自然の力を上手に使うこと。それが、小エネ(ローエネ)な暮らしのポイントです。
光を取り入れたり遮って、明るさをコントロール
季節や時間によって太陽の向きや高さは異なります。
窓の配置を工夫したり、日よけなどを効果的に使って、一日のリズムをつくる快適な光環境を実現。
光を取り込む窓の工夫
窓の高さで光を演出
高い位置の窓は部屋の表情を明るくし、低い位置の窓は部屋に落ち着きを与えます。
![写真)高い位置の窓](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_light_ph_01.jpg)
![写真)低い位置の窓](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_light_ph_02.jpg)
北面の窓を活かす
天窓などを使うことで、北側の柔らかな光を活かすことができます。
![写真)天窓](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_light_ph_03.jpg)
光の通り道をつくる
光を通す間仕切で、窓から取り入れた光を住まいの奥まで導き入れることができます。
![写真)光を通す間仕切](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_light_ph_04.jpg)
光を遮る窓の工夫
![ひさしとすだれのW効果で日差しを上手にカット 外付けシェードで強い日差しからしっかりガード オーニングで日陰をつくりながらおしゃれに演出](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_light_ill_01.jpg)
自然の風を自在にあやつり、心地よさをアップ
地よい季節には外気を取り入れて風を感じる生活を。夏の室内にこもった熱は効果的に外に出す。
風の入口と出口をつくり、風の通り道をつくることが大切なポイント。
風を取り込む窓の工夫
風の入口には風を受けやすい窓を
地域・場所によって異なる風向きをうまくとらえて、風の入口と出口を設けましょう。
![図)風向きの正面に入口がない](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_wind_ill_01.gif)
![図)入口はあるが出口がない](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_wind_ill_02.gif)
![図)風向きの正面に入口がある](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_wind_ill_03.gif)
![図)すべり出し窓で側面から風をとらえる](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_wind_ill_04.gif)
高い場所に風の出口を
建物内の気流は、低い位置から高い位置へと移動します。高い場所に風の出口を設けることで、自然な風の流れが生まれます。
風の入口に植物を
木陰などを利用して、地表温度を下げ、湿度の低い風を取り込む工夫をしてみましょう。
![図)高い場所に風の出口を。風の入口に植物を。](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_wind_ill_05.gif)
熱の出入りをしっかり抑え、心地よい室内をキープ
夏には日射熱の侵入を防ぎ、冬には冷たい外気から住まいを守り、室内の温もりを逃がさない。
高断熱な窓で、一年を通して心地よい室温を保つ工夫を。
断熱性を高める窓の工夫
窓
一般的な窓の多くはアルミでできていますが、より高い断熱性を実現するために、アルミよりも熱を伝えにくい「樹脂」を使った窓があります。
![写真)アルミ窓【左】断熱性能低 アルミと樹脂の複合窓【中】断熱性能中 樹脂窓【右】断熱性能高](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_heat_rsp_ph_01.jpg)
ガラス
2枚のガラスの間の空気層で断熱する複層ガラスや、金属膜のコーティングでさらに熱を伝わりにくくしたLow-E複層ガラス(断熱タイプ)が選べます。
![写真)単板ガラス【左】断熱性能低 複層ガラス【中】断熱性能中 Low-E複層ガラス【右】断熱性能高](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_heat_rsp_ph_02.jpg)
窓の表面温度比較(サーモグラフィー)
![写真)単板ガラス【左】温度が低い Low-E複層ガラス(断熱タイプ)【右】 温度が高い](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_heat_rsp_ph_03.jpg)
日射熱を遮る窓の工夫
金属膜のコーティングで外からの熱を伝わりにくくしたLow-E複層ガラス(遮熱タイプ)が選べます。東西面の窓におすすめです。
![図)単板ガラス 日射熱の88%が侵入](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_heat_ill_01.gif)
![図)Low-E複層ガラス(遮熱タイプ) 日射熱の41%が侵入](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_heat_ill_02.gif)
窓の表面温度比較(サーモグラフィー)
![写真)単板ガラス【左】温度が高い Low-E複層ガラス(断熱タイプ)【右】 温度が低い](/info/lowenergy/elements/shared/images/elements_heat_rsp_ph_04.jpg)