神奈川県横浜市│Aさん邸
遊びに来た孫たちがのびのび快適に過ごせる家になった。
簡単に窓を替えられると知り、びっくり。
横浜・八景島にほど近い山側の高台にあるAさんご夫妻の家。リビングの大きな窓からは横浜の海とそこを行き交う船が広く見渡せ、すっきりと晴れた日には思いのほか間近に房総半島が見えるという。
築五十数年、前回のリフォームからも30年近く経つ家は、こまめに手入れはされてきたが、窓の傷みが気になっていた。「2階の窓は潮風の影響もあり、サビが浮いたり、雨戸代わりのシャッターもぐらついたりしていました。ちょうど庭に手を入れようと考えていたので、一緒にリフォームすることにしました」とご主人。夫婦ふたりの暮らしになり、2階はあまり使っていなかったが、週末や長い休みには孫たちがよく遊びに来る。冬は「寒い」と言われることもあり、もっと居心地のよい部屋にしようとリフォームを決めた。
「壁を壊さないカバー工法でのリフォームなら、簡単に窓を替えられ工事も速いと聞き、そこにも魅力を感じました」とご主人。奥様も「思っていたよりあまり時間もかからず、本当にあっという間に終わりました」と作業の簡単さを実感したようだ。
雨風が強い日にも安心感が違う。
こうして新しくなった窓。まず見た目が変わったことで、部屋の印象が一新されたが、「なによりも、安心感が増しました」。高台にあるので、雨風が強い日は窓を震わせる音が怖いこともあったが、今はまったく気にならない。
「雨戸を付けていませんが、この夏の台風のときでも静かで、不安になることもありませんでした。安全合わせ/防災安全合わせLow-E複層ガラスを入れているので、防犯面でもとても安心です」
暑い季節は、2階の窓を開けて心地よい風を通していたが、これからしだいに寒くなり窓を閉めるようになるとさらに樹脂窓のよさが実感できるのでは、とAさんご夫妻は期待している。「結露も発生しないでしょうし、窓自体の断熱効果が高い。日差しが入ってくれば、部屋自体が暖かくなって、孫たちも過ごしやすくなると思います。この窓を見ると、ほかの窓まで取り替えたくなりますね」と笑うご主人。
海が好きだというAさんご夫妻にとって、窓からの景色は最高の贅沢。それを、一年中、家の中から窓越しに安心して楽しめることが、日々の暮らしを豊かにしてくれるという。
窓を替えることで、部屋の印象はもちろん、暮らしそのものの安心感や心地よさが増す。窓が果たす役割は大きい。
◎窓リフォームで、防犯面や風雨に対する安心感も増しました。
今年の冬、横浜近辺では、大雪にみまわれることこそなかったが、寒さが厳しい日も多かった。昨年、2階の窓をすべて樹脂窓にリフォームしたAさん。今年の冬はどう過ごしたのか、再びお話をうかがった。
「エアコンの設定温度は19〜20度くらい。それでも、寒さを感じたことがなかったのは、窓がしっかりしているので暖房がよく効いていた証拠ですね。以前は気になっていたすきま風も感じませんでした。寒さを気にせずに過ごすことができていたのは、やはり窓のおかげでしょう」。よく遊びにくるお孫さんたちも、2階は自分たちのテリトリー、と好きに遊んだり、ぐっすりと眠ったり。口にこそ出さないが、「居心地がよさそうですよ」とAさんがいうように、快適に過ごせているようだ。
今年の冬は、台風を思わせるような強い風が吹くこともあった。Aさん宅のあたりは高台なので、風もより強く吹くそうだ。「雨戸はないのですが、窓はガタリともいわず、これまでになく安心して過ごすことができました。風や雨の音がまったく気にならず、窓を替えるだけでこれほど違うのか、とあらためて実感しました」。
また、防犯合せ複層ガラスにしたことで防犯面でもしっかり対策ができ、暗くなってからの安心感は何物にも変えがたいと感じているとのこと。
窓のリフォームは、予想以上によかったというAさん。「外観、安心感、暖かさ。いろいろな面で、暮らしの快適さをアップしてくれました」。
兵庫県明石市│Mさん邸
最初は1窓から。その効果に驚き、リピートして家中8窓をリフォーム。
工事はたった2日間。
自宅の窓の多くを、アルミ窓から樹脂窓またはアルミと樹脂の複合窓に入れ替えた明石市のMさん。壁を壊して窓枠を外すことなく、室内側から工事ができる窓リフォームで、8か所の窓を入れ替えるのに要したのは、たったの2日間。工事が終わってみると、日の当たる南の窓辺が暑くならないことに驚いたそう。
Mさんが窓をリフォームするのは、実は今回が2回目。2014年、ご主人の定年を目前に今後の生活をより快適にするため、築20年の自宅を全面リフォームした。阪神・淡路大震災を経験したこともあり、そのときのリフォームでは耐震性を重視。加えて断熱対策として、壁や天井の断熱材を入れ替え、窓はガラスだけを、古い単板ガラスから複層ガラスへと入れ替えた。
結露のない家に!
「地震に強い家になり、断熱材のおかげで冬の室温は朝起きたときにも10℃を下回ることがほとんどなくなり、とても暖かい。随分快適にはなりましたが、窓枠の結露が悩みの種でした」と教えてくれたのは奥様。
複層ガラスへの変更によりガラス面の結露は解消されても、新築当時のままのアルミ枠の結露はおさまらず、さらに、長年単身赴任をしていたご主人が帰宅し、ふたり住まいになったことでその結露が倍増したのだという。
実は前回のリフォームでMさんは、1か所だけ窓リフォームをした。それは2階の書斎の窓。「もともと雨戸のない大きめの窓で、風の当たる位置にあったので、丈夫な窓にしてもらおうとそこだけは窓交換をしてもらったのです」。壁は壊さず、古い窓枠の上から新しい窓枠をかぶせる工法で、一気に断熱性の高い窓にリフォームした。「すると、家の中でその窓だけは結露が起こらなかったのです。ガラスはもちろんですが、フレームにも結露がなく、これはすごい!と驚きました」。
この窓リフォームで、窓の素材を正しく選ぶことの大切さを目に見える経験として実感したMさん。「これからもずっと、冬がくるたび結露を掃除する毎日が続くのかと思うと憂鬱でした。築20年を超えて窓まわりの部品の劣化も目立ってきていたこともあり、思い切って2度目のリフォームを決めました」。長年の悩みだった結露を一気に解決する方法として、今回は全面的な窓のリフォームを行ったという。
「これから迎える冬、結露の心配がなくなることはもちろん、もっと暖かく快適に過ごせるようになると思うと、ホッとします」
◎結露の出方や窓枠の冷たさの違いを実感
「窓をリフォームして、大きな悩みの種だった結露が、ずいぶんと解消されました」と語るのは、家中の窓リフォームをして初めての冬を過ごしたMさん。住まいの付近は、冬の最低気温が0℃近くになる日もあり、無暖房時の朝の室温が10℃を下回る日も何日かあるという環境。既存の窓には、すでに複層ガラスを使用していたため、問題の結露は主にアルミの枠に起こっていたが、アルミと樹脂枠の複合窓にかえたことで、かなり冷え込んだ日を除いては結露が起こらなくなった。
耐震・断熱工事を済ませていたこともあり、部屋の暖かさが段違いに変わったとまでは実感できていないというが、「階段など一部の窓は古いアルミサッシのままですが、そちらと新しい窓を比べると、結露の出方には、はっきりと差があるのがわかります」。窓枠に触れてみても、冷たさに明らかな違いがあるという。「ですから、部屋も暖かくなっているのだと思います」。
古く劣化も気になっていた窓から新しい窓になり、冬中、結露掃除の手間から解放されたMさん。総合的なリフォームで、夏涼しく、冬暖かい家を手に入れた。
神奈川県横浜市│Tさん邸
インテリアに合う木目の額縁で、新築気分の明るい部屋に大変身!
木目が彩る、明るいインテリア。
家中の21窓を、すべてアルミと樹脂の複合窓にリフォームしたのは横浜市のTさん。「以前の窓の劣化がひどくなったことから、全面的な窓リフォームを決めました」。
「3階の窓まで交換をするため、足場代が高くかかるのがネックでした」。悩んでいたとき、室内側から窓を交換できる工法があると知った。窓の性能も、工事の仕方も、金額も納得のいく業者に出会い、リフォームを実施。雨で作業がはかどらない日もあったが、それでも5日間ですべての窓が一新された。
「インテリアに合わせて選んだ木目の額縁のおかげもあって、部屋の印象がとても明るくなりました。まるで新築みたいに見えて気分がいいです。ご近所さんも興味深々でした」と奥様も大喜びだ。
◎暖房の熱が逃げないのを実感
Tさんの家では冬、朝起きてエアコンをつけ、室温が22℃になったら消すという習慣だったが、窓リフォームをして迎えた冬、「以前はエアコンを消すと1時間ほどで冷えて、またスイッチを入れていたのに、この冬は5時間たっても20℃を保っています」。一度消したら、再度エアコンをつけることがほとんどなくなり、スイッチを入れるのは朝と夜の2回ほど。暖房の熱が逃げない窓の断熱性の高さを実感しているという。
「古い窓は劣化が進んでいたので、すき間風もあったのですが、新しい窓にして密閉性もアップし、とても暖かい冬が過ごせました」。さらに、必ずエアコンで暖めてから就寝していた寝室では、この冬、エアコンは不使用。「外から冷気が侵入しなくなったんですね。夜になっても以前のように部屋が冷えていないんですよ」。
古い窓は外開きタイプのため、室外側の窓拭きは諦めていたというが、新しく付けたたてすべり出し窓は、室内から外側のガラスが拭けるようになった。「窓拭きをサボる理由がなくなってしまいましたが……」と笑いながら、新しい窓のさまざまな効果に大満足のTさんだ。
兵庫県神戸市│Kさん邸
開け閉めできない大きなフィックス窓が、外と中をつなぎ、人も風も通る窓に大変身。
3時間で窓を交換。
Kさん邸では、ダイニングからテラスに面した壁いっぱいの一枚ガラスの大きなフィックス窓を、樹脂枠+Low-E複層ガラスの引違い窓にリフォームした。
特殊なサイズの窓だったため、なかなかリフォームに対応してくれる先が見つからなかったのだが、幅広いサイズの窓リフォームに対応してくれる業者に出会い、この7月にリフォームを実施。工事はなんと3時間ほどで完了した。
「それぞれの家に合わせて、ミリ単位でサイズを指定できるのも、大きな利点です」とは、窓リフォームを担当したSさん。
「窓が開くようになり風通しがよくなりました。このあたりは山が近くて寒い土地なので、枠もガラスも替わって冬が暖かくなれば嬉しいですね」とお母様が語ってくれた。
神奈川県横浜市│Tさん邸
外からやってくる冬の冷たい空気を窓がシャットアウトしてくれる。
寒いお風呂は体に悪い。
築30年を超えるKさんの住まいは、浴室や洗面所、トイレは湿式工法のタイル張りだった。
「自分たちは慣れてしまっていたけれど、独立して家を出た子どもが孫を連れて帰ってくると『寒い、寒い』というもので……年齢的にも、風呂場が寒いのは体にもよくないと聞き、水まわりのリフォームを決めました」とKさん。
浴室はタイルを剥がしてシステムバスに。「窓から冷気が入ってくるので、断熱性の高い窓選びを心がけ、窓の種類や機能についても調べました」というKさんが選んだのは、アルミと樹脂の複合窓。
「システムバスにしたこともあり気密性も上がったから、暖かい風呂場になったと思います。カバー工法で少しだけ窓は小さくなったけれど、それでも暖かさには変えられない。満足しています」
東京都小平市│Kさん邸
3段階の窓リフォームを組み合わせて、暑さ、寒さ、結露の悩みを賢く一気に解消。
新しい窓で気分も晴れやか。
「わが家の窓辺に革命が起きた!」と、嬉しそうに語るのは、小平市にお住まいのKさん。もうすぐ築50年になる自宅は、冬の寒さや結露が長年の悩みだった。
「12年前に家の補修と耐震リフォームをしましたが、窓は昔のアルミサッシのままで、最近歪んできたのか開け閉めもしづらく、開かない窓もありました」と話すKさん。夏は夏で窓辺が暑く、シャッターを半分下げ、すだれ、遮光カーテンの三重で防御するも「あまり効果はなかったです」とリフォーム前を振り返る。
暑くて寒い家をなんとかしたいとリフォームについての情報収集をスタート。ショールームにも何度も足を運んだ。そしてたどり着いたのが、窓の全面リフォームだ。
場所や使い方を考えたうえで、樹脂窓またはアルミと樹脂の複合窓への全交換、内窓の設置、単板から複層へガラスのみの交換、という3段階の窓リフォームを組み合わせた。
「まだ完成して間もないけれど、明らかに暮らしが変わりました。以前は型ガラスで視界が悪かったのですが、窓を替えたらとても開放的になりました。庭木が見えるのも新鮮で四季折々の花の時期も楽しみです」と奥様。窓を新しくしてから、窓に面した椅子に座って過ごす時間が増えたという。
なにより嬉しいのが、幾重に防御しても防ぐことができなかった夏の暑さが、すっかり軽減されたこと。「樹脂窓と外に取り付けたシェードのおかげです。朝起きてシェードを下げただけで、スーッと暑さがやわらぐんですよ。この絶大な効果には驚いています」。完成後すぐに、リフォームの効果を実感しているKさんご夫妻。冬の暖かさにも期待が膨らむ。
◎夏も冬も過ごしやすく
「ここまで効果があるとは思っていなかった!」と口をそろえるご夫婦。「内窓でも効果は感じていましたが、窓交換をした部屋はさらに寒さが軽減し、以前は一日中つけっぱなしだったエアコンも、この冬は朝の短時間に使うだけで済んでいます」。また、内窓を付けてもどうしても外側の窓で起こっていた結露も、窓交換をした部屋では皆無となり、快適な家に生まれ変わった。
「窓がよくなり、家が過ごしやすくなったら、もっと素敵に使いやすくしたい!と、物干しデッキを改装したり、テーブルを買い替えたり、今もいい家づくりは続いています!」
東京都小平市Kさん邸で紹介したお家で使われた、
住みながら簡単に樹脂窓にリフォームできる『かんたんマドリモ』。
実際にどうやって取り替えが行われたのか、ひとつの窓の施工過程を追いました!
古い窓枠の上に、新しい枠を被せるカバー工法のため、窓枠は壊さずそのまま使用。従来の外窓の工事は足場が必要だったり、内壁・外壁を壊したり……と大変なイメージですが、そんな心配は無用です。
雨水浸入防止のために従来行っていたシーリング作業を省き、防水シーリングが不要な接着テープ付きの気密シートを貼り付け。この工程の進化が、時間短縮を可能に。
古い枠と新しい枠をつなぐジョイント枠を取り付け、樹脂フレームの新しい枠をはめ込みます。フレームをアルミから樹脂に替えることで、熱が1400倍伝わりにくくなります。
新しい枠を取り付けたら、古い枠と新しい枠の間に気密シートをしっかりと貼り付けます。外から侵入する雨水や冷気に対して、ジョイント枠についている水密材が1次バリアとなり、気密シートが2次バリアの効果を発揮します。
従来の単板ガラスから、Low-E複層ガラスの窓に変更。2枚のガラスの間の空気層とガラスの表面の金属膜により、熱の伝わりを軽減。より熱を通さないトリプルガラスや、防犯に優れたガラスなど、目的に合ったものを選ぶことができます。
最後に窓額縁を取り付け。Kさん邸のキッチンは壁も窓も白色なので、清潔感のある白に統一。家のインテリアに合わせて窓額縁の色も選ぶことができます。窓額縁が付いたら、窓リフォーム完了です!
約半日で窓リフォーム終了。窓サイズは少しだけ小さくなったものの、窓全体が明るい印象に。樹脂窓は、冬場は外からの冷気をブロックし、夏場は強い日差しをカットしてくれるので、キッチンで過ごす時間が快適に!