトリプルガラスの樹脂窓を採用しました。そのおかげで明るく居心地のよい空間ができたのだと思います。

LDKの西側にあるTV上の横スリットのFIX窓は、部屋の奥まで明るさを採り込む
LDKの西側にあるTV上の横スリットのFIX窓は、部屋の奥まで明るさを採り込む

― 窓を効果的に採用されていて素敵ですね。
普段、このLDKでどんなふうに過ごすことが多いですか?

夫:娘がバレエの練習をしていたり、息子がダイニングテーブルで勉強をしていたり、同じフロア内でそれぞれが自由に過ごすことも多いですね。

私自身は、最近、休みの日などは娘とソファでオセロゲームをよくしています。最初は私が教えていたのに、最近、娘が腕をあげて負ける ことも出てきて(笑)。そんなところにも子どもの成長を感じて頼もしいですね。

夫:あと、子どもたちが隣の和室から絵本を持ってきて、ソファで一緒に読むこともよくありますね。

妻:自由に、という意味では、このLDKもダイニングテーブルの位置を変えられたり、ソファも一体型ではなくセパレートタイプなので組み合せ方を変えられたり、フレキシブルに使えています。
わが家はお客様を招いてみんなでご飯を食べることもよくありますが、自由に形が変えられると何かと便利で重宝しています。

夫:この家で暮らすようになって、人を大勢呼べるようになり、音を気にせずに過ごせるようになりました。これからも明るいこの家で木の経年変化や、その時々のフレキシブルさを楽しみながら、暮らしていきたいと思っています。

夫:この家で暮らすようになって、人を大勢呼べるようになり、音を気にせずに過ごせるようになりました。これからも明るいこの家で木の経年変化や、その時々のフレキシブルさを楽しみながら、暮らしていきたいと思っています。

心地よい暮らしのディテール

3歳のときからバレエを習っている長女さま。自室の棚には発表会でつけるお気に入りのアクセサリーを入れたジュエリーボックスが。「踊っていると楽しいから、おうちでもバレエシューズをはいて練習します。将来はプリマになりたいな」。広いリビングは練習にもきっと最適。
3歳のときからバレエを習っている長女さま。自室の棚には発表会でつけるお気に入りのアクセサリーを入れたジュエリーボックスが。「踊っていると楽しいから、おうちでもバレエシューズをはいて練習します。将来はプリマになりたいな」。広いリビングは練習にもきっと最適。
文房具が好きで、特にボールペンにこだわっているという長男さま。「お気に入りは3本あって、2つはドイツ製で、もう1つが日本製です」。ドイツ製のペンは数学で図形を書くときや、国語で漢字をたくさん書くときに、日本製は気分転換に使っているのだそう。
文房具が好きで、特にボールペンにこだわっているという長男さま。「お気に入りは3本あって、2つはドイツ製で、もう1つが日本製です」。ドイツ製のペンは数学で図形を書くときや、国語で漢字をたくさん書くときに、日本製は気分転換に使っているのだそう。
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※この記事は、2023年12月17日の取材に基づいた内容です
※YKK APよりお客様に依頼をし、頂いたコメントを編集して掲載しています
※一部の画像は近隣やプライバシーに配慮して加工しています

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