窓を考える会社は
住まいの安全・安心も考える【vol.3】

安全・安心を守る商品開発の背景

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YKK APといえば「窓を考える会社」。その根本には、人の快適な暮らしを願い「住まいの安全・安心を考える会社」でありたいという想いを秘めています。
その一方、実際には住まいにおける「落ちる」「転ぶ」「はさむ・はさまれる」などの事故が多く発生しています。
YKK APの開発本部 価値検証センターでは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下、産総研)などと連携して、住まいでの事故や傷害を予防するための検証や調査に取り組んでいます。ここでは、その活動をご紹介します。

安全・安心を守る商品開発の背景

東京消防庁管内の救急搬送データ(出典:東京消防庁「救急搬送データからみる日常生活事故の実態 平成29年」)によると、日常生活で「落ちる」「転ぶ」「はさむ・はさまれる」事故が多く発生しています。 これらは窓などの開口部周辺でも、起こる可能性も想定されるもの。では、どういった状況で事故が発生するのでしょうか。

01. 落ちる

車階段や脚立などから「落ちる」事故で、2017年には約1万6,000人以上が救急搬送されました。0〜4歳が飛び抜けて多く、約2,300人を占めます。住まいの窓やバルコニーなど高所からの転落は、生命に危険を及ぼす恐れがあります。 棚などの家具も子どもにとっては遊具のようなもの。手すり付近に子どもがよじ登れるような、棚やエアコンの室外機などを置かないなど配慮が必要です。

02. 転ぶ

日常生活における事故で最も多いのが「転ぶ」事故です。2017年では約7万7,000人と、救急搬送全体の約69%を占めました。特に65歳以上の高齢者に多くなっています。 住まいの玄関や廊下、階段、居室など場所を選ばず発生していますが、階段での事故が多い傾向があります。要所に手すりを設置し、使用する習慣をつけることなどが予防につながります。

03. はさむ・はさまれる

手足の指を「はさむ・はさまれる」事故は0〜4歳に多く、玄関ドアや室内ドア、窓の障子の開け閉めの際に発生しています。ドアの場合、開く側のみでなく、丁番のある吊元で指を挟むことも。 親や兄弟がドアや窓を開け閉めするときに、不注意で巻き込んでしまうケースも少なくありません。

出典:東京消防庁「救急搬送データからみる日常生活事故の実態 平成29年」

安全・安心に配慮した商品

YKK APでは、上記のような事故の発生を軽減する、住まいの安全・安心に配慮した商品を数多く開発してきました。そのラインナップをご紹介します。

※一部リフォームでも取り付け可能です。

01. 転落・転倒防止に配慮

開口制限ストッパー

開口幅7cmの状態で固定できるストッパー。安全に配慮しながら通風・換気ができます。 既存の窓に簡単に取り付け可能。

※オプションです

脱着ノブクレセント

取り外しできるノブクレセント。施錠・解錠するときのみ使用し普段は外しておけば、 子どもが自由に窓を開けられず、転落を防止できます。 

※オプションです

木質インテリア建材 ラフォレスタ 手すり

インテリア空間をトータルコーディネートしやすい木質素材の手すり。 玄関や階段、廊下、トイレなどに自由に取り付けられ、 歩行のほか暮らしの中のちょっとした動作がぐんと楽になります。

室内側補助手すり

扉の室内側に手すりを設置することで、手すりに重心をかけながら歩行が可能となり、 体が安定し出入りの安全性が向上します。 さらに“靴の脱ぎ・履き”や“立ち・座り”の動作の補助となり、転倒防止につながります。

※ビル用スチール商品
※「R's SDX」、「EXIMA80St」のみ対応できます
※オプションです

02. 車いす配慮

APW 431 大開口スライディング

軽い力で開けられゆっくり閉まるスライディング窓。開閉に必要な力はこれまでの10分の1。 車いすユーザーも安全・快適に開けられ、出入りできます。

玄関引戸 れん樹 大開口引戸

袖パネルに2枚連動障子を引き込むことで、引違い戸よりも広い開口幅を確保。 「車いす配慮仕様」では、車いすユーザーが届く位置にバーハンドルや錠を配置しました。

03. 指はさみ配慮

指はさみ防止用ストッパー

サッシ枠に取り付け、指はさみを防止する部品です。窓を開くと自動的にストッパーが出てきて、閉めるときに障子に当たって隙間をつくります。

※オプションです

木質インテリア建材 ラフォレスタ
室内引戸 ダブルクローズ機構

閉めるときも開けるときも「ソフトクローズ機構」が働き、扉をゆっくり確実に引き込み、指はさみの防止に配慮しています。

もっと知りたい方は

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