ガラス選びがカギ!快適な窓辺のつくりかた

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ご存じですか? 窓ガラスには、快適をつくる力があるということ。

冬の部屋のぬくもりを守ってくれる力。夏の日差しをやわらげてくれる力。

ガラスの性能次第で季節を問わず居心地がよくなり、光熱費だって違ってくるのです。

窓辺と住まいを快適にするガラス選びのポイントをご紹介します。

窓辺を、もっともっと、お気に入りの場所に。

性能のいい「窓」は窓辺を一年中快適にします

みなさんは窓辺のどんな過ごし方が理想ですか?

ラグマットを敷いてゴロゴロ読書? ソファで編み物?

自然の光や風を心地よく感じながら、好きなことをして過ごしたいですよね。

でも窓辺といえば、夏は暑く、冬は寒くなりがちな場所。古くからある窓の多くは、日差しや外の気温を部屋の中に伝えやすいため、窓辺のくつろぎ空間は季節によって限定されていました。

そんな窓辺の悩みも、実は「窓」を見直すだけで一挙解決。夏の日差しや冬の寒さをやわらげてくれる性能のいい窓にすれば、窓辺を一年中快適なくつろぎ空間にすることができるのです。

断熱性の高い窓なら家全体が快適に

窓の性能は窓辺の居心地だけでなく、家全体の居心地にも大きな関わりがあります。

なぜなら窓は、家の中で一番熱の出入りが大きい場所だから。

熱を伝えにくい窓を選ぶことは、冬には暖房のぬくもりを逃がさず、夏は熱の侵入をおさえて、いわば、家全体を保温・保冷することにつながります。

※熱の流入出の数値はYKK AP算出です。
窓からの熱の流入出比率の算出条件【解析No:00033】(2021.7.1更新)
●使用ソフト:AE-Sim/Heat(建築の温熱環境シミュレーションプログラム)/(株)建築環境ソリューションズ ●気象データ:「拡張アメダス気象データ」2010年版 標準年/(一社)日本建築学会 ●住宅モデル:2階建て/延床面積 120.08㎡/開口部面積 32.2㎡(4~8地域)「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説Ⅱ住宅」標準住戸のプラン ●躯体:平成28年省エネルギー基準レベル相当 ●窓種:アルミ(複層ガラスA8未満) ●環境条件: 冬:外気温:2.6℃、室温:20℃ 2月14日 5〜6時(日平均外気温最低日)、東京 夏:外気温:34.8℃、室温:27℃ 8月5日 14〜15時 (日平均外気温最大日)、東京

おすすめは、魔法瓶そっくりの「Low-E複層ガラス」。

窓の性能を決めるのは、「フレーム」と「ガラス」

熱を伝えにくい高性能な窓の条件は2つあります。

ひとつめは、「フレーム」の断熱性が高いこと。アルミの1400倍も熱を伝えにくい樹脂製のフレームがおすすめです。

ふたつめが「ガラス」の断熱性です。ガラスが1枚だけの「単板ガラス」では断熱性が低く外の暑さ寒さの影響を受けやすいため、ガラスを2枚にした「複層ガラス」を選びましょう。

「Low-E複層ガラス」は、魔法瓶そっくりの保温・保冷構造

おすすめは、複層ガラスの内側に熱の伝わりを抑える「Low-E(低放射)金属膜」をコーティングした「Low-E複層ガラス」です。

「2枚のガラス」と「金属膜」、何かに似ていると思いませんか?

そうです、「Low-E複層ガラス」は魔法瓶と似た構造を持っているのです。

ガラスはどんどん進化しています!

「断熱」「遮熱」2タイプのLow-E複層ガラスを使い分け。

「Low-E複層ガラス」には、窓の位置や周囲の状況、その土地の気候に対応できるよう、2つのタイプがあります。

「断熱タイプ」は、しっかり断熱しながらも太陽の暖かさを取り込んで室内を暖かく保ちます。

「遮熱タイプ」は、断熱はもちろんのこと、明るさを取り込みながらもガラスに当たる日射熱を遮り、室内を涼しく保ってくれます。

使い分けのポイント1 - 南向きの窓は断熱を重視

夏の昼間の太陽は高度が高いため、軒やひさしをつけることで直射日光の多くは防げます。

「断熱タイプ」のガラスを選べば、冬の低い位置の太陽から、存分にぬくもりをもらって室内にキープしておくことができます。

使い分けのポイント2 - 西向きの窓はしっかり遮熱

西日は高度が低く、軒やひさしでは遮りにくいので「遮熱タイプ」のガラスがおすすめです。

特に暑い時期には、すだれやオーニング、シェードなども併用して、窓の外側で日射を遮るといいでしょう。

ガラスラインアップ

[基本商品]

優れた「断熱・遮熱」性能で、冷暖房効率をアップできます。

Low-E複層ガラス[遮熱タイプ]

太陽の日射熱を50%以上カットして、夏は涼しく、冬は暖房熱を外へ逃がしません。紫外線も大幅にカットするので、家具やカーペットの退色も抑えます。

Low-E複層ガラス[断熱タイプ]

冬、室内に太陽光を採り込み、暖房熱を外へ逃がしません。部屋のすみずみまで暖かさを保ち、心地よく快適に過ごせます。

複層ガラス

2枚のガラスの間に乾燥空気またはアルゴンガスを閉じ込めたスタンダードな複層ガラスです。室内の暖かさを外へ逃がさず、暖房効率をアップします。

基本商品と組合せられる[追加機能]

基本商品の「断熱・遮熱」性能に加えて、「安心・便利」な機能も組合せられます。

安全合わせ複層ガラス/防災安全合わせ複層ガラス

ガラスと中間膜が加熱圧着されており、破壊されにくいガラス。

強化複層ガラス

風圧に強く、万一割れても粒状になる安全性の高いガラス。

異厚複層ガラス

室外からの騒音を軽減し、生活音なども外に漏らしにくいガラス。

格子入複層ガラス

複層ガラスの間に組み込んだ格子が窓の表情を豊かに演出するガラス。

ブラインド入複層ガラス

複層ガラスに組み込んだブラインドで光や視線をコントロールできるガラス。

※Low-E複層ガラス遮熱タイプとは組合せられません。

上記は2017年2月時点の情報です。

もっと知りたい方は

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