マドコト YKK AP × ソトコト コラボレーションコンテンツ


制作協力 : ソトコト

家族が健康で快適に過ごすうえで、知っておくべき大切な要素は…

燃費も踏まえた、お部屋の温度や湿度、換気の方法を知ることなんです!

地域や家族構成、職種などによって違いはあるが、家で過ごす時間が圧倒的に増えた2020年。住まいが家族団らんの場だけではなく、仕事や学習の場にもなったことで、住まいに求められる要素が変わりつつある。これまではオフィスや学校で過ごしていた時間を家で過ごしてみると、仕事(学習)とプライベート時間の切り替えに戸惑いを感じ、室内空間を見直したり、外出控えにより子どもが外で遊ぶ機会が減ったことから、庭やバルコニーの活用方法を見直したりする人も増えている。また、それまで気づかなかった暑さや寒さを感じたり、「わが家って思っていたよりもジメジメしている?」とか「空気が淀んでいる気がする」など日中の住環境に不満も出てくる。加えて、光熱費の増加に驚かされもした。

長く居る住まいの快適さを左右する要素に、温度と湿度、適切な換気が挙げられる。これらは人が健やかに生活するためにとても大切なことで、疎かにすると健康被害につながることも。これからの時代を健康で快適に過ごすために重要な、「温度」「湿度」「換気」について知識を広めていきたい。

●環境変化に伴う住まいへのニーズ変化

●おうち時間が増えた影響

(出典:高性能住宅訴求雑誌「だん」2020年7月号)

意外と知らない!?
自宅の温度・湿度を知っていますか?

暑い・寒いは健康の大敵。

四季のある日本。季節の移ろいを感じながら心豊かに暮らせる半面、暑さや寒さによって快適とは程遠い日々を過ごすことも少なくない。そして暑さ・寒さが厳しすぎるのは不快であるばかりか、健康を阻害するおそれさえあることを知っているだろうか。

たとえば夏の室内が暑すぎると熱中症のリスクがある。データによれば、死亡につながるような重度の熱中症の約4割は室内で起こっている(図1)。いっぽう冬の厳しい寒さは、血圧の上昇による高血圧性疾患のリスクが増えるなど、体に悪影響を与えることがわかっている(図2)。季節ごとに気温が変化するのは当たり前のことながら、家づくりやリフォームによる工夫で大きな室温変化をなくしていくことは可能。これを機に住環境を見直してみては?

●温度が高すぎると…

猛暑の時期、最も警戒すべきは熱中症。約4割は住宅内で発生、仕事場や公衆(屋内)なども含めると約7割が屋内で発生しており、室内だからといって安心はできない。さらに熱中症死亡者の8割は65歳以上。高齢者ほど、住環境の見直しが大切だ。

(出典:総務省消防庁 熱中症情報(2018年))

(出典:厚生労働省 年齢別にみた熱中症による死亡数の年次推移(2018年) )

●温度が低すぎると…

寒さによる健康リスクは驚くほど多い。血圧上昇により動脈硬化が進めば、脳卒中などを招くおそれがある。また、血液がドロドロになることによって心筋梗塞などがおこりやすくなり、さらに肺機能が弱体化することで、肺感染症のリスクが増大するとされ、寒さは健康の大敵といえる。

(出典:英国保健省イングランド公衆衛生庁 イングランド防寒計画2015.10)

きちんと把握したい、家の湿度。

おうち時間を快適に過ごすためには、温度だけでなく湿度も大切。冬の心配事のひとつであるインフルエンザウイルスは、湿度が低いほど寿命が延びることがわかってる。研究によれば、温度20.5〜24℃での6時間後のウイルス生存率は、湿度20〜22%で66%、湿度を50〜51%に上げると、4.2%にまで下がることがわかっている(※)。しかし、ウイルス対策のため加湿をすることで窓周りなどに結露が起こり、カビの発生などの別の問題も起こり得る。

温湿度の変化を可視化するためには、住まいの温度・湿度を測るのがおすすめ。数値として把握しながら、冷暖房や加湿・除湿を適切に行い、必要に応じたリフォームを進めることで、住まいの快適をつくり出すことができる。

※1961年、G.J.ハーパー氏の研究データより

●湿度が高すぎると…

湿度が高くジメジメした環境は、体がだるく不快なばかりか、カビやダニの温床となることも。カビは温度25〜30℃、湿度70%で旺盛に繁殖する。

●湿度が低すぎると…

湿度が低すぎると喉や鼻の粘膜が乾燥して風邪をひきやすくなるうえ、ウイルスの動きも活発化する。湿度は高すぎても低すぎてもよくない。

結露の仕組み

結露とは、空気中の水蒸気が水に戻って現れる状態のこと。温度が高い空気ほど水蒸気を多く含むことができるため、その空気が冷やされると抱えきれなくなった水蒸気が水になる。冬の窓辺の結露は、室内の温かい空気が冷たいサッシに触れることで起こる。サッシが冷たくなければ結露は起こらなくなる。

換気と健康リスクの関係を知ろう。

換気できていますか?

最近、ウイルス感染対策のひとつとして「換気」が注目されている。密閉された部屋で換気をせずにいると、空気はどんどんと汚れ、次第に倦怠感を感じたり、体調を崩したりする。けれど、換気をすることで、部屋にこもった汚れた空気を入れ替え、イヤな生活臭や湿気を取り除くことができる。温度・湿度だけでなく、換気も室内を快適にするためには欠かせない要素のひとつといえる。

ただし真夏や真冬に長時間、窓を開けて換気をするのは、あまり現実的とはいえない。また、汚れた空気は目に見えないため窓開けや換気扇の使用で、きちんと換気ができているのかどうかを知ることは意外と難しいもの。効率のよい正しい換気の方法を知り、空気のきれいな健康的な環境づくりを目指したい。

●換気しすぎると…

窓開け換気では外気を取込むために、冬なら部屋が寒く、夏なら暑くなってしまい冷暖房が無駄になる。また季節や立地によっては花粉や排気ガス、汚れた空気が入ってしまう。建築基準法で義務化されている24時間換気システムによる換気でも、種類によっては、窓開けほどではないものの空調効率は落ちるし、汚れた外気も入ってくる。

●換気しないと…

家の換気をしないと起こる一番の問題は、人や開放型暖房器具などが酸素を消費することで、酸素濃度が低くなること。換気不足が度を越すと中毒になるおそれもある。また部屋にこもった湿気や臭い、ほこりやペットの毛などは換気をしないとずっと家の中にとどまり、カビの発生やアレルギーの要因にもなる。

窓の違いでこんなにも快適さは変わります!

室温22℃、外気温0℃という条件の下で、6畳の部屋に2カ所の窓、エアコン(1000W出力)を1台設置したモデルハウスを用意。樹脂窓(APW)、複合窓、アルミ窓(フレミング J)の3種の窓にはめ替えて、10分の窓開け換気をした際に室温が回復する時間をシュミレーションした。(使用ソフト:FlowDesigner)

● 20分後の室内温度分布

換気後、窓を閉めて20分経過したときの室温を比較すると、高さ1.2m付近では各条件で最大2℃程度の差になるが、足元付近の高さ10cmでは6℃近くの差が。特に足元の温熱環境の改善効果が大きいことがわかる。

※19.6℃付近で止まる

樹脂窓なら湿度をキープし、お肌も快適。

樹脂窓の部屋とアルミ窓の部屋の、部屋と肌の水分量を比較する実験を行った。アルミ窓の部屋は結露により水分量が低下。その結果湿度が下がり、肌や身体の乾燥にも影響が。

樹脂窓の部屋では、部屋の水分量も肌の水分量も維持されるという結果に。樹脂窓と肌の状態は、実は関係があることが実験でわかってきた。

※YKK AP社内試験

※YKK AP調べ

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