※商品を調整する際は、電動ドライバーを使用しないでください。商品の不具合や破損の原因となります。
ご自身で調整しても不具合が改善されない場合は、まずお取り扱いの建築業者、工務店、販売店、または、当社お客様相談室に修理を依頼してください。
引戸がスムーズに開閉しない。閉めてもスキマができる。それは、引戸が傾いているためかもしれません。
POINT
原因は扉のズレや傾き
開閉の不具合やすき間ができるのは、扉の取付け位置がずれていたり傾いていると考えられます。
引戸や間仕切(スライディングタイプ)には、大きく分けて「上吊りタイプ」と「ラウンドレールタイプ」があり、調整箇所・方法が異なります。
タテ枠と引戸にすき間ができる
引戸を閉まりやすくする部品「上レールキャッチ」に問題がある可能性があります。上レールキャッチの位置を調整してください。
また、閉めた引戸が開いてしまったり、閉めにくくなった場合は、上レールキャッチの開閉力を調整してください。
※ソフトクローズ機構付きの場合、上レールキャッチはありません。
袖壁と引戸にすき間ができる
中方立に沿ってついた繊維状の部品「モヘア」の長さを調整することで、適度にすき間をふさぐことができます。
※間仕切にはモヘアがありません。
上や下にすき間ができる
引戸が傾いていると考えられます。吊車や戸車を上下に調整して高さを揃えてください。
引戸同士がぶつかる
引戸同士が近すぎると考えられます。吊車や戸車を前後に調整して引戸同士を引き離してください。
※スクリーンパーティションは戸車の前後の調整はできません。
上レールキャッチの左右調整方法
1. 引戸を開け、ネジをゆるめる
プラスドライバーを反時計回りにまわしてネジ(2か所)をゆるめます。
2. 左右位置を調整する
タテ枠と引戸にすき間ができないように上レールキャッチの左右位置を調整します。
3. ネジをしめる
プラスドライバーを時計回りにまわしてネジ(2か所)をしめます。
上レールキャッチの開閉力調整方法
1. 引戸を開け、中央のネジをゆるめる
プラスドライバーを反時計回りにまわしてネジをゆるめます。
2. 開閉力を調整する
プラスドライバーでネジを直接移動させて開閉力を調整します。
- 戸先側に動かすと強まります。
- 戸尻側に動かすと弱まります。
3. ネジをしめる
プラスドライバーを時計回りにまわしてネジをしめます。
中方立モヘアの調整方法(室内引戸のみ)
モヘアの長さを調整する
中方立にある調整ネジをまわして引戸とモヘアのすき間が1~2mmになるよう調整します。
※調整ネジの●印がモヘア側にある時が最も出ている状態です。
吊車の上下調整方法(上吊りタイプ)
商品によって部品の形状や方法が異なります。
吊車の前後調整方法(上吊りタイプ)
戸車の上下調整方法(ラウンドレールタイプ)
戸車の前後調整方法(ラフォレスタ ラウンドレールタイプ)
※「スクリーンパーティション」「ファミット」は戸車の前後の調整はできません。
引戸を開け、引戸の前後位置を調整する
プラスドライバーで戸車調整ネジをまわして引戸の前後位置を調整します。
- 時計回りで側面から見て右へ移動します。
- 反時計回りで側面から見て左へ移動します。
※ 調整範囲は±1.5mmです。
マグネットガイドピンのお手入れ方法(上吊りタイプ)
1. マグネットガイドピンを引き上げる
マイナスドライバーをミゾに差し込み、マグネットガイドピンを引き上げます。
2. 柔らかい布で拭く
マグネットガイドピンを引き上げながら、やわらかい布で拭きます。
3. マグネットガイドピンを下げる
清掃後、マグネットガイドピンを下げて収納します。
※一部除き2024年3月時点で販売している商品の情報のみ掲載しています。
※このページの情報は2024年3月時点での「使い方&お手入れガイドブック」(住宅用)の掲載内容に基づいています。最新の情報は各「使い方&お手入れガイドブック」の最新版をご確認くださいますようお願いいたします。
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